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こんにちは。

法事などで耳にするお経には、独特のリズムがあったり、特有のメロディーがあるように思います。
お経は音楽的にはどんな特徴を持っているのでしょうか?

ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>お経は音楽的にはどんな特徴を持っているのでしょうか?



宗派によっては音楽のように聞こえるお経がありますが、実はあれは由緒正しい立派な宗教音楽なのです。。
メロディーのついたお経は、「声明」(しょうみょう)と言います。
辞書によると
しょうみょう しやうみやう 0 【声明】
日本で、法会(ほうえ)の際、僧によって唱えられる声楽。サンスクリット語音写や漢文のほか、和讃など日本語のものもある。平安時代に発達し、以後各宗派で作られ、音楽や語りに大きな影響を与えた。梵唄(ぼんばい)。

となっています。なにやらわかりにくいですが、声明は日本の伝統的な仏教聖歌(ぶっきょうせいか)です。「長谷寺」のHPによりますと、
 声明は、仏教とともにインドから中国へ伝えられ、中国で新たに作られたものも加わり、日本へと伝えられました。もともと声明とは古代インドの学問のひとつで、シャブダ・ビドヤーといわれ、言葉の学問、つまりサンスクリット語=梵語(ぼんご)の文法学を意味していました。日本では平安時代、密教僧(みっきょうそう)が真言(しんごん)や陀羅尼(だらに)の学習のためにこの梵語の文法学である悉曇(しったん)を学びました。
 752年、東大寺大仏開眼供養の際、声明が唱えられたことが記録にあります。その後、9世紀の初めに弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)により真言声明(しんごんしょうみょう)が、また、中頃には円仁(えんにん)により天台声明(てんだいしょうみょう)がそれぞれ中国から伝えられます。
 ここでは、真言宗豊山派の総本山、長谷寺に伝わる声明「四智梵語」(しちぼんご)を紹介します。その内容は、金剛界(こんごうかい)の大日如来(だいにちにょらい)を讃歎(さんだん)するものです。四智(しち)とは、 (あしゅくにょらい)・宝生如来(ほうしょうにょらい)・無量寿如来(むりょうじゅにょらい)・不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)の智慧(ちえ)を表しており、それは金剛界の曼荼羅(まんだら)全体を意味するものでもあります。
 また、「四智梵語」は、多くの法要(ほうよう)で唱えられるため、真言宗の僧侶としても、唱える機会が最も多い声明曲です。ご葬儀やご法事の際にも唱えられることが多いので、皆さんも聞かれたことがあるかもしれません。
 なお、総本山長谷寺に伝わる声明は、歴史的には高野山などに伝わっている声明の一つであると考えられます。ですから、使用する楽譜の基本的な部分は双方とも同じです。ところが、それぞれがそれぞれの場所で何百年にもわたって伝承(でんしょう)していくうちに、実際の旋律や様式は少しずつ変化していきました。現在では、長谷寺と高野山の声明は、同じ曲とは思えないほど大きく異なっています。
http://www.buzan.or.jp/shingon/01.html

音楽学的に説明しますと、声明は、三種・五音(ごいん)・七声(しちせい)および12律から組織されています。
五音・・・宮(きゅう)・商(しょう)・角(かく)・徴(ち)・羽(う)の5音階からなっています。これらは洋楽のド・レ・ミと同性格のものです。
七声・・・五音に上下半音の嬰(えい)と変(へん)との2音を加えたもの。

三種・・・呂(りよ)律(りつ)中(ちゅう)の三曲です。五音に変宮・変微を加えたものが呂曲、五音のみであるのが律曲、嬰商・嬰羽を加えたものが中曲であります。

12律とは、1オクターブの間を約半音で差をつけてできた12音位で、一越(いちこつ)断金(たんぎん)平調(ひょうじょう)などと名付けられたもので、五音を配することによって調子名にもなります。
声明はその五音がそれぞれの特質を持っており、また雅楽の呂律2曲のほかに中曲を加えた三種に巧みに配したり、あるいは塩梅音(えんばいおん)を加えて曲を彩るなどして特異性をよく出しており、平曲(平家琵琶)・浄瑠璃・義太夫・長唄・音頭などを生み出したりして、日本音楽の源流ともいわれています。
http://www.komyoin.com/shoumyou.htm

以下は、有名な「三井寺」のHPより
「声明」とは現在では仏教儀式に用いられる美しい調べを持つ宗教讃歌、とくに声楽曲のことをいいますが、本来はインドのサンスクリット語を語源に持つ漢訳語です。

仏教伝来と共に中国、朝鮮を経て伝わり、奈良朝に入ると遣唐使の派遣に伴い唐代の仏教が直接に伝えられることにより仏教儀式もしだいに整い、法会に際して盛んに奉修されるようになったものと考えられています。

三井寺の声明は、天台声明の中でも寺流(寺門流)と呼ばれています。古来より、寺門流の声明には優れた特色のあることを強調して伝承したようで、それを端的にあらわすことばとして「叡山のねむり節、三井の怒り節」といい伝えています。この寺流の「怒り節」は、いわゆる「アタリ」の部分に特色があるといわれ、「波濤が巖にあたり砕け、その波は再び勢を得て大海にひく如く」と教えられています。


http://www.shiga-miidera.or.jp/doctrine/shomyo/i …
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声明を詳しく説明されていますね。


今は、お寺での法要だけでなく、色々なジャンルとのコンサートも盛んです。私の行く知っている真言宗豊山派の寺院に住職もメンバーです。
もうチケットは即日完売という事でしたが、太鼓集団 鼓童とのコラボも予定されてます。楽しみです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

コンサートですか。
お経のCDも発売されたりしてるんですね。

お礼日時:2009/12/26 12:28

こんにちは。



楽譜で表した場合、拍の表にアクセントが来ますね。ジャズのシンバルレガートに通じるスイング感があると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

拍の表にアクセント、ですか・・・

お礼日時:2009/12/13 12:53

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