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特攻というのは、他からみると実に笑止千万だったのではないでしょうか?なぜなら、

「なぜそんなにしてまで戦果を挙げたいの?」
「なぜ、国の構成要素である人名を消耗品と割り切って使うの?バカ?」
「なんで、イタリアみたいにさっさと降伏しないの?」

というような、日本の戦い方に関して嘲笑的な評価が結構妥当でないでしょうか?

質問の本題ですが、特攻は、少ないパイロットの技量でも確実に戦果を挙げるためと言う狙いだと思うのですが、いまさら戦果を挙げて何になるのか?という感覚があります。すでに負けは決していて、いつ結末に持っていくかという段階で、なぜ「人命を消耗品として割り切ってでも少しでも戦果を上げるのだ!」というような、一種クソ真面目の2乗のような考え方を採用するのでしょう?

それほど、日本と言う国民性は、「命よりも国家の方が大事なのである」というような、人間蔑視ともいえるような極論を推し進める傾向があるきがします。言い方を変えると、人の価値が薄い国家である。

なぜ、こういうことになったのでしょうか?

A 回答 (22件中1~10件)

> なぜ、こういうことになったのでしょうか?


明治以降、国益につながると考えられる優秀な人材を「教育・養成」するという考え方が定着しましたが、そこに大きな要因があるのではないでしょうか。
幕末以前の、国を動かす人物の器の大きさというものと違って、仕込みやすい素質の子供が仕込まれたゆえの優等生がすくすくと出来上がるようになったわけです。
すると、何事かについて、最大効果を期待するとか、結果を出すという使命に対して、
視野が偏った中で妙に精緻な計算をする、といったような頭脳の人間や、
背水の陣や逆境に追いつめられると任務遂行力は維持できるけれど、判断力は低下する、といったような凡庸な脳(の体力)の人間が、
決定機関の重要なポストに着くという事態が生じたのではないでしょうか。
もちろん、軍部にはいろいろな人材がいたと思いますが、
頭脳養成型の人材でないかわりに、血筋やコネであった場合の優秀な人材の器を長所として生かす環境も、近代化・合理化の波で失われていったように思います。
そういうわけで、機敏で速くて敵機に必ずダメージを与えるものは何?の解を、軽量の特攻戦闘機と出すような思考回路や、
戦況のすみやかな情報収集力の不足は重大案件か?の解を、凍結先送りするような思考回路や、
不利な戦況を打開するためには何が得策か?の解を、一ポイントでも多くの敵へのダメージと出すような思考回路、
などなどがアマルガム合金のように溶け合って、誰もが歯車と化してしまい、「これしかない一番よいこと」を粛々とするしかなくなるのではないかと思います。
たぶん、最後の最後に「これしかない一番よいこと」は何かを悩んだのは天皇なのでしょうね。
ただ、こういうご質問で、あまり笑止千万とかクソ真面目の2乗などと言って、俯瞰して他人事のような痛みにしてしまって、特攻について考えるという姿勢は、犠牲者や遺族への思いやりに欠けると思います。自分の胸が痛いというところから文章を練っていただきたいと思います。
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先の投稿で誤解があるといけないので。


 「これしかない一番よいこと」を粛々とするしかなくなるのではないか 
は、
 「これしかない一番よいことと思っていること」を粛々とするしかなくなるのではないか
です。
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>あくまで指令によったものです。



そうですか。特攻に言った方々は本人たちの自由意志ではなかったとお考えなのですか。そして、貴方の親や祖父たちは自分の自由意志で物事を判断できない方たちだったと貴方は理解しているのですか。その方たちは、ガンジーやキング牧師のような崇高な使命感など持ってたわけではなく、ただ指示されたから死んで行ったのだ、それとこれを一緒にしないでくれとでも言うのでしょうか。亡くなって行った方が、真面目に国や家族の将来を考えて、止む終えず行動したとしたら、貴方の言明はその方たちの死に大変な屈辱を与えていることになると思いますが、それでもその方たちは、自分の意思に反してまでも、指事に唯々諾々として従って、死に赴く人達だったと、貴方は主張するのでしょうか。自分の死と交換することが、そんなにも簡単なことだったとでも言うのでしょうか。あるいは、自由意志とは、時代々々や、有名人と名もない人の間でそんなにも違うものなのでしょうか。あるいはまた、自分の親や祖父達は簡単に洗脳されてしまうが、俺は違う、そして、俺たちの時代の若者はそんな劣った連中とは違うのだとお考えなのでしょうか。それはそれとして、貴方の見識と理解させて頂きます。合掌
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この回答へのお礼

>自分の意思に反してまでも、指事に唯々諾々として従って、死に赴く人達だったと、貴方は主張するのでしょうか。

そうですよ。それ以外に何の解釈がありますか。
あなたも戦場に行けばわかるでしょう。

お礼日時:2010/01/01 11:25

>生還を期待しないというのは、生還するという選択肢もある以上、狂気が漂っていると言うことは否めない。



ガンジーはインドの独立を達成するために命を賭して、暗殺されました。マーチン・ルーサー・キング牧師は黒人の人権を手に入れるために命を賭して、暗殺されました。大塩平八郎は大阪市民の貧困を救うために命を賭して、処刑されました。ジョルダーノ・ブルーノは地動説を唱えて火刑に処されました。彼らは、それをしないで殺されずに暮らすという選択肢が在ったのに、敢えてその安全な選択肢を選ばない狂気を持っていたようです。残念ながら、質問さんはその狂気を選択する真面目さに欠けておられるようですね。
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この回答へのお礼

それは、本人たちの自由意志です。
もちろん特攻はその傾向がありますが、あくまで指令によったものです。ここに「死を強制する」という生命に対する冒涜があると言わざるをえない。
それに、特攻によって得られる結果は、例に挙げられているような大きな効果を持ちえません。

お礼日時:2010/01/01 09:22

特攻=愚策と考えるのは早計。


鎌倉時代に北条氏に滅ぼされた御家人や北条一門の最期。
また、楠木正成や真田幸村等の最期を思い浮かべてもらいたい。
「玉砕」と言って差し支えない。
古来よりの討死(戦死)と自決は武士の「美学」という価値観の延長上に、
先の大戦における「特攻」や「玉砕」があるということを考えれば、
軍首脳の意図は別にして、心情的には十二分に理解できる。
あと、「特攻」=「人間蔑視」、「犬死」という意見は、
GHQのプロパガンダにその源があることも忘れてはならないと思う。
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この回答へのお礼

考える方向性によるでしょう。あくまでも、生還を期待しないというのは、生還するという選択肢もある以上、狂気が漂っていると言うことは否めない。

お礼日時:2009/12/31 08:18

質問の内容にそれますが、ほんとに馬鹿だと思う出来事がありますので紹介します。


二次世界大戦で、どこの戦いか忘れましたが、そこでの出来事です。その戦いの指揮を任された指揮官は、時間がたつにつれて戦力に差が出始めると、銃剣で特攻、との無謀な命令を下し多くの兵士を無駄死にさせました。その指揮官は、戦後生き残り政治家を勤め裕福な生活を送ったといいます。
こんなこと江戸時代でなら切腹ものでしょうね。
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この回答へのお礼

そうですね。ただ命を消耗させるのが美徳だと考える、しかも自分は安全なところにいると言うのは、モラルに反していると考えられます。戦時とはいえ、人間の基本をおろそかにしてはいかんのでしょうね。

お礼日時:2009/12/31 08:20

つい二、三日前にアメリカのラジオ放送で、社会主義崩壊後のルーマニアのその後のドキュメントをやっておりました。

そこで、あるルーマニア人が、今のルーマニアの自由主義体制の中での弱肉強食は何なのだ、あの時ルーマニアの人々の自由を手に入れるために命を捧げて戦った人達の死は何だったのだ、と不満を述べている方がいました。日本ばかりではなく、ルーマニアにも、貴方のような不真面目な方ばかりではなくて、真面目な方がいるようですね。
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漫談です。



特攻、英語ではカミカゼの方がとおりがいいですが、戦後米軍がアンケートをとったら、自国があのときの日本のように追い詰められたら、やると思う、と回答したパイロットが4割こえたそうです。

笑止千万ではないとおもいます。

イタリアも、さっさと降伏、いちぬけた、みたいに誤解されていますが、北部を拠点にした師団と海兵隊はドイツ式に訓練しなおし装備も整え、イタリア北部(工業地帯)をドイツ軍と守り抜きました。
イタリアには今でも、北部は南部を見すてて独立するべきだと主張する、北部同盟という政党があり、強力な政治活動をしています。

沖縄戦では陸軍と特攻でアメリカ軍が戦意を失うだけの打撃をあたえることが目的でした。事実、沖縄での結果で米軍は本土上陸作戦に慎重になります。戦費の調達、人員の損耗を考えたわけです。そうさせたことに、特攻は意義がありました。防ぐための手だてにコストがかかり、しかも確実ではないからです。
アメリカがためらった隙に、ソ連が南下準備を始めます。一歩まちがえればドイツにつづいて、朝鮮どころか日本本土まで共産化しかねません。
アメリカとしては、ナチスを倒したのにそれ以上つきあいが難しいソ連が、太平洋の拠点たる日本列島にでてくるのはたまりません。

そこで、連合国はポツダム宣言をだします。ソ連は火事場泥棒を働きましたが、日本は一応天皇制を維持した、議会制民主主義国家として、連合国に降伏できました。
特攻はそれのみではなく、アメリカと停戦する、戦争をやめるチャンスを作った、要因のひとつだったのです。

また、天皇陛下、当時軽井沢に疎開していた皇太子は、武官に「それでは日本再建の人材はどうするのか?」とご下問されました。皇族がこのような考えを抱いたことは、当時の日本にとって重大なことです。事実、終戦内閣である鈴木貫太郎内閣組閣を、昭和天皇と皇族が強力にバックアップしました。昭和天皇が立憲君主国の天皇として政治に介入した、唯一の例です。特攻は皇室の総意が「今度こそやめる」に至ったスイッチをおした要因でもありましょう。

また、特攻は邪道とし、通常攻撃で何回も攻撃する部隊も少なからずあったのです(芙蓉部隊など)。

笑止千万とかでかたづけられるほど、ものごとは簡単ではありません。
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この回答へのお礼

上層部には、部下の命を守るという使命はないのでしょうか。あるはずです。しかも、戦果を上げる必要がないという状況において、そういう選択肢は取れません。
イタリアの北部情勢は知りませんでした。南北戦争ですね。
停戦は昭和18年に行っているべきでしょう。また天皇制が残ったことは日本のためになりませんでした。

お礼日時:2009/12/31 08:26

 戦争に負けてしまったことは、政府や軍部に責任があります。


しかし、戦時中の社会など、どこの国も同じようなものです。
違うのは、戦勝国、または敗戦国であっても、多くの国々は自国の
軍人や当時を必死に生き、選択した祖先を批判などしないということ
です。

 なぜ、ことさら現代の日本人は自国を批判ばかりするのか?
日本国民を死に追いやったのは、日本じゃないですよ。アメリカ
じゃないですか。そして、日本が戦ったのは、アジアを植民地にして
いたイギリスやオランダやフランスの軍隊です。アジアの人々では、
ありません。NO13さんが言っているように、戦後60年たっても
このように、アメリカへの忠誠と自国への侮蔑の意識が消えないのは、
アメリカの占領政策の勝利です。

 この洗脳を忠実に守っている、現代日本人のほうが、ずっとバカ
真面目です。
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この回答へのお礼

大局的にはおっしゃるとおりの展開でしたが、結局は西欧の横暴と言うことが大航海以来続いた最後の歴史だと言うことなのです。しかし、「特攻」を行うと言うことはまた次元が違う。これは、生命を無駄にするだけ、この自国民への侮蔑は恥ずべき歴史以外の何者でもない。

お礼日時:2009/12/31 08:29

戦争を始めるのは容易いが終わらせるのは難しいと言われているように、終わらせるのは非常に困難なことです。

もし勝ち戦をしているほうが戦争を止めようと相手側に提案すれば交渉は進むが、第三者がその提案をしないかぎり勝ち戦をしている国がその提案をすることはない。日米戦争のときは、アメリカが第三国を自分の陣営に巻き込み連合国として、終戦時には多くの国が日本の敵国になっていた。その後アメリカは日本を占領して占領統治を約7年間行い、日本国民の精神を根本から破壊する教育を行い、その教育方針に忠実に実行して、道徳教育も独立精神も無くした国民になったのが現在の状態です。日本人は何時の時代から怒りを忘れたのでしょうか、終戦後アメリカの教育によりあの広島長崎の原爆による虐殺の残虐さを日本国民への報道を禁止されたため日本人はその残虐さを知らないできている。いかに戦時中といえども直接戦闘行為に参加していない一般住民を殺戮することは国際条約で禁止されていたはずです。戦後ソ連とゆう新たな敵が現れたため日米同盟を結ばざるをえなかったとはいえ、アメリカからあの原爆投下は間違っていたとの反省も謝罪もないまま今に至っている。戦後の教育で教えていないようだが日本は戦争とは軍人同士が行うもので非戦闘員は攻撃対象としないのが戦争だとしていたがアメリカとの戦争が相手国民を殺害とするものと戦争の様相が変化したことを認識すべきである。この日米戦争以後戦争終結が難しくなった原因の一つに、先勝国が敗戦国の戦時中の指導者を裁判にかけて処刑するとゆう東京裁判を行い、アメリカは正義の戦争を戦って勝ったのだと世界に宣伝した。いまだにアメリカは正義の戦争があるとの認識で戦争しているようだが戦争に正義も不正義も無いことは当たり前でしょう。戦争は外交交渉が話し合いがいきずまったとき
の最後の解決策である。質問者への回答は貴方のような価値観の日本人を大量に生まれたアメリカの勝利と
見るべきでしょう。

















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