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過マンガン酸カリウムKMnO4の硫酸酸性水溶液と過酸化水素H2O2の水溶液の酸化還元反応式を導く問題で 
MnO4(-)+8H(+)+5e(-)→Mn(2+)+4H2O
と 
H2O2→2H(+)+O2+2e(-)
の 
半反応式を掛け足しして電子e(-) を消そうとするのは何故?



最後に反応に関係なかったK(+)とSO4(2-)はどのように、どこに、どうやって加えるの?

A 回答 (2件)

この反応が終わった後, 溶液全体でみると電子は「余る」こともなければ「足りなくなる」こともありません. つまり, 溶液全体でおきた反応としては (見掛け上) 電子は関与しなくなります. この事実に対応して, 最終的な反応式には電子が含まれないことになります. 従って「電子を消す」ということになります.


あと, 反応に関係しなかったやつらは「最後に帳尻を合わせるため」に加えます. 例えば MnO4^- は過マンガン酸カリウム KMnO4 として存在していたので, 最終的な式に残っている MnO4^- と同じだけの K^+ を両辺に加えることになります. また, 水素イオン H^+ は硫酸から出てくるので, 水素イオンをすべて硫酸にするために必要な文の硫酸イオンを両辺に加えます. 結果的に右辺では K^+ と SO4^2- が両方余ってきますが, これは K2SO4 という形でまとまるはずです.
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>半反応式を掛け足しして電子e(-) を消そうとするのは何故?



酸化・還元反応では酸化剤だけの式、還元剤だけの式に対応する変化が起こっているのではありません。一緒に起こっているのを別々に分けて考えているだけです。どこかで電子を出す変化が起こるのであれば同時に電子受け入れる変化が起こっています。押しと引きは同時に起こるというイメージです。引きがなければ押しも起こらないのです。
最後にだけ帳尻を合わせるというのでもありません。
当然出てきた電子がふらふらと水溶液中を漂っているというのでもありません。

半反応式を考えているのはMnO4^-を別の酸化剤に変えたとしてもH2O2が酸化されていれば同じ変化が起こっているだろうと考えているからです。酸化剤、還元剤の組み合わせを変えて反応を考える時に便利になります。いつも組み合わせで考えます。半分だけでは反応は起こりません。
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