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マキャベリの思想はよく理解できたのですが、このマキャベリの思想が現代において、どのような有効性があるのかがわかりません。

よろしければ、教えてください。

gooドクター

A 回答 (2件)

マキアヴェッリの思想は、如何にして国を統治するかといういわゆる「政治思想」です。


で、彼の思想の特徴はよく言われる「目的のためなら手段は選ばず」や「目的は手段を正当化する」といったマキアヴェリズムではありません。
彼の思想の根幹は徹底した「現実主義」で、感情に流された人道主義的な対応や理想主義的な目的などを廃したところに特徴があります。
彼の第一の目的は「国家の存続と安寧」であり、そのためには「良き法」と「良き軍隊」が必要であると主張しています。
しかし、それら「良き法」と「良き軍隊」があっても統治者が無能では意味がなく、それ相応の「力量(ビルトゥー)」が統治者にも被統治者(民衆)にも必要であると何度も説きます。
また、「時が必要を要求するなら(ネチェシタ)」どんな手段であっても果断に対応することが必要である事も強調しています。(この辺が誤解される元でもありますが)
しかし、「不正」であると執られないように十分に注意する必要があるとの条件を付けています。
もし、そうした対策が執れないなら何もせず時を稼ぐ法がよりよいとも述べます。
そして、「運命(フォルトゥーナ)」も大切な要素だが、それは切っ掛けを与えてくれるだけであり、どちらに転ぶかはその人の「力量」次第だと述べます。

とまぁ、彼の思想の要素を簡単に書けば上記のようになるかと思います。
ちなみに、有名な『君主論』だけを読んでも彼の思想は理解できません。
『君主論』と並んで『ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考(ディスコルシ・ローマ史論とも)』『戦争の技術(戦術論)』も併せて読む必要がありますね。


>このマキャベリの思想が現代において、どのような有効性があるのかがわかりません。

これは、いわゆる『孫子の兵法書』が会社経営や人生に有効な要素があるように、マキアヴェッリの思想にもそうしたいわば普遍的な教訓が示されているところでしょうか。
例えば、『君主論第三章-複合の君主政体について-』に述べられている事は、会社経営に応用できたりするかもしれません。
この章では、ある国(君主国)がある領土(君主国)を征服した後の統治の仕方が述べられています。
領土を「A・同じ言語文化を共有する地域」と「B・同じ言語文化を共有しない地域」に分けた上で、次のように助言しています。

Aは、同じ言語文化を共有しているので、法制や税制を変えなければ統治が上手くいく。

Bは、自ら統治に乗り出すか、植民兵を送り込むのがよい。

ほかにも色々述べられていますが、簡略にまとめてみました。
これらの内容を、「君主国=企業」「征服=買収」「Aは同業種」、「Bは他業種」「法制=社内規約」「税制=給料」「植民兵=出向役員」などのように読み替えてみると,,,

なんだか、会社経営に利用できそうな気がしませんか?
まぁ、ケース・バイ・ケースで細かな点では違ってくるでしょうが。

とまぁ、色々読み替えてみると、現代社会でも利用できるノウハウや思想が詰め込まれているということですかね。
もちろん、ビジネスだけでなく現代政治にも十分に応用できるでしょう。(むしろこっちが本命?)

ではでは、参考になれば幸いです。
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本音と建前でわければ、マキャベリの思想は国家運営に関する本音の部分を表現していると思います。


社会情勢の変化に適応するために社会制度を変革しようとするときに、なぜその制度があるのかという本音の部分をわかってないとうまくいかないと思います。
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