プロが教えるわが家の防犯対策術!

GDPは一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額で内閣府が推計・発表しているとのことですが、どのように調べられているのでしょうか。例えば、私が今日コンビニでおにぎり1個、アイス1個、コーラ1本、合計500円消費した場合、私が500円でいろいろなものを買ったという情報はどういうルートを通って最終的に内閣府の統計情報に行き着くのでしょうか。

もし、税務署への経営者の申告情報を基にしているのなら、売上げを少なく申告してる場合は実際のGDPはもっと高くなると考えていいのでしょうか。

A 回答 (1件)

GDPは統計ではなく推計です。

また加工統計ともいわれます。
加工統計とは、既存の統計調査の結果を用いて作る統計のことをいいます。
たとえば工業統計や鉱工業生産指数を組み合わせてGDPにおける製造業の生産額を推計します。
家計調査や家計消費状況調査や商業動態統計などを使ってGDPの家計消費を推計します。
コンビニの売上は商業動態統計や商業統計でわかりますので、そのデータが使われます。

現在、日本の統計には個々人の税務データは使われていません。
使うとしても国税庁から出ていて誰でも入手できる税務統計くらいです。

GDPの骨格は、約2600品目に分類された財やサービスの生産や価格や販売、消費などを推計するコモデティフロー法という手法で推計されます。その推計に既存の統計調査結果を使うということです。
既存の統計調査には、全数調査するものもあれば抽出調査するものもあります。
テレビの視聴率は抽出された300世帯を調査した結果を全国民の視聴率とみなしていますが、これは統計的には正確だとされています。
多くの統計は抽出調査の結果であり、あなたの家計は、抽出調査の結果や販売側の統計としてGDPに含まれていくことになります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しいご回答頂きありがとうございました。直接、計測しているのではなく、様々な加工統計データから推計しているということが理解できました。

お礼日時:2010/01/18 21:38

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!