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くだらない質問で申し訳ないのですが…

このサイトの質問&回答の文中、また他の掲示板などでも見かけるのですが、
「~とゆう(言う)ことです」という風に、
「いう」を「ゆう」と表現されている方が結構いらっしゃいます。
「言う」をひらがなで表記すれば当然「いう」だと思うのですが、これを「ゆう」と表記されている方は、

  1.「ゆう」が正しいと思っていた
  2.「いう」と「ゆう」を意図的(?)に使い分けている
  3.もしかして「ゆう」と言うのが流行???

のどれに該当されるのでしょう?

この「ゆう」という表記を目にするたびに違和感を感じているのは、私だけでしょうか…??(^o^;

A 回答 (12件中1~10件)

自分自身はめったに使わないので,1~3のどれかと聞かれても困りますが,本来なら「発音通りに表記する」場合に限って使うべき書き方だろうと考えています。



「てゆうか」「てゆーか」や,「~だっちゅーの」などは,元々の「と言うか」「だと言うの」が崩れた言葉ですので,その崩れた感じを表そうと思ったら,こういった発音通りの表記のほうが感じが出るのだろうと思います。
また,大阪弁の話が出ていますが,方言を表記する場合も,その表現の言い回しをなるべく忠実に文字にしたいという気持ちから,「ゆう」といった書き方になるのは自然なことだと思います。
そういう場合でない,きちんとした書き言葉の場合は,本来の現代仮名遣いのルールである「いう」を使うべきだと思います。
「です・ます」調や「である」調の中で「とゆうことです」という書き方が出てくると,特に何らかの効果を狙ったのなら別ですが,普通はかなり変に感じられます。

発音としては,東京でも,「いう」(終止形・連体形)が「ゆう」と読まれるのはごく普通です。
ただ,それが「ゆわない」「ゆった」「ゆえば」など他の形にも及ぶかというと,そういう言い方をしている人もいますが,東京弁の中では,やや崩れた形という感覚があります。

一方,他の地方では,今のように全ての形に対して語幹「ゆ」が確立している地域もあるのでしょう。
したがって,そういった地域では,No.2のシャレ「嘘と坊主の頭はゆったことがない」が成立しますが,「ゆった」という言い方をしない地域では,そもそもシャレ自体が成り立たないわけです。
となると,このシャレ自体が「ゆう(言う)」という動詞の存在を前提にしているわけですから,
“「いう」と表記しなければならないとすると、「嘘と坊主の頭はゆったことがない」という表現が出来なくなってしまいます。”とは必ずしもいえないと思います。
方言と同様,こういった場合の書き方は現代仮名遣いの規定の範囲外だと考えられるからです。

No.7:
>「しつこい」を「ひつこい」
これは江戸弁です。「し」と「ひ」が混同されるのは江戸言葉の特徴の一つです。
私は東京郊外で育ちましたが,水などを掛けられて「冷たい!」というとき,「しゃっけえ」と叫んでいました。「ひやっこい」のことです。
ただ,書く時は(よほど江戸弁の響きを強調したい時でなければ)「しつこい」と書きます。

>「気をつける」を「気よつける」
こういう書き方をしている人っていますか? さすがにこのレベルになると,書いているとしたらわざとでは?
発音が「きよつける」となっているというのであれば,[kio]の[io]が[jo]になるのは自然な現象です。
厳密に「きおつける」と発音しろ,ヤ行の音の片鱗も響かせるな,というのはかなり酷な要求でしょう。

No.3:
>言葉というものは変化するものだと思います。
No.11:
>古くから「ゆう」という言い方はあるようです。
>つまり間違っているというわけでもないし、最近の流行というわけでもありません。

その通りです。発音としては,[iu]→[ju:]という変化はごく自然ですし,実際昔からそのような発音があったわけですね。
ただ,いま問題になっているのは,発音ではなく,文字に書いた時の話です。
なぜ現代仮名遣いでは「ゆう」ではなく「いう」と書くか。
それは,文法的な一貫性を考慮しているからです。

中学の国語の文法でも出てきますが,動詞や形容詞などの活用する語(用言)は,「変化しない部分(語幹)+変化する部分(活用語尾)」に分けられます。
例えば,「おもう」なら「おも-わ(ない)」「おも-い(ます)」「おも-う」「おも-う(とき)」「おも-え(ば)」「おも-え」「おも-お(う)」となるので(カッコ内は動詞の後ろに続く別の語),「おも」が語幹,「わ・い・う・え・お」が活用語尾,となります。

これにならって書くと,「い-わ(ない)」「い-い(ます)」「い-う」「い-う(とき)」「い-え(ば)」「い-え」「い-お(う)」となり,語幹「い」+語尾「わいうえお」ですね。
ここでもし,終止形・連体形を「ゆう」「ゆう(とき)」としてしまうと,語幹が「いorゆ」と変化してしまいます。
まあそういう例外的な単語だということにしてもいいのでしょうが,書き方は「いう」のままにしておいて,発音する時は「ゆう」と読む(読んでもよい)ということにしておいたほうが,活用の仕方がすっきりしますね。

一方,「ゆ-わ(ない)」「ゆ-い(ます)」などの形が一般的に聞かれる地域では,語幹「ゆ」+語尾「わいうえお」ですから,その発音をそのまま生かして書けば,「ゆう」という表記になるでしょう。

No.10の例「有名(いうめい)」にもあるように,旧仮名遣いでは「いう」と書いて「ゆう」と読む場合はたくさんありました。
「遊女(いうぢょ)」「休暇(きうか)」「収入(しうにふ)」「よろしうお願ひします」「うつくしうございます」「獣医(じうい)」「宇宙(うちう)」「日向(ひうが)」「流行(りうくゎう)」「牛乳(ぎうにゅう)」
これらは,現代仮名遣いでは基本的に,「ゆう」「きゅう」などと書かれるようになりました。
これらの大部分は漢字の音読みであって,活用しない(「休(きう)」が「きあ」とか「きい」になったりしませんよね)ので,文法的にどうこうということを考えずにすんだわけです。
また,「よろしう」「うつくしう」は,「よろしく」「うつくしく」のウ音便です。個人的には,語幹が「よろし/よろしゅ」と変化してしまうのはあまり気持ちがよくないので,もとのままにしておいて発音だけ「しゅう」になるんだよ,としたほうがすっきりしていたような気もしますが,まあ数が少ないし,そうしょっちゅう出てくるわけでもないので,例外ということにしたのでしょう。
そんな中で,「いう」だけは,使われる回数も多いし,活用した形もしょっちゅう出てくるので,語幹「い」という形を無視できなかったのだろうと思います。

(いろいろな回答が出てきたので,少し整理して書こうと思ったのですが,かえって長ったらしくなってしまいました。どうもすみません)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
puni2さんの回答を読ませていただいて、とっても勉強になりました。
下の方々へのお礼にも何度も書きましたが、やはり文語体での表現と口語体での表現は、きちんと区別するべきではないか、と私は思っています。
最近仕事で、10代後半の人達の書いた文章を大量に読む機会があったのですが、漢字・送り仮名の間違いと共に、文語体と口語体の区別が全く出来ていないことに愕然としました。
母国語である日本語ですから、私自身も含めて、正しく使えるようになりたいものです。

お礼日時:2003/06/08 00:48

大辞林の第2版には、次のような記述があります。



中世ごろから終止形・連体形の「いう」が融合して「ゆう」と発音されるようになり、「ゆ」を語幹として活用させた形も生じた。現代でも話し言葉では終止形・連体形は「ゆう」と発音されるが、「いう」と書く

ということで古くから「ゆう」という言い方はあるようです。
つまり間違っているというわけでもないし、最近の流行というわけでもありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
また、わざわざ調べていただいたようで、重ねてお礼いたします。
下の方々のお礼にも書きましたが、「ゆう」というのは「言う」の表音かなづかいのようですので、文語体の文章の中では、使わないほうが良いのではないか、と私は思っています。
日本語の奥深さを改めて感じました。

お礼日時:2003/06/08 00:35

「有名」の旧かなづかいは「いうめい」です。


「言う」を「いう」とかき、「ゆー」と発音することとなにか関係があるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>「有名」の旧かなづかいは「いうめい」です。
これは知りませんでした。勉強になりました。
「ゆう」は「言う」の表音かなづかいの一つのようです。
文語体で使う表現と口語体で使う表現がごっちゃになってしまっているようですね。

お礼日時:2003/06/08 00:30

マンガの影響だと記憶しています。

吹き出しの中を
聞こえるままの形で文字にすることにより、読み手に
対してよりリアルな会話を想起させたり、スピード感
(言う→いう→ゆうー>ゆー)を与えることができる
ようになります。そのための手法の一つであると考え
られます。ここでいうスピード感というのは、いちいち
考えさせることで、手を止めたり読むのが途切れたり
しないようにすることです。
 
それがいつしか一般にもそういうものだというのが
定着していったのではないかと思います。
しかし、時と場合によりますから、ふだんの書き言葉
では、きちんと「言う」「そういう」などと正しい
表記をしたいものです。もちろん、会話のところを
あえてこのように書き起こす場合は、その限りでは
ありません。かなづかいがおかしいと、恥をかきますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
なるほど、マンガの影響ですか…。
だとしたら尚更、Hiroki_mytさんもおっしゃっているように、口語と文語の使い分けはきちんとするべきですよね。
人のふり見て我がふり直す、ですね。

お礼日時:2003/06/08 00:27

関西では「ゆう」と発音するようですので、これが主に影響しているのだと思います。



つまり、
「感覚として、当然『ゆう』」
「あえて普段使う『ゆう』」
ということです。

関西人でない私には、会話していても、とっても違和感がありますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
う~ん、やはり「言う」の表音かなづかいが原因(?)と考えるのが良さそうですね。
だとしたら、それは本来、口語体の文章中でのみ使われるべきですよね。文語体の文章中では、やはり「いう」と表記すべきかと…。
日本語って難しいですね。(>_<)

お礼日時:2003/06/08 00:23

>この「ゆう」という表記を目にするたびに違和感を感じているのは、私だけでしょうか



私も、おや?と思うことがありますよ。
とはいえ、親しい人とのメールなどでわざと使うこともあります。
No5の方のように、大阪弁の喋り言葉だと「ゆうてる」とか「ゆうとんねん」と発音しますし、
正しい方をわかっていて、あえて使っているなら問題ないのでは?

余談ですが、私としてはこちらの方が気になりますね。
・「しつこい」を「ひつこい」
・「気をつける」を「気よつける」
これらの場合、正しいと思って使ってる人が多い気がするのですが・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
他の方のお礼にも書いたのですが、会話調の文章の中で使われる「ゆう」なら然程気にならないのですが、文語体の文章の中に出てくることも多いので、その辺りはやはり使い分けたいものだなぁ、と思っています。

>余談ですが…
そうそう、これらも気になりますね。
意外と多いのが「雰囲気」に「ふいんき」とふりがなを振る人…。(^o^;

お礼日時:2003/06/08 00:18

No.2です。



「ゆう」ではなく「いう」を使うときもあります
オフィシャルなところでは「いう」を使ってます
そうゆう意味では使い分けているのかもしれません
  ↑
 失礼!

プライベートでも気分によっては「いう」を使ったりします。あんまりきっちりとしたものは私の中ではありません

ほかの人はどーだかわかりませんが

「どーだか」←これも問題かな?
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございました。
正しい使い方を理解した上で、TPOに応じて使い分けられるのであれば、それが一番だと思います。

お礼日時:2003/06/08 00:13

大阪人ですが、


「何と言うこと言ってるんですか」
ってのが「何ちゅうこと言うとんねん」になります。

ですので
「言う」は「ゆう」発音が多いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
なるほど、関西では「言う」の表音かなづかいが「ゆう」になることが多いわけですね。
だとしたら、会話調の文章の中で使われる「ゆう」なら理解できますが、それを文語体の文章の中で使うのには、やはり違和感を覚えてしまいます。

お礼日時:2003/06/08 00:11

1・2・3どれも正しいか正しくないかは言えませんが、言葉というものは変化するものだと思います。



例としては「見れる」です。本来は「見られる」が正しいのですが、現在では「見れる」も認められています。言葉には本来の言葉というものがありますが、世間一般に長期に通用しているものはそれでよしとするものと思います。「ゆう」もそんな言葉のひとつではないでしょうか?

私自身「ゆう」には抵抗がありますけど…
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
確かに、言葉って日々変化していきますね。
流行(?)の言葉や表現を使うこと自体は悪いことだとは思いませんが、出来れば「正しい」使い方を理解した上で、そのような表現は使ってもらいたいものですね。

お礼日時:2003/06/08 00:07

現代かなづかいでは「いう」と書くようになっていますが、


辞書によっては、「ゆう」は「言う」の表音式かなづかいによる表記と解説しているものもあります。

「いう」と表記しなければならないとすると、
「嘘と坊主の頭はゆったことがない」
という表現が出来なくなってしまいます。
頭を「結う」と嘘を「言う」を「ゆう」と読むことで成立していますから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
確かに、「言う」の表音かなづかいだと「ゆう」の場合もありますね。
ただ、この表記を、通常の文語体の文章の中で使うのには、やはり違和感を感じます。
「嘘と坊主の…」の例は、なるほど、と思いました。

お礼日時:2003/06/08 00:00

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