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箱庭療法(箱庭セラピー)の解釈について詳しい方、回答お願いします


先日、個人サロンで箱庭療法を受けてきました。

特に、精神疾患を持っているわけではないのですが、癒しになるというので興味本位で受けてきました。

さらさらの砂を触ったり、箱庭を製作したことは楽しかったのですが、セラピストさんの解釈がいまいちピンときませんでした。

画像がなくて説明しにくいのですが、上半分を砂をどけて海に見立てて、左上に岩場を作ってそこに魚の群れを置いて、右上の方にやしの木の生えている小さな島を作りました。
その島には、亀の親子を置きました。

下半分には、男の人と女の人を置いて、右下にペンションぽいものを置きました。
イメージとしては、だんな様と旅行に来ている感じです。


セラピストさんの見立てというか解釈は
・家族でゆっくりしたいと思っている
・家族間の関係をどうにかしたいと切実に悩んでいる
・社会とのつながりは良好
・論理的な思考で壁にぶつかっている

といった感じだったのですが、家族は仲の良いほうだと思いますし、仕事もしていないので社会とのつながりと言われてもピンと来ないし、論理的な思考の壁なんて心当たりが全然ありません。

そのことをセラピストさんに伝えたら、「箱庭には深層心理が出るから、あなたが気づいてないだけで、本当のあなたはそう思っている」と言われました。

そう言われても腑に落ちないので、家に帰ってからネットで調べたのですが、確かに右下が家庭の問題を表すとか、左上が論理的な問題を示すとか、書いてありました。

深層心理と言われれば、そうなのかもしれないのですが・・・


私は心理学については素人なのですが、箱庭療法というのは、その人の願望を示すものなのですか?

例えば、だんなと旅行に行ったことを箱庭に表したとしたら、それはまた行きたいと言う願望になるのですか?
家庭を表すところに幸せな風景を置いたら、それは今幸せだから置いたのではなく、幸せになりたいと思って置くのですか?


なんだか的を得てない質問になりましたが、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

箱庭療法取り入れて、心理カウンセリングを行なっている者です。



簡単にいうと、イメージ療法ともいわれ、アートセラピーや芸術セラピーともいえるものです。

言葉にならない思いを、砂遊びをしながら、ミニチュアなり人形を置いていくことで、自由な気持ちを放つということが気づきを促し、心の解放を目的とするためにとても心地のよいプレイセラピーが箱庭療法です。

作った箱庭をセラピストが解釈するのは、クライアントさんとの信頼関係が重要な鍵になるので、
一度だけの作品から解釈するのは、なかなか腑に落ちることは難しいかもしれませんね。

また、「箱庭には深層心理が出るから、あなたが気づいてないだけで、本当のあなたはそう思っている」
一度だけの関わり合いで、このようなことを言われたクライアントさんは、それを理解することはとても時間が足りないと思われます。カウンセラーやセラピストというのは、その人なりの可能性や気づかない思いを見つけるための道標になるべく存在であり、クライアントさんの言語化できない思いを汲んだ言葉をできるだけわかりやすくプレゼントするのがベストと考えます。

箱庭の作品をセラピストの導きによって、クライアントさんの思いをひとつひとつ丁寧に聴いていくことで、置いた位置の意味なる解釈が生まれてきます。

クライアントさんにとって、何をどう表しているのか、何を感じているのか・・、それはいつか記憶していることとどんな感覚が理解できるのか・・そういったことをセラピストとともに探していく過程で、今ここに現れている思いに気づいていくという過程に辿りついてこそ、癒しを得られるものなのです。

raku1977 さんは、この箱庭を作りながら、どんなストーリーが見えますか?
それは、raku1977 さんにとってどんな意味が隠れているとおもいますか?
その箱庭のアイテムで気になるものはどれですか?・・

などなど・・ひとつひとつゆっくりと関わってもらえたら、きっと何か見つかると思いますよ。
見たものを心がどんなことを思っているか・・自分と向き合うためのツールです。

是非、またどこかで体験してみてくださいね。

そして・・セラピストとの相性もとても大事な要素です。

答えになっているかどうか・・・わかりませんが、気になったのでコメントさせていただきました。
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No1さんの回答で具体的な回答になっていると思うのですが、ちょうど河合隼雄さんの本を読んでいたので書いてみます。

ちゃんと質問の回答になっているのかわからないので大変恐縮なのですが…。

以下、本からの抜粋です。

「箱庭や夢などによるイメージによって治療が進んでいくとき、それを治療者が心の中でできるだけ的確に言語化しようと試み、必要に応じて(これが難しい)クライエントに伝えることは、するべきだと考えています。」

つまり、言語化できない深層心理状態を箱庭に投影し、それを治療者が自分で言語化すること、そしてそれをカウンセラーが手助けすることが心理療法だと述べておられると思います。
カウンセラーが「解釈」するというのは、必要に応じてすることであり(難しいとおっしゃられていますが…)、質問者様の場合はすでにイメージや人物などをご自分で言語化できていると、質問から見受けられます。
また、カウンセラーの拠りどころになっている理論(多くの場合欧米流の)に基づいて、クライエントを言語によって位置づける、ということにも河合さんが反対しておられます。

なんとなくどうしてかわからない…というような言葉に出来ないことをカウンセラーに見守られる中で自由に箱庭の中で自分の世界を表現する、ということを体験することを通して、自分の力で言語化する、というところに癒しの作用があるのではないでしょうか。
(ちなみに、最後まで言語化せずに、治ってしまう方もいるそうです)

ただ、セラピストと言っても、本格的に心理療法を学ばれた方、そうではない方もいます。箱庭療法にはかなり専門的な知識と経験が必要で、セラピストを選ぶ時は慎重になった方がいいと聞いたことがあります。
カウンセリングは双方の信頼関係がなければセラピー効果は得られないのではないか、とも思いますので、もしも質問者様がピンこなかった(癒された気がしなかった)のであれば、相性のいいセラピストではなかったということではないでしょうか。
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大学では心理学を専攻してたものです。


箱庭に関してはそこまで詳しくはないのですが…と前置きしておきますが。

箱庭療法において箱庭に投影されるモノというのは実際には多岐に渡ります。
元々箱庭療法のような投影法は無意識下に存在する言語化しにくい部分を読み取るためのテストですので、それは必ずしも願望であるとは言えませんね。
その人の現在の心の状態を表す事もあれば、無意識下の願望を表わす事もありますし、時にはトラウマの元になった体験をイメージしていたり…
これらを適切に解釈するために様々な質問を挟んで行くわけですね。

箱庭療法に限らず、投影法という類のテストは最もテスターの実力によって読み取れる内容のレベルが変わるテストです。
また、出来上がった箱庭のぱっと見のイメージや、作品を前にして質問したりする事によってさらなる理解を深めたりするものですので質問と説明を受けてしっくり来ない場合はテスターの方が本を読んだ程度の生兵法でやってる可能性も否定できませんね。
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