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カナダ総督がフランス語でオリンピックの開会宣言をしたことについて

私は今回のバンクーバーオリンピックはある意味で異例ずくめだったと思います。

その中でも、国家元首にあたる総督がフランス語で開会宣言を行ったことです。

私はフランス語に偏見を持ってはいません。言語は個人個人にとってかけがえのないものです。

カナダの国情についてもある程度理解しています。

カナダ総督のミカエル・ジャンはハイチ生まれの黒人女性でフランス人映画監督と結婚しフランス国籍も持っていました。カナダではケベックの分離独立運動などフランス語の影響力が強く、英語とフランス語が公用語になっています。

ですから、総督がフランス語で開会宣言を行ったことがおかしいとは言いません。

しかし、総督は個人ではありません。国家元首です。軍の司令官でもあります。いくらフランス系移民が多いとは言え、圧倒的多数のカナダ人は英語で生活しています。総督はもちろん英語も話せるはずです。

それがどうして、このような重要な儀式で、少数派の言語で世界に挨拶するのでしょうか。

オリンピックの提唱者クーベルタンに敬意を表しているのでしょうか。オリンピックは元来ギリシアの祭典です。

私は以前からカナダの政治の上層部に不穏なものを感じます。

カナダ人は米国に対する特別な愛憎の感情があると聞きます。それでも公式の場で表現することではないと思います。

少し、批判めいた文章になりましたが、私は、長い間この問題が不可解で、何とかいい説明を受けて納得したいのです。カナダ人にも尋ねたことはありますが、納得いく回答はありませんでした。

私はある程度英語を話します。フランス語は初心者レベルです。しかし、自分の言語の好き嫌いでどうのこうのと言っているつもりではありません。逆のことが英語で起これば、私は同様に納得いきません。

カナダ人はそれほど言語に寛容なのでしょうか。

こういった疑問にどのような角度からでもいいですので、何らかの示唆を与えていただけませんか。

(英語の質問ではありませんが、この質問に的確にこたえて頂ける回答者はこちらのカテゴリーに多いと思い質問しました。よろしくお願いします。)

A 回答 (6件)

オリンピックでは、フランス語が第1公用語です。



フランス語とオリンピックの深~い関係! - [フランス語]All About

オリンピックでは英語よりフランス語が強し!

http://allabout.co.jp/study/french/closeup/CU200 …
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今回のオリンピック開会式について、総督は被災した母国に対してなんらかの配慮をしたかった、といわれています。



それがハイチの人も通訳無しで理解できるフランス語の開会宣言につながったのではないでしょうか。
この総督は、五輪終了後に街を飾った公式フラッグをオークションに持ち込み、収益をハイチに送る、といったことも表明しているようです。

かつてブッシュ大統領は2002年のオリンピック開会式で911テロの跡地から見つかった星条旗を掲げた、ということもありました。政治利用といえば政治利用でいいことではないのですが、それでもアメリカ国民には多大な勇気を与えたことと想像します。

ミカエル・ジャン氏は難民としてカナダに移住した人のようですから、ハイチの方も良く知っていたのではないでしょうか。(日本で言えばフジモリ元ペルー大統領のような親近感でしょう)
その彼女が、政治利用といわれない程度にハイチにメッセージを送るには、フランス語の開会宣言だったのだと思います。
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質問者さんもお書きになっているとおり、カナダの公用語は英語とフランス語の2つです。

これは、カナダ政府や国民が、フランス語圏国民が少数派であるのを承知のうえで、フランス語を公用語としてきたのです。つまり、カナダは人数によって言語を決めてはいません。それでずっとカナダはうまくやってきています。それを「言語に寛容」と言うのなら、それも構いません。実際にカナダ人は往々にして、さまざまなことに寛容な傾向があり、その寛容さを誇りとしている国民も少なくありません。

加えて言うと、ご回答にもあるとおり、五輪では毎回、最低でも英語とフランス語の2ヶ国語でアナウンスが行われます(そこに開催国の公用語が加わります)。したがって、英語、フランス語、開催国の言語のいずれかである以上、違和感は生じません。

この立派な公用語であり、五輪の公式言語であるフランス語を、たまたま自身が英語よりも得意とするのなら、明らかにフランス語で話したほうが自然です(ついでに言うと、ハイチの公用語もハイチ語とフランス語です)。「公用語」とはそもそも「重要な儀式や書類では、この言語を使いましょう」というものです。それが2ヶ国語あるのなら、2つのうちいずれを使っても問題がないはずですし、ごく自然なことです。

そもそも、あの会場にいた人の何パーセントがフランス語よりも英語を得意とするのか、また、世界中でテレビを通じて演説を聴いていた人の何パーセントがフランス語よりも英語を得意とするのか、それを考えると、到底、英語のほうが圧倒的多数とは思えません。

そこでわざわざ、自分が苦手とするほうの公用語である英語を使うほうが、むしろ特別な意図を感じると同時に、今までフランス語を頼りにしてきた参加者や視聴者にとって不便を強いる行為です。
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なぜ、そんな些細なことに目くじらを立てられるのか理解に苦しみますが、難しく考える必要はありません。

近代オリンピックの正式言語は英語とフランス語に定められていて、発足当時は英語よりもフランス語がやや強い時代でした。ですから、得意な言語で挨拶しても何ら問題はないと思うんですが。
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そもそも何でフランス語で開会宣言をしてはいけないんですか?



>このような重要な儀式で、少数派の言語で世界に挨拶するのでしょうか。

世界中で最も話されている言語は中国語で、次がスペイン語です。世界的に見たら英語は少数派の言語ですが。

>オリンピックは元来ギリシアの祭典です。

だったらギリシャ語で挨拶するべきですね。

日本人はアメリカの占領政策によって、英語が地球語だと信じこまされていますが、フランス人にそんなこと言ったら激怒しますよ。
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 カナダの公式言語は、フランス語と英語の二つです。



 カナダの公式サイトも、下記のように、二言語のいずれかに切り替えられるようになっています。

 http://www.canada.gc.ca/home.html
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