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ふと思ったのですが、戦争で日本がアメリカに勝っていた場合、今頃どうなっていたのでしょうか?
生活、経済など今より良くて暮らしやすくなっていたのですかね。
気になりましたので質問させて頂きました。

A 回答 (14件中1~10件)

他の方と同様に、現状より良くなってるとは思えません。



勝利の条件(戦争目的)は幾人かの方から語られておりますので
割愛します。
渡洋作戦を行って米本土を占領する力は枢軸国側にはないでしょうから
戦争目的を達成する手段としては、米国に「勝利条件を達成するには
あまりに多くの時間とコストが掛かって割に合わない」と思わせて、
講和条約でこちらの飲ませるという形になると思います。

この場合、講和の形態としては下記の2つが考えられるでしょう。
1)枢軸3国と米国との講和
2)日米の単独講和

1)の場合、米国は欧州及び対ソ戦への介入も出来なくなりましょう
から、独が欧州大陸や中近東を、日がアジア・シベリアを勢力下と
して、これに米を加えた3国が大国として生き残り、事後の覇権を
争うのではないでしょうか。
(米を大国として生き残らせないほどの軍備制限や賠償金を科したら
講和は成立しえないでしょう)

この場合の日本勢力下は、はっきり言って頼りにならない弱国ばかりで
何か史実でのソ連とダブりますね。国家としての基礎体力が劣るぶん、
史実のソ連より早く崩壊したのではないでしょうか。植民地経営が経済
的に引き合わないのは、他の方も言及していることですし。

2)の場合は論外で、この場合の米の講和動機は「とにかくドイツ
を叩くことに全力投球しよう。日本は後でゆっくり料理してやる。」
でしょうから、その戦争で生き残っても、遠からず米英ソに袋叩きに
されるのは間違いないでしょうね。同盟信義を守らない国呼ばわり
されるオマケ付きで。

最後にある政治学者が、まだソ連崩壊前に下記のような意味の事を
言ってたと思います。
(文章は正確ではありませんし、誰が言ったかも忘れましたが)

「日本は第二次大戦の勝ったのである。多大な犠牲を伴ったが、その
犠牲があった故に、多くの利権を捨てて、大陸に覇をとなえる軍事大国
の道を諦めることができ、国力全てを経済発展に使うことが出来た。
戦闘に勝利した米ソは軍事大国を維持するために多大なコストを必要と
し、それゆえに経済的に崩壊し掛けている。」

忘れてはならないのは、'多大な犠牲を払ってコテンパンにやられて、
やっと大陸(というか中国)の利権を諦めた'ってことです。
人間ってのは罪深い生き物ですね。私も自戒します。
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 勝つといっても、圧倒的な国力を持っていたアメリカに実力で勝つのは不可能。



 ただし、戦争の長期化を避けたくなったor日本に交渉の余地があると思ったアメリカが、ハル・ノートの条件を大幅に緩めた条件を日本に提示、交渉が妥結するというようなかたちで、一応「勝った」といえるような可能性で戦争が終結するという可能性はあったかな、とか思います。特に、あんなに最初の戦闘が日本側有利に運ばず、辛勝、みたいな感じ、一方でアメリカは対日戦はそこそこうまくいったものの対独戦で苦戦・・・みたいな話になれば、日本側はドイツとの同盟破棄と満州を除く中国大陸からの日本の撤兵、満州の帰属は保留、アメリカ側は日本に配慮して中国への軍事支援とりやめ、みたいな話で講和が成立したかも、とか思ったりもします。

 で、この場合の日本どうなるんだろう・・・と考えてみましたが。

○中国大陸
 満州・朝鮮は引き続き日本のもので良かったよね・・・といいたいところですが、連合国とドイツの戦争が終わったあたりでソ連との抗争が激化しそう・・・。日ソ戦争、あるいは第二次日露戦争みたいなものが勃発して、日本勢力は1950年代半ばくらいまでに朝鮮半島南部に追いやられる可能性が高そうな気がします(アメリカが戦後行なった面倒な抗争を全て押し付けられる感じ)。戦後の趨勢から言えば海外領土は独立ですから、この場合は、今みたいな感じで北朝鮮が成立するとともに、朝鮮半島には日本の影響力の強い独立政府ができるのでは?とか思ったりします。

○日本の経済
 日本が戦後経済成長できた要因は、国土が焦土になったお陰で戦後最新の生産設備を導入できたのと、国家予算の半分にもなっていた軍事費を敗戦とともに強制的に削減できたから。これがないと中南米のアルゼンチンやブラジル程度の経済発展に留まっていたかも・・・と思ったりもします。体感的には、高度経済成長がなく、いきなり平成不況に突入、しかも生活水準は戦前+αレベル、みたいな感じだと思います。

○日本の政治
 戦争前の政党政治にそのまま復帰するのか、戦時の軍部が主導権を握った状態が段階的に緩和されつつもだらだら続くのかが微妙なところですが、世界の趨勢として男女普通選挙は認められ、事実上国民の権利は今と変わらない感じになってくると思います(民法などが古いまま残る可能性がありますが)。
 軍隊に関しては、当たり前に存在すると欠点ばかりが目に付くようになるので、公務員叩きのかわりに、「金を食う割に大して強くもない」と軍部叩きが行なわれるような気もします。軍部が主導権を握ったままの状態の時に批判なんかできるのか?という話になりますが、ソ連でも共産党批判は盛んだったので、色々工夫して批判されつづけるのかなあ、とか思ったりします。
 また外交に関しては、いざとなったら軍隊を行使できるという意味では、相対的な国際的な発言力は強いわけですが、それは絶対的な国力の弱さで相殺される・・・みたいな感じになるような気がします。

 文化とか書くと面白いのですが、きりがないのでこのあたりで。
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生活、経済など今より良くて暮らしやすくなっていたのですかね。



なってない。

植民地経営が儲からないと言うのは、20世紀の前半の段階で言われ始めていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%97%A5% …

イギリスが19世紀末にはインドで赤字になっていたので、日本も儲からんぞという考え。

アメリカに勝つということは
(アメリカ本土を占領すると言うのは、あまりにも想定できない仮定なので)
○ アメリカが日本のアジアにおける利権を認める
→ 満州帝国を認める
→ 中国本土における日本の傀儡政権を認める
→ 東南アジアでの、日本の優位、日本の衛星国家としての独立
なんかが実現することであり、(まぁ、相当に具だくさんだわ)

アメリカの経済をグダグダにしたベトナム戦争に日本が当事者として参加したり、あいつぐ日本の傀儡政権の中国の内乱に対応したり・・・

想像するだけで、嫌になります。
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勝ったとしても、当時の世界は不確定要素が多すぎて、予測できないと思います。

良い暮らし自体の定義も不確定ですし。

まず「戦争」=「自国の目的を、武力で他国に認めさせる手段」。で、
「戦争における勝利」=「目的を達成すること」です。
これは、講和条約で認めさせれば良いことなので、相手国の占領・国家体制の破壊は絶対条件ではありません。
それ以前の戦争で、日本はロシアや清を占領統治したでしょうか。

先の戦争は、開戦時期と目的の違いから日中戦争と対米(&英蘭)戦争に分けるべきだと思います。また質問から対米戦争に限ってお答えします。

対米戦争の目的は、対中戦争の継続の為の資源の確保です。
計画としては、初戦で米艦隊に大打撃を与え、制海権を確保し、継戦の意志を挫いた状態で講和し、条約で石油の禁輸を解除させることです。
その為にはハワイの占領・割譲くらいは必要になるかもしれませんが。
(ハワイ自体、侵略同然に併合されたものですし、ハワイ王にアメリカにされるくらいならに日本に併合して欲しいといわれてもいますし。)
元々、アメリカ本土の占領は不可能です。当時はハワイ→アメリカ本土へ、無補給で飛べる爆撃機はありません。

以上から、交戦国からの石油等資源の禁輸解除、日中戦争への不介入、東南アジア植民地の放棄、という条件の講和を、日本が達成した場合を考えてみます。講和の時期ですが、日本の開戦理由から考えて、かなり早い時期=欧州での終戦前で、核爆弾の実用化以前とします。

以下は素人の妄想としてお読み下さい。(微量の願望含む)

ソ連としては、日本という脅威が潜在しているので、対ドイツ戦に全力を出せません。アメリカは逆にドイツ戦に全力を出せますが、日本から受けた被害が世論に反映して、手を引く可能性もあります。そうなると、不況脱出の為の戦争景気もなくなりますが。これは、ホロコースト絡みで戦後のイスラエル建国にも関わってきます。
結果として、ドイツがもう少し頑張れることになるでしょう。

日米講和後の東南アジアは、日本の指導期間を経て、最終的に独立し、日本を中心とした連邦を形成したかもしれません。
その時欧州は大変な状態で、取り返しに来る余裕はない筈です。
その過程で、朝鮮のように保護国となるか、台湾のような、欧米のそれより各段に待遇の良い殖民地となるもしれません。

結果として、日中戦争は継続されますが、泥沼化したのは、アメリカの支援があったからなので、負けることは無いと思います。満州の安全を確保することが、日本の目的ですから。それが保証されれば講和するでしょう。あの中国大陸を占領統治できるとは考えていなかったと思います。メリットよりデメリットの方が大きいですし。

問題は、講和後の中国がどうなるかです。これは日中・日米の講和がいつの時点かでも大きく変わるでしょう。
欧州戦争終了後のソ連との冷戦は確定として、中国が共産化しない場合、内戦状態の継続か、その末の小国分裂か、軍事独裁での統一で、どの道ソ連が介入するのは必至で、第二次日中戦争となるかもしれません。
となると、今度はアメリカが日本に付くでしょう。
中ソのみの戦争でも、中国にアメリカが付いて同様の事態になります。
となると、核の実験場が日本ではなく、中国だったかもしれません。
中国が共産化した場合、中ソと日米欧で対立し、満州が東西の境界線になるでしょう。当然中国と接する東南アジアも、それに巻き込まれます。

以上の場合、日本は戦場とはならないので、それなりに発展していると思います。問題は、軍主導の政権から、スムーズに戦前の民主的体制に移行できるかです。勘違いされていますが、戦前の日本は立憲君主制で民主主義が実現されていました。戦後アメリカに与えてもらったものではありません。戦争が起こった場合、その遂行は最優先目的で、その為に自国の正義や、民俗の優位性を主張したり、継戦に反対する勢力・反戦プロパガンダを利敵行為として、規制するのはどこの国でもしています。野放しにするのはスパイを放し飼いにするのと同じことです。負けたら元も子もなくなるのです。
中国大陸での緊張が継続しているなら、ある程度の軍の発言力は残されるでしょう。

国民の意識も、緊張状態の継続とそれへの当事者意識があるでしょうから、少なくともアメリカ丸投げの平和ボケにはならないと思います。

問題は、軍備の応分の負担からくる経済への影響です。
アジア・満州という市場を確保しているので、深刻なことにはならないと思います。
また、航空産業も残されるので、不本意ですが兵器輸出でも稼げるかもしれません。

この考えだと、どのみち冷戦は確定で、日本が勝った方が、アメリカは負担が減ってよかったような気もします。

以上、ざっと考えてみただけでも。これだけ不確定要素があるので、なんとも言えません。
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ドイツがソ連を侵略せず友好関係のままにしておいて、アフリカも放っておき、ギリシャも放っておき、スペインも放っておき、イギリスだけにターゲットを定めてイギリスを屈服させてから日本が真珠湾を攻撃し、名将ロンメルをアメリカ攻略の総司令官として派遣すれば勝てたかもしれませんね。

アメリカ人はあまり根性ないからニューヨーク、ワシントンが占領され、ロスとシスコが日本軍によって爆撃されたら条件付降伏を申し出ていたことでしょう。もしそうなっていたら果たしてそれが良いのかどうかはわかりません。
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追加です。



佐藤大輔という架空戦記小説家の作品にレッドサンブラッククロスシリーズやパシフィックストームシリーズという、そんな世界観の小説があります。
日本がアメリカに勝ってたら?という物ではありませんが、この手の小説のなかではまともに読める数少ない真っ当な作品です。
作者が超遅筆なのが悔やまれますが…
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ベトナム戦争や対ソ連・中国相手の冷戦の矢面に立たなきゃいかなくなるんですよ?


大東亜共栄圏は一部実現するでしょうが、植民地経営っていうのは上がりよりも持ち出しの方が多くて儲からないんですよ。日韓併合をみれば分かるでしょう。
陸軍を支配していた阿呆どもが未だに大手を振って政治に介入してるだろうし、兵役制度だって残っているでしょう。
そんなパラレルワールドは架空戦記小説か、あなたや某都知事の脳内だけで勘弁してください。
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紺碧の艦隊旭日の艦隊でも見てください



ミャンマー ノースコリャ状態 軍政 特高警察 憲兵 自民も民社もありませんエロサイト有りません
赤線は存続今のソープランド
一度は軍隊へすさまじいリンチ虐待の嵐

経済財閥三菱 川崎中島愛知 軍関係だけ潤うのでないの、防衛費だけは特別多いとか
精神主義の蔓延大和魂で何でも出来る

暮らしにくいでしょう 今の暮らしに慣れていれば
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どのように日本が勝利したかと言う点はおいておいて、昭和15年頃の体制が維持されたとしてもあまり長持ちはしないと思われます。


そもそも日本で国家総動員体制が国民に支持されたのは、第一次大戦で欧州諸国において国家総動員体制が社会保障の進展に大きく貢献した事から「戦時中の数年間我慢すれば、後はいい暮らしが出来る」という見込みがあったからです。
また軍部やいわゆる「革新官僚」が推し進めていた統制経済も要するに「経済を統制することで、強制的に貧富の格差を無くす」ものでありこれはソ連やナチスドイツの統制経済が「成功した」と見なされていた事から来ているワケですが、戦前の日本の場合は憲法の改正など国家体制の抜本的な改革抜きに取り組んだため中途半端なものでした。
なおよく誤解されていますが国家総動員体制は財閥や寄生地主など既得権益層から「既得権益の侵害」だと反対されており、それを国民の支持を背景にして押し切ったものです。
戦前の軍部や経済官僚は満州国から三井、住友など財閥を追い出した事から分かるように、統制経済実現の為に、財閥の影響力を削ぐことに事に尽力していました。
しかしながら現在の視点で見れば国家主導による統制経済は一時的には効果はありますが、長期的には非効率的なものであり、精々10年もすれば国民の支持を失って路線の変更を余儀なくされる事でしょう。
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どういう状態で・いつ勝つのかにもよりそうな気がします。


昭和19年~20年にギリギリで勝っても後がキツイ気が・・・・
他国を統治する余力が無かったんでは。
石油の輸入が再開できたら暮らし向きが改善されたであろうか??
商船が撃沈続きで無くなってしまったので、米英豪などから接収して使わなきゃいかんでしたでしょうね。

※実際の所だと戦時中は農業・漁業も大して出来なかったそうで、輸入もできなかったし、敗戦直後は食糧難でした。

もし枢軸国側が勝ったらという設定の小説があるらしいですよ。
1冊だけ読んだことがありますが、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E3%81%84% …
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