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聊復爾(いささかまたしか)り
の意味について、教えてください。
文脈は「自分は神霊の存在なんぞは少しも信仰せずに、唯俗に従って聊復爾り 位の考で糊塗して遣っていて、」です。

A 回答 (10件)

No.2です。


違いましたか。そうですね、私もそんな気がします。
最初は「まあ、こんなもんだろう」 程度の意味かな?と推測していたのですが、“聊爾”がヒットしたので、「これはもしかすると」…と、でも単純すぎたようです(例文の場合、関連あるとしたら1の意味ではないかと思います。“大ざっぱ”というか、“思いつき”というか、“適当”みたいな意味があるのではないかと)。

もう一度、「聊復爾」を検索して補足して頂いた内容と関連がありそうな文章が見つかりました。
此を頼りに調べてみて下さい。
更に詳しい内容が解ると思います。

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
阮咸(げんかん、生卒年不詳)は、竹林の七賢の一人。字は仲容。

阮仲容(阮咸)と歩兵(阮籍)とは道路の南側に住み、他の阮氏は道路の北側に住んでいた。北の阮氏はみな富裕だったが、南の阮氏は貧乏だった。七月七日には、北の阮氏は盛大な衣装の虫干しをした。どれも薄絹や錦のきらびやかなものばかりである。阮仲容は竿の先に大きな布の犢鼻褌(ふんどし)をぶら下げ、家の中庭に立てた。ある人が怪しんで訊ねると、答えて言った。「未だ俗を免るる能わず、聊か復た爾るのみ(まだ俗気から抜け切ることができないので、ちょっとこうやってみたまでさ)」
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

どうやら「聊復爾」とは、「聊か復た爾るのみ」から来ているようですね。
元を辿ると「竹林の七賢の一人、阮咸の言葉」であったと思われます。

この回答への補足

聊:ひとまず 爾:かくのごとく 耳:にすぎない、のみ、だけだ
成句_聊復爾耳:ひとまずそのようにするだけ

補足日時:2010/03/16 15:51
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この回答へのお礼

ありがとうございます。本当は大きな専門の辞書で調べたら確実でしょうが、とりあえず、中国語の辞書片手にweb上の関連の故事や成句を解読しました。
どうやら、
「ただ世間の慣習に従ってひとまずそのようにするだけ」
といった所みたいですね。
牽引する「唯俗に従って」も、故事の牽引部「未能免俗」に対応しており、中国の故事を意識しているのは明らかだと思います。
ちなみに、ふんどしの例の訳は、「まだ俗気から抜け切ることができないので」ではなく、「世俗の(虫干しの)習慣を無視するわけにはいかないので」みたいですよ。

お礼日時:2010/03/16 15:43

No.2,4,7,8です。


既に質問者さんの中では、問題は ほぼ解決したと言うことですし、回答も多数集まり、このまま退席しようと考えていたのですが、せっかくNo.7の補足欄にリンクを貼っていただいたので、そちらの解説を元に、「聊復爾耳」について再考察した結果を ご報告しに参りました。

また、リンク先は中国語の説明なので、信用度が高く思えました。
ただ、自動翻訳の精度が如何ほどのものなのか、また自分で理解し切れるのか、そちらの方に不安がありましたが、リンク先では漢字を一文字ずつ調べることも出来、また英語訳も載っているので、とても参考になりました。

こちらでは当初、漢字の一つ一つに対応させて、国語辞書の解説もそのまま引用して投稿しようと書き進めていたのですが、送信前に先に良い御回答が投稿がされていたのと、「聊爾」の方に気が行ってしまい、結局は載せずじまいでした。
しかし、改めて中国語訳を読むと、国語辞典も侮れないと思いましたので、今回はその件も兼ねて再投稿させていただくことにしました。

*  *  *  *  *

《 聊:姑且;尔:如此;耳:而已,罢了。姑且如此而已 》
↑補足も頂きましたが、リンクしていただいた解説には、この文があるので分かりよかったです(文字化け、出てしまいましたm(_ _)m)。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【姑且】暫定
【聊】暫定的に、不本意ながら  
   ・いくらか、いくぶん、少々、ある程度 (somewhat)
   ・わずかに、少し(slightly)  少なくとも(at least)

【如此】このように (または・だから)
【尔】繁体字:「爾」 そのように (つまり・しかし)


【而已】のみ。それだけだ。(that is all)
【耳】・ただ、単に。(merely) 
    ・ただ~だけ。 ほんの~にすぎない。(only)
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
私も「耳」は語気を強めた表現だと思います。
何度か検索入力して試してみたのですが、教えていただいたサイトの訳は正確だと思います。


↓また、こちらは国語辞書『大辞泉』からの引用になります。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
【聊か】1 数量・程度の少ないさま。ほんの少し。わずか。
2 仮初めであるさま。ついちょっと。

【仮初め】1 一時的なこと。また、そのさま。
      2 ちょっとしたこと。ふとしたこと。また、そのさま。
      3 いい加減なこと。また、そのさま。
    
【爾り】そのようである。そのとおりである。そうである。

【復】[副]さらに別の事柄がつけ加わるさま。その上に。
   [接]さらに別の事柄をつけ加えるときに用いる。その上。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―素人の私見ですが、補足いただいた参考リンクの語釈が「聊尔耳」であったように、私がNo.7で参考に挙げたリンクにも[語釈]「聊爾耳」とあり、どうも「復」は、阮咸の故事・成句に関して解釈する上では、抜かして考えても、あまり影響はない様に思えました。
ですから、今回は「復」のことは意識しないで回答をしています。

また、「復」の文字はリンクしていただいたサイトの表記だと、行人偏は付いていなくて「覆」 「複」と同じとあり、それぞれが「覆う」 「重複」という意味があるとありました。
ですから、「復」とは、「重ねて」とか「更に」ぐらいの意味、または接続詞的に物事を列挙するのに使われていたのではないかと思います。  
更に注目したいと思ったのが、「聊」には「不本意ながら」 「ふとしたこと」 という意味もあることです。
ですから、ご教授いただいたサイトにある訳語を頼りに、解いていくと、

「姑且如此而已」 → (自動翻訳のままだと変ですが)「暫定的にそれだけだ」 → 「仮初めに そうしているだけだ」

という解釈が出来ると思います。

阮咸の故事の背景を加味すると、心情としては、金持ちな親戚が自慢するかのごとく、煌びやかな布ばかりを干している様を見て、
(世間の仰々しさ堅苦しさ、決まり事にあてられ、“不本意ではあるけれど”)

「ちょっと、このようにしたまでさ」

と言うことになったんだと思います。 
「こうでもしなくちゃ、馬鹿馬鹿しくてやっていられない」
と、反発心、もしくは戯れで褌を旗のごとく掲げたんだと思います。
人物像や時代背景が頭に入っていると、此はまた理解が深まって面白い話なのでしょうね。

余談ですが、No.7で一つ目にリンク致しました阮咸の故事を引用した漢詩訳も、詠んだ人は心の内では、
「不本意ながら、その様になってしまったのだ。世間に流されるよりなかったのだ」
ということが言いたかったので、
「ただ自然とそうなってしまったのです」
と、こちらは自嘲気味に言っているのだと思います。

*  *  *  *  *

ご質問にある例文は、森 鴎外の『かのように』だったのですね。 
例文の前後の文章が知りたくて、検索したので解りました。
でも硬い文体で、私には読むのが大変です…。
恥ずかしながら、鴎外は、高校の現国の授業で受けた『舞姫』しか私は読んだことがありません。
ちなみに、例文にある「自分」とは「私」ではなく、「世間一般の人」のことだったんですね。また訂正ですね…。^^;

「聊復爾り」とは、おそらく不本意で その場凌ぎにやっていること、「馬鹿馬鹿しい」と思いながらも「まあいいさ」と自嘲気味に強がりながら、「世俗からは逃れきれないこと」を言うのではないでしょうか。

阮咸は、世俗への反発心から褌を掲げた。
しかし、七賢と呼ばれた阮咸ですら世俗に倣うよりなかった。
その故事を受けて作中では、「聊復爾り」と表現していたのだと思います。

気軽に投稿したものの、実は遠く中国の古代王朝は、竹林の七賢の故事に辿り着く壮大な御質問であったとは、我ながら びっくりです。
博識な参加者の皆さんに囲まれ、タジタジで、私一人ではとても手に負えないものでした。
難しくて、皆さんのお知恵を借りながらの回答になってしまいましたが、有意義な時間が遅れて楽しかったです。
              
                それでは、失礼いたします。

この回答への補足

結局、ネット上の解説は、どうしても意味不明です。
仮にどれかのサイトが本当に分かっている人が書いているとしても、それを読んだ我々がその訳文を著者の意図どうりに受け止めれる保証はどこにもありませんから。翻訳辞書も同じです。

>例文にある「自分」とは「私」ではなく、「世間一般の人」のこと
いえ、そう文章に書いてはいけませんw。あの本ではその世間一般の人を種類分けしていて、それがあの辺の肝であり、おもしろいところです。せっかく分けているのを「世間一般」と戻しては台無しですよ。

さて、鴎外も、彼が学生時代に見聞した「いささかまたしかり」の訓読を想起してただ引用した可能性も当然ありますから、引用の精度もどれほどか知れたことじゃありません。だからとにかく私は物語の文脈が理解できればそこで納得して区切りとします。

補足日時:2010/03/19 11:05
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この回答へのお礼

複数の方に回答いただき、ありがたいです。

できうれば専門家の意見が聞きたかったところですが。

お礼日時:2010/03/19 12:59

 七賢人や隠者の話になるのでしたら、当然にその思想性に思いを致して、真意に同感しながらの解釈をなさるべきでしょうね。


 詳細な典故とともにそれを修正する思想性が求められると存じます。
 隠者たるもの、かの古代の中国ではどんな思想と生活であったか。
 耳がでてきたりすれば、言い切りですよね。
 爾耳をのみ、と教えてくれた先生がいました。
 しかりはひとつの意味解釈のルビみたになものであるかもしれません。
 私は私自身の先の投稿回答の通りと存じます。

 そしてその気持は『あぁ誰かがたくさんのを干しているって?そうかね、それがどうかしたかぇ』というのではないですか?
 天皇の巡幸に抵抗を示す意味などではまったくない。かの教授(当時は専門学校であり、助教授であったはず)も奇人であるが、それも越えている奇人。
 世間に頓着ができない、できない、生きる智恵に頓着できないわたしみたい。

 隠者の奇人的、超俗的言辞の一つではないかと存じます。
 そういう意味にすると、今後私のボキャブラリに取り込めます。
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No.7です。


No.7の投稿に訂正箇所が見つかりましたので再投稿です。
一点目は出典についてです。

No.7では次の故事を取り上げ、同じ参考リンクを貼りましたが、
《長竿挂大布犢鼻褌於中庭。人或怪之。
           答曰、「未能免俗聊復爾耳」》
http://tosando.ptu.jp/toko2001-8.html

その解説文をよく読み返すと、
《「犢鼻褌」と云う詩句を使えば、阮歩兵(阮籍)の故事が思い浮かぶ〈中略〉「犢鼻褌」の言葉は、『世説新語』では「任誕篇」の第10話に載っている話》とあり、この後直ぐに、

      長竿挂大布犢鼻褌於中庭。人或怪之。
            答曰、「未能免俗聊復爾耳」

と、この故事の背景について解説があるので、これには、

  ・『世説新語』「任誕篇・第十話」
  ・『晋書』巻49「阮籍伝」

の二つの資料(出典)があるということになると思います。
それを参考リンク先では、まとめて「阮歩兵 晋書 世説新語」と書いてあったのを、私は早とちりしてしまったようなのです。m(_ _)m
なお、「未能免俗聊復爾耳」は、やはり阮咸(阮仲容)の言葉と伝えられているようです(阮咸と阮籍二人出てくるのでややこしいですね)。
また、それ以前の「聊復爾耳」についての出典は解りませんでした。

【世説新語】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E8%AA%AC% …
【晋書】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%8B%E6%9B%B8

『晋書』(しんじょ)は中国晋王朝(西晋・東晋)について書かれた歴史書。二十四史の一つ。唐の648年に太宗の命により、房玄齢・李延寿らによって編纂された。帝紀十巻・載記(五胡の単于・天王・皇帝に関する記述)三十巻、列伝七十巻、志二十巻によって構成される紀伝体。
と、ウィキペディアには解説がありますが、その内容の一覧には、
紀 ― 10巻、志 ― 20巻、その後に続く列伝 の19巻目に「列伝第十九-阮籍…」とあります。
どうやらこれが『晋書』巻49「阮籍伝」のことであるようです。


訂正の2点目ですが、引用元にあった通りに漢文には[語釈]「聊爾耳」と付記したまま投稿してしまいましたが、「聊爾耳」=「聊復爾耳」という訳ではなく微妙にニュアンスが違うようです。
こちらも、よくよく読み直すと、「聊爾耳」と詠まれた漢詩の背景を知る一助として「未能免俗聊復爾耳」が引き合いに出されていたということでした(重ね重ねの訂正、誠に申し訳ありません)。
また、「聊爾耳」の意味は、「ただ自然とそうなってしまったのです」とあるので、「聊復爾耳」の口語訳「ちょっとそうしてみただけだよ」に比べると意図はなく消極的な表現に思えます。

さらに、No.5さんのご説明や漢文のリンク先での口語訳を読んでいると、確かに「聊復爾耳」は、強調表現に思えました。
これまで「聊復爾耳」の参考にした引用文の口語訳は、
「ちょっとこうやってみたまでさ」
「ちょっとそうしてみただけだよ」
とありますので、この「~さ」、「~よ」が口語訳に強調表現として反映されているようにも思えました。

一語一語の解釈は、前回は補足を頂いたのと知識がないので割愛しましたが、

   聊:ちょっと、少し。ついちょっと。
   復:同じ状態にあるさま。
   爾:そのように。

から、「聊復爾」は「ちょっとそのようにしておく」
そんな意味ではないかと見当を付けていたのですが(すみません、専門書ではなく、国語辞書検索からの推測です)、なかなか難しいものですね。
史実に基づいた学問性の高い質問なので、迂闊なことは書き込めず、一語一語の解釈の自説や推論は、ここまでにしておきたいと思います。

この御質問には興味があるので、この後は閲覧側に回って勉強させて頂きたいと思います。
 色々教えて下さり、ありがとうございました。

この回答への補足

先の補足のリンクの辞書で、この成句の要素の意味が
尔:如此;耳:而已
と説明されています。
尔(爾)が「如此:このようだ、そのようだ」、耳が「而已:ーにすぎない、ーだけだ」
なので、重複なのかどうかは懐疑的ですが、耳の意味は強調的に思えます。(中国人とか専門家の意見があったらおもしろいのですが。)
ま、ここまで細かいところの確認を求めるわけではないです。
大体の起源と、成句的意味(オリジナルの用法での意味)に興味があっただけなので。
ここまでのデータで、質問の件は十分自然に理解できるようになっていますので、目的は達しています。

補足日時:2010/03/17 02:14
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No.2,4です。

分割投稿になり申し訳ございません。
誠に勝手ながら、今ひとつ中途半端な投稿になってしまったので、再度投稿させて頂きました。
また他の回答の方達と内容が被っていたら、申し訳ございません。
手直しに手間取ったので、このまま投稿させていただきます。

お礼が遅れましたが、丁寧な補足とお礼をありがとうございます。
漢字の説明、非常に勉強になりました。
再投稿前に教えていただけて感激です。
「聊復爾耳」の「耳」が謎だったので、非常に助かりました。

*  *  *  *  *

個人的に、こちらが大変参考になると思います。
http://tosando.ptu.jp/toko2001-8.html

その中からご質問と関連深い記述を抜き書きして以下のようにまとめました。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
[語釈]
「聊爾耳」*:長竿挂大布犢鼻褌於中庭。人或怪之。答曰、
     「未能免俗聊復爾耳」 
                 『阮歩兵 晋書 世説新語』 

七月になって阮籍の近くに住んでいた親戚が衣類の虫干しをしていた。皆金持ちで高価な布ばかり干してあったので、それを見て一緒にいた阮仲容(阮籍の兄の子)が「犢鼻褌」を長い竿に掛けて干した。仲容は、人にその理由を聞かれて、
「世間のならわしから逃れるわけにもゆかぬので、ちょっとそうしてみただけだよ」と答えた。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
*「聊爾耳」と参考リンク先にはあり、原文のまま載せましたが、これは「聊復爾耳」のことだと思います。
こちらの訳を採用すると、「聊復爾耳」とは、《ちょっとそうしてみただけだ》という意味になります。
また、上記にある阮仲容とは先の回答でも申しましたが、阮咸のことです。

また引用元では、出典は『阮歩兵 晋書 世説新語』とありますが、No.4の引用文の解説に「歩兵」とは「阮籍」とあることから、「阮歩兵」とは「阮籍」のことであることが解ります。
ウィキペディアの記述にも、阮咸は竹林の七賢中では、存命中の事跡が非常に少ないとあり、『世説新語』『晋書』及び唐宋代の類書中に見えるのみとあります。
また、伝記資料として『晋書』巻49「阮籍伝」が挙げられています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AE%E5%92%B8

以上のことから、まとめたいと思います。
「聊復爾」は「阮咸」の言葉で、
出典は、*『阮歩兵 晋書 世説新語』になると考えられます。

(*素人なので補足を入れさせてください。もしかすると、「阮歩兵 晋書」とあるのは通称で、正式名称は『晋書』巻49「阮籍伝」であるかもしれません。何れにしろ『晋書』に載っていることは間違いない様です。)

この回答への補足

そのへんは、自分でもざっと目を通しました。
リンクは、成句の意味に関しては、下記が役にたちます。
ただし、ネット辞書だからどこまで厳密なのかはわかりませんが、
少なくとも日本のネット辞書goo辞書(大辞林)程度の自然さはあるでしょう。特に成語ともなれば意味はある程度一定しているはずですから。
http://www.zdic.net/cy/ch/ZdicE8Zdic81Zdic8A1407 …

補足日時:2010/03/17 01:49
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 無知が投稿して恥ずかしいのですが、戦後天皇が各地を行幸視察しました。


 愚者の私が46勤務した、皇居からあまり距離のない大学にもお出でに為りました。
 無論昭和天皇です。男女学生寮の舎監の教授はわざと子どものオシメなどを干して、聊かな(ささやかな)抵抗をしたということです。
 当局も敢えて事を構えず看過したとのことです。いろんな動機があるものですね。

 再び無関係の恥をさらして登場しました。無論参考にもアドヴァイスにもなりませんで、余談ということです。
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意味/解釈は先行回答で出ていますが、


出典や成語か否かをお尋ねの様子なので以下ご紹介。

【聊復爾】=【聊復爾爾】=【聊復爾耳】
注:爾、耳とも発音同じ、耳の特殊な用法では意味も同じ。
中国伝来のもので、中国では成語(慣用句)としてあります。
手元の日本の熟語辞典には見当たりません。

爾・耳とも「それまでのこと、~のみ」、2字重なって強調、継続の意。
復は「行ったり来たり、反復、繰り返し」

中日辞典では何れも成語として、
・白水社中国語辞典
 とりあえずまあこうしておこう、まあまあこんなところだろう。
・愛知大学中日辞典
 差し当たりこのままにしておく。しばらくこうしておく。
・中国語の辞典では、同様に、
 解釈:姑且如此而己の意。聊復爾耳とも。
     筆者訳:こんな具合だから、それまでのことだ(こんなところだ)。
 出所:明の劉璋の小説《鳳凰池》第一回の一節
     「未能免俗、聊復爾爾」(意味は先行回答参照)。
 ところが、別の辞典では出所が異なります。
 即ち、南朝宋劉義慶《世説新語?任誕》の一節。
 「阮仲容歩兵居道南,諸阮居道北;北阮皆富,南阮貧。七月七日,
  北阮盛?衣,皆紗羅錦?。仲容以竿掛大布?鼻?于中庭。
  人或怪之,答曰:“未能免俗,聊復爾耳”」 ...字が化けるかも!
 意味はANo.4氏の引用の通りです。
 時代的には阮仲容が古いので遡及すればそこへ行くということでしょう。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2010/03/17 02:19

 聊復爾を中国語でどう読むかは存じませんが、接続成句としての、まぁまぁそれはさておき、という慣用句ではないかと存じます。

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文語調の難しい文章ですね。

普段使われない言葉ばかりです。
「聊復爾」は、かながなければ私には読めません。

そんな私が「聊復爾」で辞書検索したところ、「聊爾(りょうじ)」が候補に挙がりました。

りょう‐じ〔レウ‐〕【×聊×爾】[名・形動ナリ]
1 いいかげんであること。考えのないこと。また、そのさま。
2 ぶしつけで失礼なこと。また、そのさま。
                 引用元:『大辞泉』/小学館

「聊復爾」とは、思慮が浅い、軽率である、無礼である。
そんな意味になるのではないかと思います。

また、例文を口語調に直すと、こんな感じになると思います。

「私は心霊の存在なんてものは少しも信仰しないで、唯、世間に習えばいい、その程度の考えで、その場凌ぎのごまかしで遣っていて、」

どうでしょう、前後の流れに上手く繋がりますでしょうか。
何方か物知りな方がいらっしゃるまでの間に合わせ程度の回答ですけれど、私も回答がつくのを楽しみにしたいと思います。
と、今見たら立派な回答が付いていますね。
こんな回答でも、わずかばかりでも参考になればと思います。

この回答への補足

そんな感じの意味だろうというのはわかります。
ただ、もう少し、くっきりした意味、たとえば成句としての辞書的意味や故事的意味、が知りたかったので質問しているしだいです。
返答ありがとうございます。参考にはなります。

「聊復爾り 位の考で」という言い方から、「聊爾」の使い方とは少しちがう用法のような気がしますが。

補足日時:2010/03/16 11:09
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 聊:いささか まぁ少し、それはそうとして


 復:また まぁまぁ
 爾:しかり 然かり そうかもしれないよ、くらいにして
       世間のやり方に従ってまぁまぁそうしとこうやと
       否定や論争も敢えてすることなし、受け流して

 くらいに理解できますね。
 

この回答への補足

確かに単体で調べてくっつけたらそういうふうに理解はできるのですが、成句としての意味や背景があるのかもと思ったので。
中国語サイトで、聊復爾がヒットしますので。

それはそうと、復にまぁまぁという意味があるのは知りませんでした。

補足日時:2010/03/16 11:00
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2010/03/16 11:04

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