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 最近、思います。長生きすることは、そんなにいいことなのだろうか。平均寿命が伸びることは、日本の発展を象徴しているようにも思えます。しかし、痴呆症の問題など新たな問題も生じています。
 一番疑問に思うのは、いくら平均寿命が伸びて、80歳、90歳と生きても、それは老いた肉体、精神での生であって、決して10代、20代、30代の肉体、精神での生ではないということです。老人力を侮ってはいけないことも承知しています。でも、あえて、長生きすることは、そんなにいいことなのか。意見をお聞かせください。

A 回答 (5件)

個人的な意見を述べさせて頂ければ、長生きなんぞしたくないと思います。




僕のひいおばあさんは93才まで生きました。
なくなったのは僕が専門学校生のころでした。
ぼくは、ひいおばあさんと親戚中で一番仲がよかったので、
僕は相当にショックを受けました。死ぬ間際の数年の
ひいおばあさんはいわゆる寝たきりに近い状態で、生きているのが
とてもつらそうでした。「はやくお迎えがきてくれんかなぁ」
としじゅうこぼししていました。そう言って泣くこともありました。
僕はひいおばあさんに、長生きしてほしいと思っていましたが、
正直、ひいおばあさんが心筋梗塞で眠るように亡くなったある朝に
ひいおばあさんが亡くなったのを見つけた時、涙は出ませんでした。
とても安らかな顔をして逝ったので、「大変だったね、おつかれさま」
って声をかけそうになりました。
悲しいと同時に自分がひいおばあさんにもっと長生きしてくれと
言っていたことが、ひいおばあさんにとってどんなに負担になっていたか
ということを理解しました。

長生きして欲しいという気持ちは愛ですが、
愛を強要することは愛ではないのだな、と気がついてしまったことが
なによりもショックでした。

家族の悲しみを避けるがために、過大な医療技術で、
無理矢理に人の命を延ばすことは、本人にとっては苦痛であるかもしれず、
なにより不自然なことであると思います。

ですから、僕は過剰に発展してしまった医学によって延びた寿命を
肯定することができずにいます。

あくまでも、個人的体験から得た主観的意見ではありますが。
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30代の2児の母です。


結婚するまで同居していた祖母は94歳の大往生でした。


10代や20代、30代は肉体的には良いのかもしれません。
エクボさんの周りにそれ以上の年齢の人はいませんか。
「私は長生きしたくない」というなら結構です、それはその人の考え方です。
でも、十把一絡げに「長生きすることは良いことか」と問うのは、なんだか違う気がします。
80代90代を「老いた」と表現するのも間違いではありませんし、昨今の老人介護の職に就きたいブームもある意味冷めた目で私は見ていますが、エクボさんが10年後、20年後に今のこの質問を思い出した時、私の感じたことが分かっていただけると思います。
少数の若い人に媚びる社会は、きっと「痴呆症の問題など」とも違う、滅びの社会ではないでしょうか。
もしかすると、介護の必要なお年寄りが身近にいるのかもしれませんが、だからこそ不要な人間は1人もいないのかもしれないと考えてほしいです。
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そうですねぇ、おっしゃる通りだと思います。

でも、「老いた精神での生」というのには何かいいものがあるんじゃないかとも思います。
また、「長生き」というのも平均寿命ではそうかもしれないですけれど、一人一人にとっては、70歳が長生きかそうでないかなんていうのも個人の人生観が反映しますしね・・・。

ただ、医療技術の進歩は素晴らしいといえど、痴呆や意識もないままに無理やり生かされているような、「自己」を失ったそんな老いた状態は、私は嫌ですね。
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年齢の若い人間と、歳を重ねた人間の差って何でしょう?考えたこと有りますか?



私は、歴史が好きで、特に明治・大正の出来事に興味を持っています。ところが文献を探しても簡単には見つからないんです。大戦の事や、事件のあらましは書かれていても、庶民の生活はそう多く記されていません。少し詳しい物になると物価や流行歌について言及していますが、やはり日常的にどんな物を食べ、どんなことを考え、思っていたかは書かれていません。

歳を召された方との違いって、記憶なんです。
長生きする事によって、後世にその時の記憶を伝えることが出来るのです。
どんなに技術が進歩しても、そこで生きている人の生活の全て、感情の全てを記録しておくことは出来ません。それを示すことが出来るのは人間だけなのです。
もしも周りに歳を取られた方が、子供の頃の話を聞いてみてください。あなたの全く知らない世界の話をしてくれるはずです。
長生きをすること=後世に記憶を伝えること=歴史を学ぶこと、だと思います。
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この回答へのお礼

 「長生きをすること=後世に記憶を伝えること=歴史を学ぶこと」これは、まさしく私の言う「老人力」だと思います。「老人力」を尊敬すること、認めることは、重要なことです。しかし、そうはなっていない。ということは、やはり、今の社会に問題があるということなのでしょうか。
 ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/03/31 21:19

そうですね。

全体的に見れば、あなたのおっしゃるように痴呆症の問題や老人介護の問題などいろいろな問題が増えてくると思います。しかし、一方で80、90になっても若さを忘れずそれを保っている人も大勢います。
私の父は82歳ですが、今だに毎日車に乗って商売(衣料品の卸)に出かけています。商売も不況のため忙しくないので、暇なときには、家と塀の間のわずかなスペースにブドウを栽培したりしています。とにかくじっとしているときがありません。若いときは高等小学校を卒業するとすぐ酒屋にでっち奉公に行き、20代のほとんどを東南アジアの最前線で戦い、急死に一生を得て、自分には青春時代がなかったと言っています。父は糖尿病を患っていますが、自分で健康に配慮して野菜類を多く摂ったり、好きな日本酒を控えるなど健康管理をしているので、血糖値もあまり高くありません。
そんな父を見ていると、私(46歳)はもっと恵まれた環境で育っているのだから、いつまでも若い気持ちを忘れずに100歳くらいまではシャキッとした肉体と精神を保ちたいと思っています。私はそういう姿勢で長生きすることはいいことだと思います。反対に自分はもう年寄りだからと何かに付けいいわけをして、肉体的にも精神的にも衰えているのに、医学の力のお陰で長生きさせられているような年寄りにだけはなりたくないと思います。
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