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詳しい方教えてください。

三毛猫にはほとんどメスしかいないことはよく知られていて、中学か高校のときにその理由は「三毛猫のオスは致死遺伝子を持つため生まれてこないのだ」と聞いたような気がします。

ところが先日調べてみたところ、どうやら三毛猫として生まれてくるためには性染色体がXXであることが必要であることがわかりました。まれに生まれてくる三毛猫のオスはXXYのヒトで言うクラインフェルター症候群らしいですね。

しかし、それが正しければ、染色体異常を無視した場合、三毛猫のオスは遺伝的に存在しないことになり、致死遺伝子による=胎生致死であるという最初の説明と根本的に異なる理屈になります。

googleなどで「三毛猫 致死遺伝子」で検索しても、学術的なサイトはヒットしないものの、多数の人が同じようなことを聞いたことがあるようですし、あさりよしとおさんの「HAL」という漫画でもその話題が出てきます。

「三毛猫のオスは致死遺伝子で生まれてこない」という話の出自はいったいどこなのでしょうか?もしくは実は何らかの科学的な根拠があるのでしょうか?(猫のクラインフェルター症候群の生まれる確率を考慮しても、三毛猫のオスの生まれる確率が有意に低いなど)

A 回答 (5件)

そうですね。

かっては伴性遺伝で三毛猫の雄や血友病の女性は大変少ないですから、当時の知識では上手く説明できずにみな致死遺伝で説明してしまったときもあったようです。その名残が何十年経ちましても参考書等の教育用図書にも記載されたことがありますから、そのように説明をする先生もいたでしょうし、そのように信じている人もいるのではないかと思います。

昔は、メスの体のそれぞれの細胞は、二個のX染色体のどちらかしか発現していないと言うことも分かりませんでした。XX'と区別しますとX染色体が発現していてX'染色体が凝集して発現していない細胞と反対にX'染色体が発現していてX染色体が凝集して発現していない細胞の二種の細胞がモザイク状になっていることさえ分からなかったのです。ましてや性染色体異常のxxyタイプも知られていませんでした。そのような状態では正しく三毛ネコの遺伝を説明できず致死遺伝子と説明したのではないかと思います。

科学的知識の中には多くの仮説があります。例えば天動説と地動説でも地動説が科学的定説になるまでには混乱期がありました。同じ様なものだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やはり昔は致死遺伝子と予想されていたようですね。
みんなが専門家ではありませんから、知識をアップデートしないまま人に教えてしまう人もいるでしょうね。
私も科学の常識は移り変わっていることを実感しています。
ちょっと違う話になりますが、医者でも専門外のことは古い知識のまましゃべっている人をよく見ます。

お礼日時:2010/03/25 16:28

否定から入るので申し訳ないですが一つの考えてとしてお聞きください。



まず質問者様は「聞いたような気がする」と仰っていますよね。
そのまま捉えると曖昧な記憶のように見られます。
何か他の動物と三毛猫のオスが生まれにくい話を混合してしまっている可能性もあります。

また、仮にその話が教員の口から出たのだとしても、教員もただの人ですから間違いを教えることもあります。

サイト検索の結果に関しては「三毛猫のオスは生まれない(実際には非常にめずらしいだけ)」と中学等で知りえた「致死遺伝子」という言葉を勝手に結びつけてしまった結果だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
たしかに曖昧な記憶です。中学か高校か、生物の先生だったかそうでないのかもよくわかりません。
ただ本に同じことが書いてありますのでこのような誤解をしているのは私だけではないと思いました。
高校生物でハツカネズミ致死遺伝子の問題がよくでるようなので、致死遺伝子自体は高校で生物を習えば知っているはずなので、混同してしまった人もいるでしょうね。

お礼日時:2010/03/25 15:54

 私は,「三毛猫のオスは致死遺伝子で生まれてこない」という話をはじめて聞きました。

それほど一般的な考えではないと思います。三毛猫のオスは3万匹に1匹ぐらいしか生まれないらしく,珍しいので,そのように誤解する人がいるのではないでしょうか。
 そもそも,ここでいう致死遺伝子は,その遺伝子がホモになると個体を死に致す劣性遺伝子ですよね。(突然変異による優性の致死遺伝子は1代限りで子には伝わらないので除外していいですよね。) 三毛猫は3対の対立遺伝子の組み合わせによって説明されるようですが,どの遺伝子を致死遺伝子と考えても,その遺伝子が性染色体構成XXの個体ではホモ接合になることがなく,XXYでだけでホモ接合になることがあるとは考えることができません。
 致死遺伝子については,これ(http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1779789.html)が参考になると思います。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/manekinekoclub/kenkyu …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
致死遺伝子は劣性ホモという話、言われてみれば確かにそうですね。
単一の遺伝子が原因でなければ、XXYで初めて致死となることもあり得るような気もしますが、そういった例があるのかも知りませんしややこしい話になってしまいますね。

お礼日時:2010/03/25 15:24

科学の世界に噂なんてありません。


毛の色を決めるプラグとソケットみたいなものの装備関係で
オスに三色そろう確率が低いだけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
広まっているけど科学的でないようなので「噂」と書きました。でも私が知らないだけで科学的な根拠があるのかもしれないな、というのが「?」の気持ちでした。わかりにくくてすいません。

お礼日時:2010/03/24 22:27

単純に珍しいから、「生まれる前に死んでしまう」とされたので、いつ頃から言われ始めたかは不明・・というところが本当かな。

だれも調べてないらしい。
【参考サイト】
三毛猫 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B% …
三毛猫の科学
  http://homepage1.nifty.com/manekinekoclub/kenkyu …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
その二つのサイトを見ましたが、「致死遺伝子」という言葉はありませんよね。
60年代に三毛猫のオスがいない遺伝的な理由が解明されたそうですが、それより前は致死だと考えられていて、未だに信じている人が多いということなのでしょうか。

お礼日時:2010/03/24 22:21

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