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免疫染色の原理について

仕事で、免疫染色をすることになりました。
文献で調べてみたところ、プロトコルは手に入りましたが、いくつか原理が分からないところがありました。

・ブロッキングについて
1次抗体を反応させる前に、他種の血清を切片にかけて、標的タンパク以外のタンパクをブロックして、非特異反応を防ぐ、とのことですが、そもそもなぜ他種の血清をかけるとブロッキングになるのでしょうか?
抗体の非特異反応とは、標的タンパクのエピトープに似た分子構造を持つタンパクが他にあればそこに抗体が結合してしまう反応と解釈しているのですが、他種血清をかけることで標的以外のタンパクがブロックされるという原理が分からないです。
例えばヒトの口内粘膜上のTLRを抗ヒトTLRマウスモノクローナルIgGを1次抗体として染めるとして、この試料を、例えばカエル血清で処理するとなぜ、非特異反応を防げるのでしょうか?
カエル血清に、ヒトTLRと1次抗体の結合だけを保護し、TLRに類似するエピトープを持つタンパクと抗体の反応を抑制するなどというピンポイントな機能があるとは思えないないです。
実際にはTLR以外を染める場合でもカエル血清は有効とのことですし(カエルでなくてもヒトと類似するタンパクを持っていない生物の血清であればいいそうですが)。

・試料を過酸化水素水で処理する理由
DAB法ではDABと過酸化水素とHRPで標識した2次抗体を発色しますが、この反応の非特異的な発色を防ぐために、試料中のもともとあったペルオキシダーゼを失活するために過剰な過酸化水素水で試料を処理するとありました。
ペルオキシダーゼはミトコンドリアの水素伝達系で生じた過酸化水素やフリーラジカルを分解する酵素とのことですが、過酸化水素を分解する酵素が、過酸化水素で失活するものなのでしょうか?過剰であれば壊れるのでしょうか?
酵素は反応を促進させるものであって酵素自体は反応の際に構造は変化しないと記憶しているのですが。

また、過酸化水素は有機系の高分子を破壊するものと思っていましたが、標的タンパクを変性させる可能性はないのでしょうか?



知識がないもので、的外れなことや間違ったことを書いているかもしれませんが、よろしくお願いします。

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A 回答 (2件)

・ブロッキングについて



ブロッキングとは、抗体が非特異的に何かしらのタンパク質に結合することを防止する操作です。

>標的タンパクのエピトープに似た分子構造を持つタンパクが他にあればそこに抗体が結合してしまう反応

違います。これはブロッキングでは防止することがむずかしい、又はできません。

ブロッキングとは、抗体として(可変領域が)違うタンパク質にくっつくのを防止するというよりも、
抗体というタンパク質が(可変領域でも定常領域でもどこででも)何かにくっつくのを防止するものです。
なので、血清でなくても、BSAやスキムミルク(タンパク溶液として使用される)を用いてブロッキングする人もいます。

要するに、組織などに「タンパク質がくっつきやすい場所」があったとして、それは抗体だろうが何だろうがくっつくわけです。
なので、最初からタンパク質をつっつかせておいてブロックしようというわけです。
ただ、同じ抗体のていをなしているタンパク質の方が、なんとなく目的の抗体というタンパク質が何かにくっつくのを防ぐんじゃないかと考えるので、血清を使うのが好きな人もいます。
その時、目的の抗体と同じ動物種の血清を使うと、2次抗体がブロッキングしたときの抗体も認識しちゃうので、ダメってことです。

・試料を過酸化水素水で処理する理由
これは、質問者さんがおっしゃっていることが理由です。

>過酸化水素は有機系の高分子を破壊するものと思っていましたが、標的タンパクを変性させる可能性はないのでしょうか?

あります。なので、組織に既に存在するペルオキシダーゼを失活させるために処理します。

>過酸化水素を分解する酵素が、過酸化水素で失活するものなのでしょうか?

します。
それは、変性と酵素の働きの速度の違いです。
酵素自体が過酸化水素で変性していきます。しかし、その速度よりも速く酵素としての働きをやってしまいます。

なので、実際の発色のときの反応もそうです。
発色しますが長時間の発色は過酸化水素によって失活するのであまり意味が無いです。

>酵素は反応を促進させるものであって酵素自体は反応の際に構造は変化しない

それはその通りですが、それは触媒としての物質が例えば二酸化マンガンとかはそうです。
しかし、酵素はタンパク質なので、構造がどうしても過酸化水素によってアタックされます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

>>要するに、組織などに「タンパク質がくっつきやすい場所」があったとして、それは抗体だろうが何だろうがくっつくわけです。

なるほど。
抗原抗体反応に関わらずタンパク質がくっつきやすい構造があるわけですね。抗体抗原反応にばかり目がいっていてそこまで考えていませんでした。
得心いきました。


過酸化水素についても分かりました。言われてみれば酵素もタンパク質ですから失活しないはずがなかったですね。

分かりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/01 13:51

あ、あと、



>標的タンパクを変性させる可能性はないのでしょうか?

変性することはあるかもしれません。しかし、それが抗体によって認識されなくなるかということとは、別問題です、
なぜなら、それはエピトープがどのようなものかによるからです。
ただ、抗体が認識する領域はタンパク質のうちで、数個のアミノ酸からなるそのことを考慮するとどうでしょうか・・・
結局、そのタンパク質によるということで、免疫染色に支障がでるかもしれないし、でないかもしれないという結論になります。

ただ、抗体を購入したときのデータシートには、どのような用途に使える抗体かということが、明記してあると思います。
免疫組織化学に使えるかどうか、それによって判断するといいと思います
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
データシートの詳細ですね。
実を言うと今一よく分からなかったですが……
メーカーに問い合わせて確認してみることにします。

お礼日時:2010/04/01 14:11

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Qブロッキングって必要なのでしょうか?

蛍光染色法で2次抗体の非特異性を抑えるために、2次抗体と同種の動物の血清でブロッキングしなさいとよく書いてあるのですが、例えば2次抗体がヒトの血清タンパクで吸収済みのものを使用するときに、ヒトのタンパク質を調べる上ではブロッキングしなくてもよいように思うのですが、どうなのでしょうか?
やはりバックグラウンドは高くなってしまうのでしょうか?

Aベストアンサー

抗体を吸収処理するのと、ブロッキングは狙っているところがちょっと違います。

たとえば抗マウスIgGの二次抗体を、ラビット血清タンパク質で吸収してあれば、ラビット由来の一次抗体に交差反応するのを防ぐことができます。一次抗体でマウス由来のものとラビット由来のものをつかって、別々の抗原を検出できるようになります。


組織標本にせよウェスタンブロットにせよ、抗体に限らず、いかなるタンパク質でも多かれ少なかれ吸着します。あらかじめ適当なタンパク質を吸着させることによって、抗体が非特異的に吸着されるのを押さえるのがブロッキングです(この点に関しては、BSA、カゼイン、ヘパリン、各種血清、どれでも狙いは一緒です)。

特に組織標本の場合、タンパク質のなかでも特に抗体が非特異的に吸着しやすい性質があるかもしれません(たとえば、プロテインA/Gとか補体のようなタンパク質が存在するかもしれません)。また、それぞれの種の抗体が、内在的にもっている交差反応性があるかもしれません。そのためには血清、とくに後者の理由から、同種の血清でブロッキングするのがよいとされています。

ただ、私の経験では、どうしても「同種の」血清でなければよくないというようなことはありませんでした。
また、非特異的吸着や交差反応は、抗体ごと、サンプルの種類ごとに違うので、ブロッキングの必要性もまちまちです。ものによっては、全くブロッキングなしでもきれいに染まるものもあります。

抗体を吸収処理するのと、ブロッキングは狙っているところがちょっと違います。

たとえば抗マウスIgGの二次抗体を、ラビット血清タンパク質で吸収してあれば、ラビット由来の一次抗体に交差反応するのを防ぐことができます。一次抗体でマウス由来のものとラビット由来のものをつかって、別々の抗原を検出できるようになります。


組織標本にせよウェスタンブロットにせよ、抗体に限らず、いかなるタンパク質でも多かれ少なかれ吸着します。あらかじめ適当なタンパク質を吸着させることによって、抗体が非特...続きを読む

Q免疫染色のブロッキングで、2次抗体が作られた動物の正常血清を用いる理由?

免疫染色のブロッキングで、2次抗体が作られた動物の正常血清を10%処理するようにプロトコルに書いてあります。何故"2次抗体"が作られた動物の正常血清を用いるのでしょうか?また、"2次抗体が作られた動物の正常血清"を用いると抗体の非特異的結合が減少する原理はどうなっているんでしょうか?

Aベストアンサー

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2397283.html

Q腫瘍と腫瘤のちがいは?

腫瘍と腫瘤のちがいはなんでしょうか?
たとえば肝臓に発生で例えると前者は内部、後者は表面発生のニュアンスでしょうか?教えてください

Aベストアンサー

私の文章が悪かったようです。腫瘤と腫瘍は比べることが不適当な☆別次元☆の言葉です。

とはいえ、腫瘍は腫瘤とは★区別されるものではありません★。

白血病を除く殆どの腫瘍は腫瘤を形成します。

字が似ていて混乱するのはやむを得ません。

腫瘤という呼び方をやめて、単に「かたまり」と言い換えてもいいでしょう。そうすれば、腫瘍と区別するとかしないとか考えずに済みます。

■子宮に腫瘤があり、調べてみたら良性腫瘍だった。→子宮にかたまりがあり、調べてみたら良性腫瘍だった。

と言い換えることができます。

「肝腫瘤」という言い方はあまりしません。また、「肝臓についている」という表現を拝見すると誤解なさっているようです。肝臓の内部にかたまり状の病変があるときは、「肝内に腫瘤を認める」という表現をします。

■肝内に径3cmの腫瘤を認め、エコー下針生検を施行したところ、病理組織は肝細胞癌(悪性腫瘍)であった。

■肝内に径3cmの腫瘤を認め、エコー下針生検を施行したところ、病理で膿瘍(怪我のときのうみのようなもの)と判明した。

というような例文が正しいのです。

私の文章が悪かったようです。腫瘤と腫瘍は比べることが不適当な☆別次元☆の言葉です。

とはいえ、腫瘍は腫瘤とは★区別されるものではありません★。

白血病を除く殆どの腫瘍は腫瘤を形成します。

字が似ていて混乱するのはやむを得ません。

腫瘤という呼び方をやめて、単に「かたまり」と言い換えてもいいでしょう。そうすれば、腫瘍と区別するとかしないとか考えずに済みます。

■子宮に腫瘤があり、調べてみたら良性腫瘍だった。→子宮にかたまりがあり、調べてみたら良性腫瘍だった。

と言い換...続きを読む

Q抗体の免疫動物と交差性について

免疫染色を行うため抗体を選んでいます。
マウスの細胞を染色する予定です。

そこで
交差性とは何ですか?
そのほか、種由来と免疫動物は以下の考え方でよろしいでしょうか?

種由来について
染めたい物の細胞がマウスである場合はマウス

免疫動物について
抗体が作られた動物の種類

インターネットで調べてますが、いまいち分かりづらくて悩んでいます。
抗体にお詳しい方、ぜひ教えてください。
宜しくお願いいたします。

Aベストアンサー

まず、最初に
質問者様はまだ実験を始めたばかりの方とお見受けします。
まずは、身近な方(先生は先輩)に直接質問するようにしてください。
教授に聞くのが怖いとか、忙しそうとかあるかもしれませんが、
聞くことです。理解できていないまま実験していることがバレた方がよっぽど怒られます。

さて、本題ですが、まずは落ち着いて英語の意味を辞書で引いてみてください。

>ReactiveSpecies(種由来)はマウス

「Reactive」の意味は「反応する(形容詞)」とかではないでしょうか?
そうすると
ReactiveSpeciesとは「反応する種」となり、何が反応するのかと言えば
「抗体」であり、つまり、その抗体が反応する種となります。

ここから先は「抗体とは何ぞや」ということを勉強されることをお勧めします。簡単に言うと、

先の回答にも書きましたが、「抗体」は「抗原」を認識して結合します。
「抗体」の作製には「抗原」を動物の接種して「抗体」を作らせるのです。
この時、接種を受けた動物が「免疫動物」であり、「HostSpecies」です。

さて、抗体を作らせるときの「抗原」ですが、ある人が
「マウスの細胞に発現するタンパク質A」を抗原としたとします。
そして、そのマウスタンパク質Aをウサギに注射したとします。
その後、マウスタンパク質Aに対する抗体が出来たとします。
その抗体をチェックしてみると、きちんとマウスタンパク質Aに結合するようでした。

この時、ウサギで作ったマウスタンパク質Aに対する抗体を
日本語で「抗マウスタンパク質Aウサギ抗体」と言います。
英語では「anti-mouse proteinA rabbit antibody」とか言います。
「anti」って英語、調べてみてください。「抗~」とか「対~」とかあると思います。そして、「抗体」は「antibody」です。

さらに、このマウスタンパク質Aと構造が似たタンパク質Bがマウスには発現するとします。
そして、この「抗マウスタンパク質Aウサギ抗体」がタンパク質Bをも認識することがあり得ます。これを「交差」と言います。

さらに、マウスのタンパク質Aのヒト版といいますか、同じ遺伝子がヒトにもあるとします。そして「抗マウスタンパク質Aウサギ抗体」は
ヒトのタンパク質Aも認識することがあり得ます。これも「交差」です。

このタンパク質Aに対する抗体が売ってあるとして、情報を記すとしたら
以下のようになります。

1)HostSpecie ウサギ
2)ReactiveSpecies マウス ヒト
3)SearchTerms タンパク質A
4) applications ウエスタン 免疫染色など

HostSpecieの欄に複数の生物が書いてあったら、いろんな動物で抗体を作ったということです。

>「マウスの細胞を培養して抗体はチロシンハイドロキシラーゼを使う」

抗体と、その抗体が認識するタンパク質、それをごっちゃにした文章で気味が悪いです。そのことを理解してください。

>「マウスの細胞で発現しているチロシンハイドロキシラーゼを染色」
意味は同じですが、正確に言うと
「マウスの細胞に発現するチロシンハイドロキシラーゼを染めるために抗チロシンハイドロキシラーゼ抗体を使う」
です。

antiについてはいいでしょうか。
PubMedでの調べ方は、キーワードの選び方にそれぞれコツがありますので、それは身近な人に聞いてください。

抗体の選び方に付いては、最初からメーカーのカタログを調べると、
その抗体が使われている論文が記載してあるので、その抗体が本当に使えるかとかわかります。
ちなみにメーカーからという意味では下のようなサイトもあります。
http://www.biocompare.com/

まず、最初に
質問者様はまだ実験を始めたばかりの方とお見受けします。
まずは、身近な方(先生は先輩)に直接質問するようにしてください。
教授に聞くのが怖いとか、忙しそうとかあるかもしれませんが、
聞くことです。理解できていないまま実験していることがバレた方がよっぽど怒られます。

さて、本題ですが、まずは落ち着いて英語の意味を辞書で引いてみてください。

>ReactiveSpecies(種由来)はマウス

「Reactive」の意味は「反応する(形容詞)」とかではないでしょうか?
そうすると
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QDMEM培地について。

DMEM培地に含まれる

・グルコース
・L-グルタミン
・フェノールレッド
・HEPES

それぞれの効果というか意味を教えてください。

よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

L-グルタミンについては、
http://www.summitpharma.co.jp/japanese/service/s_ATCC_faq_cell_biology.html#q8
「培地にL-glutaminの添加は必要ですか?どの程度のL-glutaminを添加したらよいですか?なぜ information sheetにL-glutaminの記載がないのですか?」
を見て頂けると良いと思います。
最終的にはどの培地にも添加されます。

参考URL:http://www.summitpharma.co.jp/japanese/service/s_ATCC_faq_cell_biology.html#q8

QプラスミドDNAの抽出法

実験でプラスミドDNAの抽出をアルカリ法によって行いましたが、アルカリ法の原理がわかりません。
自分でも調べてみましたが、原理はわかりませんでした。
原理をココで教えてくれる方、良いHPを知っている方、何か教えていただけると幸いです。

Aベストアンサー

菌を適当なバッファーに再懸濁します(グルコースが入っているのが一般的ですが、浸透圧をあわせるだけで、あまり重要ではありません)。

アルカリとSDSでタンパク質や膜成分を可溶化し溶菌します。同時に大腸菌のゲノムDNAはアルカリ変性して一本鎖状態になります。スーパーコイル状のプラスミドは変性しにくいのでそのまま残ります(プラスミドまで変性しないように冷やしたり、短時間にします)。

そこに酢酸カリウムなどの塩を加えると急激に中和されるのと同時に塩析作用で、タンパク質-SDS複合体と変性DNAを不溶化します(冷やすこと、時間を置くことで沈殿の形成を促します)。これを遠心分離すると上澄みにプラスミドが残ります。

塩を含んだ上澄みにアルコールを加えると溶けていたプラスミドがアルコール沈殿を起こすので、これを遠心分離して沈殿として回収します。70%程度のエタノールで沈殿から塩を洗い流します。

Q染色についての疑問なのですが、誰か教えて下さい。

病理学実習で行った最も有名で、1番popularなHE染色についてなのですが…
(1)今回実習で行ったのは、カラッチのヘマトキシリンだったのですが、他には、どんな種類が存在しますか?
(2)カラッチのヘマトキシリンを作ったときに、いろいろな物を加えました。それで、ナノですが、ヘマトキシリン液についての原理を知れば、入れた物質の役割が分かるのではないかと考えました。そこで、質問です!!ヘマトキシリン液の原理って、何ですか?
(3)染色には、退行性と進行性があり、退行性の染色液には、”分別”と言う操作が、必要って、文献に書いてあったのですが…分別には、どんな種類の薬品を使うのですか? 実習では、0.25%塩酸を用いました。
(4)試薬が、良ければ、色出しの操作は、不要みたいなのですが、色出しって、何なのですか?色出しには、どんな試薬が、使われているのですか?

だれでも良いので、こんな馬鹿な私に教えて下さい。

Aベストアンサー

実習の時に質問すりゃぁいいのに…ま、病理医にはわからんか。

私の場合普段はマイヤーの処方を薄い切片用にアレンジした「ダブ
ルマイヤー」を常用していますが、必要ならカラッチやギルも調整
します。ハリスは水銀を使うからパス。ワイゲルトの鉄ヘマトキシ
レンはHE染色用ではありません。

処方の基本は、「色素」+「酸化剤」+「媒染剤」です。酸化剤には
ヨウ素酸ナトリウムを常用します。これで無色のヘマトキシレンが
ヘマティン色素になります。媒染剤は金属イオンを添加して色ラッ
クを形成させ組織との結合を強くするもので、ミョウバンを使うと
青紫になります。ここで鉄を使うと茶褐色っぽい色になりますね。
最後に安定剤として抱水クロラールやグリセリンを混ぜて完了。色
ラックが正に帯電しているため、負に帯電するリン酸基やカルボキ
シル基と結合しやすいわけです。

分別ですが、上記の理屈で染まるからにはpHの影響ってモノを受け
るわけで、pHが4くらいだと結構なにもかも染まってくるんです。こ
れを、染めた後で塩酸アルコールなどでpHを下げて、リン酸基のと
ころだけ残してカルボキシル基のところを脱色してやるのが「分
別」という作業です。全体を染めてから要らないところを抜くから
「退行性染色」。逆に最初っから酸を加えてpH2とかの染色液を作
り、リン酸基リッチのところしか染まらないようにしたのが「進行
性染色」。カラッチが退行性染色の代表で、マイヤーが進行性染色
の代表です。

色出しってのは、ヘマトキシレンで染色した後でしばらく流水で洗
うステップですが、これはpHを上げています。すると水素イオンが
色ラックに干渉し難くなり、赤褐色から安定した青紫色になって、
褪色もしなくなります。

以上、藍染めと全く同じだよっていう話でした。

実習の時に質問すりゃぁいいのに…ま、病理医にはわからんか。

私の場合普段はマイヤーの処方を薄い切片用にアレンジした「ダブ
ルマイヤー」を常用していますが、必要ならカラッチやギルも調整
します。ハリスは水銀を使うからパス。ワイゲルトの鉄ヘマトキシ
レンはHE染色用ではありません。

処方の基本は、「色素」+「酸化剤」+「媒染剤」です。酸化剤には
ヨウ素酸ナトリウムを常用します。これで無色のヘマトキシレンが
ヘマティン色素になります。媒染剤は金属イオンを添加して色ラッ
クを形成さ...続きを読む

Qプラスミド精製の原理

大腸菌からプラスミドを取り出す(精製)の
原理を簡単にいうとどんな感じですか?

今はキアゲンのキットを使っているので
いまいち原理がつかめません。
塩化セシウム、ボイル法とかありますが、
教科書を読んでもいまいちピンきません。

簡単に教えていただけませんか。

Aベストアンサー

1.大腸菌のサスペンションにアルカリ溶液を入れる
(大腸菌の膜が壊れて、タンパクやDNAなどが出てくる。DNAはアルカリで変性して一本鎖になる)

2.酸で中和する
(変性したタンパクなどは析出、長いゲノムDNAは中和で二本鎖に戻ろうするが、長いので絡まって析出。プラスミドDNAは小さいので二本鎖に戻って溶液中に存在)

3.遠心分離して上澄みを回収
(タンパクや絡まったゲノムDNAなどは沈殿、上澄みにあるプラスミドDNAを回収)

4.昔は(10年前の記憶だと)、フェノール・クロロホルムで、残りのタンパク質・脂質などを除く。
(脂質はフェノール層へ、DNA・RNAは水層へ、タンパク質は中間層へ分離するので、水層を回収)

5.その後、イソプロパノールでDNA・RNAを沈殿させる。(イソプロパノールでDNAの水和水が取られて、DNAが不溶化して沈殿する)

6・RNA分解酵素でRNAを分解して、もう一度フェノール抽出をして、エタ沈(イソプロと同じ原理)して、その沈殿を回収するとプラスミドDNAが得られる。

キアゲンは、4のところで、カラムにかけると、DNAが樹脂に結合するので、bufferで不要なものを洗い流して、最後にpHを変えると、プラスミドDNAは溶出されてきます。キアゲンのホームページからマニュアルをダウンロードすれば、詳しく書いてありますよ。

1.大腸菌のサスペンションにアルカリ溶液を入れる
(大腸菌の膜が壊れて、タンパクやDNAなどが出てくる。DNAはアルカリで変性して一本鎖になる)

2.酸で中和する
(変性したタンパクなどは析出、長いゲノムDNAは中和で二本鎖に戻ろうするが、長いので絡まって析出。プラスミドDNAは小さいので二本鎖に戻って溶液中に存在)

3.遠心分離して上澄みを回収
(タンパクや絡まったゲノムDNAなどは沈殿、上澄みにあるプラスミドDNAを回収)

4.昔は(10年前の記憶だと)、フェノール・クロロホルム...続きを読む

Qエクセルで計算すると2.43E-19などと表示される。Eとは何ですか?

よろしくお願いします。
エクセルの回帰分析をすると有意水準で2.43E-19などと表示されますが
Eとは何でしょうか?

また、回帰分析の数字の意味が良く分からないのですが、
皆さんは独学されましたか?それとも講座などをうけたのでしょうか?

回帰分析でR2(決定係数)しかみていないのですが
どうすれば回帰分析が分かるようになるのでしょうか?
本を読んだのですがいまいち難しくて分かりません。
教えてください。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるための指数表記のことですよ。
・よって、『2.43E-19』とは?
 2.43×1/(10の19乗)で、
 2.43×1/10000000000000000000となり、
 2.43×0.0000000000000000001だから、
 0.000000000000000000243という数値を意味します。

補足:
・E+数値は 10、100、1000 という大きい数を表します。
・E-数値は 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表します。
・数学では『2.43×10』の次に、小さい数字で上に『19』と表示します。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%95%B0%E8%A1%A8%E8%A8%98
・最後に『回帰分析』とは何?下の『参考URL』をどうぞ。→『数学』カテゴリで質問してみては?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E5%88%86%E6%9E%90

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるた...続きを読む

QBSA溶液の作り方。

(1)1%のBSA溶液を作る場合、100mlの純水に1gのBSAを加えればいいのでしょうか?
(2)スライドグラスにBSAをコートすると精子がくっつきにくくなると聞いたのですが、なぜでしょうか?BSAにはどのような作用があるのでしょうか?

Aベストアンサー

(1)だけですが、
1%という言い方をした場合、通常はw/w(重量/重量)を指すので、99mlの純水に1gのBSAですね。全部で100gとなり、そのうち1%がBSAです。
また、溶液を作るときはかき混ぜるとダマになったり泡だったりするので、水の上にBSA粉末を乗せて静置して溶けるのを待ちます。


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