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「万有引力(の法則)は,ニュートンにより発見された」と聞くことがあります.

「発見」ではなく,「提唱」のほうが適当ではないでしょうか?「発見」とは,例えば「新しい惑星を発見した」というように,実在するものを見つける,というニュアンスを感じます.万有引力という考え方(あるいは概念)を使うと,天体の動き等が統一的に説明できるので,この「考え方」が広く受け入れられているのだと思います.

また,万有引力という「考え方」は認められているにしても,それがなぜ生じるかは未だ謎と聞きます.ならば,万有引力と同程度,あるいはそれ以上に物理現象を上手に説明でき,しかも発生原因まで説明できる考え方が提唱されれば,物理学における「コペルニクス的転回」が生じる可能性もゼロではないと思うのです.いかがでしょうか?

後半の疑問は,思考の遊戯のようなところがあります.皆様の御意見をお聞かせ下さい.

A 回答 (3件)

>「発見」とは,「新しい惑星を発見した」というように,実在するものを見つける,というニュアンスを感じます.


「万有引力」は「考え方」ではなく「実在」する力です。ダーウィンの「進化論」とかの理論とは違いますので「発見」でよろしいかと思います。
ニュートンが万有引力などを含めて体系的にまとめた物理学(力学)を「ニュートン力学」というのはご存じかと思います。
この力学が以来、200年の間問題なく使われてきたのですが、その後天文学の観測などで、どうしてもニュートン力学では説明できないような観測結果が出てきたのです。
このような「超ニュートン力学」の現象を説明できたのがアインシュタインでした。以後、この「アインシュタイン理論(力学)」が物理学の定説です。
そういう意味で、すでに、アインシュタインによって「物理学のコペルニクス的転回」が起こされたのです。
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この回答へのお礼

万有引力は概念ではなく,実在するのですね.まだピンときませんが,しっかり勉強します.御回答ありがとうございました.

お礼日時:2010/04/02 17:37

>「新しい惑星を発見した」というように,実在するものを見つける


コペルニクスにより発見された地動説を数式で表す方法、つまり法則を「発見」したのです。
「実在」するものを見出したのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど.法則とは「実在するもの」で,「発見されるもの」ですか.まだピンときませんが,しっかり勉強します.御回答ありがとうございました.

お礼日時:2010/04/02 17:39

 もちろん、発見と言いたくなければ提唱と言っても問題ないですよ。

このカテから外れますが、たとえば私はコロンブスはアメリカを発見したと言いませんし(既に人が住んでいる土地にたどり着いて発見はないだろう、ということで)。
 物がなぜ落ちるか、ということを統一的に考えるやり方として、質量のある物体は他の質量のある物体と引き合う、という考え方で、物が落ちることだけでなく天体の運動まで説明できたわけですが、発見も提唱も言葉のあやでしょうね。私は尊敬をこめて発見といいますが。
 万有引力は遠隔作用の考え方ですが、これをもっと精密に近接作用で表したのがアインシュタインで、アインシュタインは質量(またはエネルギーと言っても良い)は空間をゆがませることを発見したわけです。
 次は、道のりは遠そうですが、これをさらに量子化した量子重力理論が期待されています。今後もどこまでも限りなく万有引力とは何かについて理解は深まるでしょう。
 しかしおそらく、最後の最後、なぜ重力が(あるいは統一した力が)存在するかについては物理学は説明しないでしょう。物理学は物事のあり方を説明する学問だから、そんなことは気にしないのです。もし誰か(たぶん哲学者でしょうが)が「こういう理由で重力はあるんだ」と言い出しても、物理屋は「ふーん」と聞き流すでしょうね。
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この回答へのお礼

突き詰めていけば,あるところで問うことをやめる段階があるし,それは学問分野によって違うということでしょうか?御回答ありがとうございました.

お礼日時:2010/04/02 17:41

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