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ギリシア神話のミューズのエラトーをはじめヒンドゥー教のガンダルヴァという神様など、音楽の神様は沢山いるのに絵画(または美術工芸全般でもいいのですが...)には特定の神様がいないのでしょうか?
ミューズは芸術全般を司るということで、絵画も入っているのでしょうが、ミューズの中の9神の中には該当する神様がいなかったので無しとさせていただきました。
古今東西どこの神様でもいいので絵画にも神様がいるのなら知りたいです。

A 回答 (2件)

ミューズは、芸術全般の神で、美術も含んでいます。


(画用紙に「ミューズ紙」というのがあるぐらいで)
美の神という意味で取り上げられるのは、アフロディテ
(ローマ神話ではヴィーナス)です。
音楽に限定するなら、よく取り上げられるのは、
ディーバという神様です(インド神話に由来しますが)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
質問にも書いたように、もちろんミューズが芸術全般を司ることは知っています。
ですが、ミューズを構成する女神の中には、音楽や天文を司る神様はいるのに、美術(絵画や工芸)を司る神様はいなかったように思いました。
それで美術工芸系限定の神様がいるのか、知りたくなったのです。
ディーバという神様が音楽ではいるのですね...。
絵画や工芸分野にも、そのように該当する神様がいるのか知りたいです。

お礼日時:2010/04/02 12:38

こんにちは。



神様とは、崇め奉る存在だと思います。
でも絵画の神様が容易に見い出せないということは、さほど尊ぶ必要性が無かったとも考えられます。

現代の価値観を一旦棄ててみると、かつて存在した「芸術の貴賤の概念」が浮かび上がってきます。

およそ洋の東西を問わず、歴史上において、
文学や舞踊、音楽などが尊ばれたのとは対象的に、
絵画彫刻といった造形の類は、その肉体的な労苦を卑しみ避けるが如く、
格下に蔑むという見方が少なからずありました。
西洋で例えるなら、知的なliberal artsか、職人的手作業であり熟練技術のmechanical artsか、といった差別でしょう。

先日、映画「カラヴァッジョ」を観ました。
当時、職業別組合であるギルドに属していなかった変わり者のカラヴァッジョ。
一匹狼だった彼は、卑しい身分たる職人の中でも輪をかけて不安定な境遇で悲惨な状況でした。
そのようななか、何とか腕一本で這い上がろうと、もがきのたうちまわる苦悩の様子が、
そこに生々しく描かれていました。

そして18世紀後半以降、その貴賤の概念が、新しいものにとって代わられ、造形芸術の地位向上に至ります。

直接の回答にならず、お役に立てなくて申し訳ありません。
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この回答へのお礼

なるほど...、納得することができました。
18世紀頃の貴族は教養の一部として絵画を修めることはあったようでしたが、それ以前の風習は聞いたことがありませんでした。
ただ、カラヴァッジオは私も好きな画家ですが、無名の頃の境遇が恵まれていないのは画家に限らないのではと思いました。
しかし、ジャック・ルイ・ダヴィッドが政治方面でも力を持っていたこと、アカデミーが各国で設立したことも含めて、18世紀は転換期だったのでしょうね。
神様がいない理由も、mashumaro2さんがおっしゃられる内容で納得することができました。
本当にありがとうございました!

お礼日時:2010/04/03 17:16

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