プロが教えるわが家の防犯対策術!

最近家庭用燃料電池が注目されています。
太陽光発電はちょっと前からありますし、
コジェネレーションなんかもあります。

こうなると十年後くらいには太陽光と
燃料電池の組み合わせで発電して、余った
余熱でお湯を沸かしてというような
想像ができます。電力会社から言い値で
電気を買うという常識が覆されるような
時代がくるんでしょうか?今度はどこから
水素を買おうかなとここが安いしと
いうような時代がくるかなと思うんですが。

A 回答 (3件)

こんにちは。


>こうなると十年後くらいには
そんなに先の話ではないと思いますが、いずれも問題はコストでしょう。太陽電池の価格は据え置きの感はありますが高効率化によるコストダウンが望めますし、家庭用燃料電池は各社50万円/kWくらいを目標として取り組まれています。

>電力会社から言い値で電気を買うという常識が覆されるような時代
ご質問の前段はいわゆる「分散型電源」で、これは「電力自由化」の論点ですが、例に出されている太陽光や家庭用燃料電池は、一般的に電力会社等と系統連系して発電するものであるため、電力会社等にとっては「お荷物」となり、系統を安定化するための費用が課せられる場合があります。また設置者においても燃料費やメンテ費が係るため、現在のところ価格において競争力は望めません。

とすると何のためにという疑問がでますが、分散型電源は「使用する側が使用するエネルギーの量に応じて、使用する場所で効率的に発電する。しかも排熱も無駄なく利用する。」という目的ですので、使用しない(山奥)とか排熱が使いきれないというところに導入する必要はありません。
家庭用燃料電池も、お湯が必要なときに発電するという運用をすればよいと考えます。このような運用により、エネルギー利用効率を高め、省エネや環境負荷の軽減を図ることが分散型電源の意義と考えます。
しかし、電力会社等がこれまで負っていたリスク(周辺環境への配慮や供給安定性、危険性)も分散して負うことを忘れてはいけないと思います。

水素についてですが、家庭用燃料電池は都市ガスから水素を取出す方法を主流としています。しかし、水素を取出す設備のコスト、改質エネルギーを考えれば、「水素インフラ」は望ましいところです。しかし、水素は爆発限界濃度が広く、かつ備蓄のために液化や圧縮を行った場合に取扱いも素人では危険となる場合があります。
水素ステーションも設置できる地域が限定されているので安全性を確保しつつ規制緩和が必要と思います。
水素のインフラについてはまだまだ問題がありそうです。

最後に、2004年から高圧部分についても自由化の対象となります。一般家庭対象の「低圧自由化」は2010年以降となるようですが、電気事業者にとって本当の競争は2004年以降となると思います。
新規参入事業者があればの話ですが。

ちょっと長くなりましたが、私見も交えて記述しました。
    • good
    • 0

電力を選べる時代はその内来そうだと思っております.


ただ,エネルギー供給に本当の競争原理が入り込むことは
安定供給の面で不安もあります.

また,太陽光発電は最近テレビでもようやく大々的に
取り上げられて来ていますが,例え個人宅でも非常に多くの家で
太陽電池パネルを屋根に敷き詰めると,地球のアルベド分布が変化して,
短期的長期的な気候に影響を与えるような気もします.

原発は廃棄物と言う目に見えるモノがありますから最初に
取り上げられますが,火力も長期的には排出ガスの問題があり,
水力はこれ以上日本では難しく,何にせよエネルギーを取り出し,
発生源とは異なるところで使用して解放する訳ですから,
さて結局は従来の発電と比べてどちらが環境に優しいか?は,
まだ一概には言えないようにも思います.
    • good
    • 0

とても良い質問と思います。


コジェネレーションに関して,今ある火力発電所をすべて廃止して,ガスタービンとスチームタービンのコジェネに切り替えるっていうのは,現実的に不可能ですね。また,山奥の発電所の排熱をどうやって利用するんだという問題もあります。
燃料電池に関しても,排熱でお湯を作れるのは良いとして,一般家庭が使いきれるお湯の量ではありません。
ホテルや病院など,お湯をふんだんに使える建物,あるいは,地域で発電して排熱(温水)を利用するなど,温水の有効利用には課題があり,これが普及のネックとなると思います。

この点,太陽光発電は,発電のイニシャルコストが高いものの,15年程度でモトを取れるので楽しみです。

水素は,インフラの整備が必須ですね。ガソリンよりも発火性が高く,取り扱いが難しいです。ガスステーションは,近隣の住民にとって重要な環境問題となるかも知れませんね。
とはいっても,化石燃料からは,人類はいつか脱却しなければなりませんね。その時期は,以外にも早く訪れるかもしれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!