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韓国の歴史ドラマでよく見かける武術はなんですか?
最近、以前話題になっていた「宮廷女官チャングムの誓い」をみているのですが、
そこで武官などが戦うときの武術がとてもカッコいいのです。
体術もそうですが、剣術などもとてもスピード感があり、見た目のエンターテイメント性は日本のものより派手で、個人的にはおもしろいなあと思っています。
あまり格闘技に詳しくないのですが、気になって検索してみても、韓国武術といえばテコンドーぐらいしか調べられず、またテコンドーは戦後に確立されたものらしいという事で、朝鮮王朝時代に使われていた武術の系統や歴史など詳しくご存知の方が居られれば、ぜひご教授願いたく思い、こちらに質問させて頂きました。

A 回答 (6件)

 系統だった武術というのは朝鮮にはなかったようです。

中国とか日本とかのいろいろな武術をミックスさせて、ドラマ向けに仕上げているようです。
 最近、新羅を扱った歴史ドラマが高視聴率でしたが(ドラマ『善徳女王』)、これに出てきた剣が当時の朝鮮半島で使われていた剣とは全く違う形の剣で、武術に詳しい新聞記者から「国籍不明の剣で闘っている」と書かれていました。
 朝鮮の古代の剣は、つかのところが丸い金属の輪っか状だそうです。それがドラマに出てきた剣は、日本刀風の剣だったのです。

 「テッキョン」というのがあります。テッコンドの元になった武術のうちの一つだと聞いていたのですが、先ほど検索してみましたら「テッキョンはテッコンドの元ではなかった」そうで私も驚きました。
 韓国の超有名全国紙、東亜日報という新聞社が出している『新東亜』という月刊誌の2002年4月号で、テッコンドの創始メンバーの一人であるイ・ジョンウという人がインタビューに答えています。
 「(今だから言うが)テッコンドは日本のカラテを真似たものだ。」
 また、テッキョンとテッコンドは元々全く違う系統のものだ、とも述べています。

 テッキョンは伝える人がいなくなって途絶えそうだったため、1983年に重要無形文化財に指定されたそうです。
 前記のイ・ジョンウ氏によると、最近はテッコンドをやった人がテッキョンをやるようになったので、テッキョンがかなり変質してきてテッコンドっぽくなってきているそうです。

 武術に詳しい、朝鮮日報のチョ・ミンウク記者の調査によると。
 チャングムのドラマが想定しているのが16世紀前半で、それより数十年後の16世紀末に秀吉軍が攻めたとき、朝鮮軍は最初連敗を続けます。朝鮮軍に最も打撃を与えたのは、日本刀による剣術でした。
 宣祖という当時の王様は日本の剣術に驚きを受け、朝鮮官軍にも槍剣術を特別に身につける部隊を作らせます。しかし朝鮮軍に捕まって投降した日本のサムライがその部隊を見て、「子どもの遊びの水準に過ぎない。」と言い、王様は激怒。投降した日本人たちから剣術と槍術を習え、と厳命します。この時王様が特別に下した傳教(命令書)が残っています。
 しかし倭剣術の練磨はその後、粛宗という王様の頃にすたれてしまいました。
 日本の剣術が再び朝鮮に紹介されるのは、キム・チェゴンという人によってだそうですが、この人についての文は探せませんでした。いつの時代の人かしら?

 チャングムで武官の役をやった、あとでチャングムと結婚する役のチ・ジニという俳優さんは確かちょっと剣道のこころえがある俳優さんだったと思います。『ジュリエットの男』というドラマをやった時に道場で剣道の稽古してるシーンがよく出て来て、知人が「これは剣道をちょっとやったことのある人だよ。」と言ってました。剣道をやった人が見ると、やったことのある人か、撮影のためにちょっと格好だけしてみましたなのか、わかるそうですね。

 また、近く『チュノ(推奴)』という武侠シーンたっぷりのドラマが日本でも放送されるようですが、このドラマの武術シーンがかっこいいらしいですよ。韓国ですごい高視聴率で、最近最終回をむかえたばかりのドラマです。もし視聴が可能でいらっしゃったら一度ご覧になるのは如何でしょうか。
 主人公を演じるチャン・ヒョクは日本にファンクラブもあります。女主人公を演じるイ・ダヘ嬢は、「何というすばらしい美人かしら!」と思っていたのに、お目メが整形だったことが最近韓国のインターネットで暴露されちゃいました。整形前に田舎のミス○○に応募した時の写真を見てしまった。ガックリ。
 でもチャン・ヒョクがかっこいいから見てみてください。
 設定は、逃亡した奴婢(奴隷)を追いかけて捕まえる人の話。でも実際にそういう役目の人がいたというのは歴史的に確認されていません。そういう役の人がいた、という設定にしてドラマを組み立てています。
 奴婢(奴隷)は物のようにお金で売買されるものでした。実際にを売買した時の証書が残っています。
 でも朝鮮時代の初めは全人口の80%がでしたから、逃げ出したからって命がけで追いかけて行かなくてもいくらでもいたんですけどね。ま、そこは恋がからんでドラマになってるらしいです。
 
 (関連話ですが、 イ・ジョンウ氏のインタービュー
  記者: 多くのテッコンドの教本がテッコンドのルーツを三国時代以前としています。歴史的想像力を働かせたとしてもちょっと無理があるような気がしますが。
  イ氏: 私もそのように(テッコンドのルーツが三国時代以前だと)書いた人間です。正直に言って・・・テッコンドを海外に広める時に昔からある伝統武術だと言うとりっぱに聞こえるし、受けがいいですから。しかしいくら似てるところがあるからと言って、事実ではありません。 ) 
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> 朝鮮王朝時代に使われていた武術の系統や歴史など詳しくご存知の方が居られれば、



朝鮮王朝時代、というのがかなり長いのですが、近世に限って言えば独自の武術らしい武術は全くありません。体を動かすのは卑賤の仕事、というわけです。武術らしいものが残っているのは高句麗時代以前か、この100年くらいの、日本からのものが流入したあとかのいずれかになります。テコンドーは1940年ころ以降です。
チャングムは1500年から1600年ころの話だと思いますが、この当時は武術らしい武術はありません。



> いわゆるアクションの大きい武術は、日本で言うなら忍者に当たるような裏の特殊部隊の人間が使っていた程度です。

などと書いている方もいらっしゃいますが、忍者が特殊な技を使ったというのは、講談本を除けば基本的には山田風太郎という人の創作です。当然のことながら実在ではありません。

日本と中国では、武術の体系が大きく異なっています。
例えば長剣は日本では片刃ですが中国や朝鮮では両刃であり、片刃は長柄の類にある程度です。また弓はその形状自体全く異なっています。
使い方の基本的な発想が違うからこのように異なった形状になったわけですから、当然にして、ルーツも異なっています。
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朝鮮王朝時代は、表立った軍や将軍(武官)達は基本的には短剣しか使いませんでした。

将軍や指揮官クラスの者は長剣も持っていましたが、日本刀と違い長剣は切るためではなく采配の目印にするためで、
切れないように歯止めがしてあったくらいです。文官も正装の一つとして刀をつけることがありますが、
あくまでも祭礼用で、日本みたいに侍が庶民を無礼打ちする時に大刀で切り捨てるのに使うなどという
ことはまずありませんでした。

いわゆるアクションの大きい武術は、日本で言うなら忍者に当たるような裏の特殊部隊の人間が使って
いた程度です。正規の武官ですら文官より下に置かれて差別されていたくらいで、この特殊部隊に至っては
一番差別を受けていた最下層扱いです。

ただ、この特殊部隊が用いていた武術は、東アジア5000年の歴史の中で中国では各種各派の拳法として
発展していったものとルーツを同じにしていると言われています。日本でも、中国や朝鮮半島の戦乱時代に
日本へ逃げてきたりヤマト王朝を作っていった侵略者達の中にこの特殊技能を持つ者達がおり、後の日本の忍者(素破(すっぱ)、乱破(らっぱ)などと呼ばれるものも同じ)へと繋がっていったとされています。
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 チャングムは李氏朝鮮のお話ですが、この時代には系統だてた武芸はなかったようです。

歴史的には、朝鮮相撲と弓術は発達していて伝統は途切れたことはないようですが、剣術や格闘技はチャングムの時代には何も無かったか、あっても伝える価値も無かったのでしょう。
 というわけで、朝鮮の歴史では「武芸図譜通志」が、当時の王により 1790年編纂された最初の武芸に関する本とされます。
 「宮廷女官チャングムの誓い」の内容は、90%以上フィクションだと思いますよ。ドラマとして楽しむのは大変面白いのですが、本物ではありません。美しく加飾された物語ですね。

参考URL:http://www.geocities.jp/bxninjin2004/explain2_j/ …
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朝鮮王朝以前では、彼の国では武がさげすまれ、文であることがなによりも大切でした。


武士が政権を握って歴史の主役だった日本とは大きく違っています。

ですから、韓国ドラマの描き方はフィクションだと思いますよ。
例えとして、両班(朝鮮の支配階級)は倒れても自分で起きない、というのがあります。倒れたとしてもお付きの者に抱き上げてもらうそうです。そのくらい「動く」ということを嫌っていたそうです。
江戸時代に朝鮮通信使が日本に来たとき(将軍の代替わりの時にやってくる)、汗を流して乗馬や武術に励む武士を見て、「支配階級が汗を流すとは・・・」とカルチャーショックを受け、結果日本人を軽蔑していたそうですよ。
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なんでも架空のものだそうです。


歴史ドラマではなく、過去の王朝時代を舞台とした時代考証無視の架空ドラマだそうです。
日本で例えるなら、平安時代末期の源平合戦で武士達が北斗の拳みたいなカンフーで闘っているようなもんです。
だから調べようもない。
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