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旧国鉄時代は公営地下鉄を私鉄に含めていましたか?

東京メトロや第三セクター(埼玉高速鉄道ほか)を除き、
日本の地下鉄は地方公営企業によって運営されています。

あなたは1987年の国鉄分割民営化前まで、
都営地下鉄などの公営鉄道を私鉄として認識していましたか?

現在、日本国内の鉄道は便宜上、
(1)JR、(2)私鉄、(3)地下鉄
の三種類に分類されます。
JRは完全民営化した本州旅客3社を含め、
私鉄とは呼ばないのが慣習です。

しかし、国鉄分割民営化前は、
日本国有鉄道法と地方鉄道法という法律が存在し、
(1)国鉄、(2)それ以外の鉄道
という分類が存在しました。
地方鉄道法による鉄道を私鉄と呼んだ場合、
公営地下鉄も私鉄に含まれることになります。

国鉄分割民営化によって、
公営鉄道の慣習的位置付けは変わったと
あなたは思いますか?

A 回答 (1件)

 私の場合



昔:国鉄/地下鉄/私鉄
今:JR/地下鉄/民鉄

 みたいな感じです。ここ10年ほど関西に住んでいて、乗換え案内で「民鉄線」と案内される事が多いので、私鉄が民鉄になってしまっていますが。
 私は鉄道好きの人間で、「どこにどんな路線があるか海外を含めて熟知してるぞ」と周辺には豪語しているのですが、こういう質問をぶつけられると意外にこういった区別にはあやふやな自分に気付かされます。地下鉄はいいのですが、路面電車なんかを「私鉄/国鉄」といったカテゴリーで呼ぶとどうなるのか、とかいった話は難しいですね(現地の人が公営民営関係なく「国鉄or汽車と市内電車」みたいな感じで区別していたという話はたまに聞きますが)。 

>国鉄分割民営化によって、公営鉄道の慣習的位置付けは
>変わったとあなたは思いますか?

 「思わない」のほうに一票でしょうか。
 公営地下鉄を私鉄と呼ばないにしても、鉄道といえば「全国ネットワークを持っているが、サービス、車両とも画一的で大味な国鉄」と「ネットワークは小さいが、サービス、車両とも地域にあわせた運営を行なっているそれ以外の鉄道」という認識(周辺の人たちも同じような感じ)はあんまり変わりません。
 むしろ、運用面では当初国鉄時代とそうかわりがなかったのに、国電と中距離電車の区別が急速になくなったとか、国鉄が半分出資していた昔も民営化した今も大差がない(子供の頃はドアの窓の位置が高くて外が見えないのが不満という理由で、国鉄車両のほうが好きでしたが)営団-東京メトロの存在とかが興味深いところかな、とか思ったりもします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

旧郵政公社職員の身分は法律で国家公務員に指定されていましたが、
旧国鉄を含む旧三公社職員の身分は公共企業体職員というもので、
国家公務員とは微妙に違ったものの、ほぼ公務員扱いでした。
公共企業体職員は公務員同様、雇用保険には加入せず、
年金も共済年金でした。
また、公社職員の業務は公務執行妨害罪の保護公益に含まれました。
(国鉄駅長に暴行して公務執行妨害で逮捕された者もいる。)

一方で、旧営団地下鉄の職員は民間人(私人)扱いでした。
ならびに、社会保険について営団地下鉄の職員は、
厚生年金・健康保険に加え雇用保険の対象になっていました。

国鉄も営団地下鉄も民営化しましたが、
民営化後のJRを私鉄と呼ばないのに対し、
民営化後の東京メトロは私鉄扱いされることもあります。

営団地下鉄は旧国鉄と東京都が出資していましたが、
国鉄分割民営化後は旧国鉄出資分を国が引き継いで出資していました。
民営化後の東京メトロは今も特殊会社で、
国と東京都が株の全てを持っており、
事実上両者が出資していることは今も変わりません。
他方、JR東日本・東海・西日本の三社は、
いわゆるJR会社法の対象から外れて特殊会社ではなくなり、
その後に株も全て民間に売却され、完全民営化を果たしました。
経営上は東京メトロよりもJR東日本のほうが私鉄に近いのですが、
どちらかというと東京メトロの方が、
JRよりも私鉄と認識されやすいのが面白いところです。
東京メトロは営団時代から民営鉄道協会に加盟していますが、
JRは完全民営化した三社を含めて民鉄協会には加盟していません。
やはりJRは私鉄ではなくJRなのでしょうね。

公営鉄道は、昔は広義の私鉄(地方鉄道)には含まれたようですが、
一般的認識としては、国鉄時代から国鉄でも私鉄でもない、
「地下鉄」という枠組みだったのでしょうか?
特に首都圏や関西圏の方々の認識を知りたいです。

追伸
そういえば京都あたりでは、市営バス路線に対し、
民営バス路線は「会社線」と表記されていますね。

お礼日時:2010/04/10 15:59

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