「精神主義」を英語でなんというのでしょうか?
翻訳ソフトではspiritualismなどと出てきますが私が知りたいのは
1)「日本の軍隊ではは近代としては異常なほど精神力を重視した」
とか
2)「この会社は典型的な体育会系で知識よりも根性を重視する精神主義営業だ」
といったときに使う精神主義です。
日本的な概念なので直訳は難しいでしょうが外国でも宗教性、精神性が重視された時代もあるので上手い翻訳ができるのではないかな、と思うのですが。
できれば上の例文(2)の翻訳ヒント(体育会系に該当する英語など)もお願いできれば、と思います。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
"do-or-die spirit"ではないかと思います。
もちろん英辞郎onlineにも出てません。英米人ならほとんど軍隊・大学の運動部以外では使わないし(これも疑問)、日常生活では絶対に思い浮かぶ発想ではないでしょう。一般の英米人でこんな言葉が日本の学校・会社などで平気で使われているなどと思いもしないでしょう。こちらで確認してみてください。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/do-or- …
"never-say-die spirit"も近いかも知れませんが、上のやつが一番ぴったりでしょう。
もうひとつ、日常会話では"can-do spirit"「やる気」というのは英米人も使う(?)と思います。聞いたことないですが。
参考URL:http://www.merriam-webster.com/dictionary/do-or- …
No.8
- 回答日時:
いくつか他の方のものを読ませていただいて、間接的なのか、直接なのか、私の書いたものとは違うものがあるようです。
私は、こういうことは専門外ですし、きちんとした研究しているわけでもありません。しかし、質問は、二種類あって、その片方を言及したものとしての回答が、間違いだとする根拠はどこにあるのかわかりません。
>1)「日本の軍隊では近代としては異常なほど精神力を重視した」
という内容に対して、そう簡単に、自説ごもっともというわけには出来ないものがあります。
太平洋戦争に至るまでの、その精神性というものは、spiritualism という英語で間違ってはいないと思うのです。江戸時代の終わり頃の、本居宣長や平田篤胤などに端を発するだろうとは思うのですが、今でも、その名残りは残っています。仏教団体と称しながら、同じような世界観を持ったものもあります。その持つ精神世界は、私の知る神道の階層的な世界とも違うし、独特の宗教観を持っているものです。日本人が、なぜ、そのような精神世界を作り上げたのかは分かりません。昭和の始め頃だと思いますが、"spiritualism"の訳語は、厳密には、「精神主義」と訳されてわけではなく、"Japanese splritualism"というものですが、戦後になって左翼系の学者や作家たちに、戦時中の精神主義に結びつけられたことだと理解しています。例えば、作家の遠藤誠氏などは、こういう思想を徹底批判しています。
今では、それを「心霊主義」という、まったく違ったものには変わったものの、「精神主義」は、そう呼んでも間違いではないと思うのです。事実、それだけのものがあったと思います。Ruth Benedictの『菊と刀』でも、日本文化のあり方をそうした部分を著していたものだと思うのです。ご質問の1)と2) は、別もので、1)から、2)の精神主義を同じモノだとすることは難しいものだと思います。
No.7
- 回答日時:
なかなか一言で訳せない概念ですが、英語の単語の中では tenacity (頑強) が近いかと思います。
あと mettle, gutsiness (勇気) など。これの裏返しである日本の軍隊の非情を表す概念としては expendable (使い捨て) があろうかと思います (expendable nature of the common soldier)。
回答ありがとうございます、日本的な表現のため正直なかなかしっくりこないのですがいったん質問を締めさせていただきます。回答いただいた皆様に御礼申し上げます。
No.6
- 回答日時:
No.5です。
こんばんは。少し付け加えた方がいいことがありましたので、おせっかいですが、もう一言述べさせてくださいませ。西洋人(もちろん英米人を含め)というのは、言語的に「2元論的に考える」癖があります。もし日本語をある程度知っている西洋人なら「精神」に対するの語は「物質」になるわけです。この精神主義という言葉を見たとたん、その反対は?と考えるでしょう。字面だけから判断する西洋人は、「物質主義」→「唯物論(materialism)」になるでしょう。そうすると彼らがその反対語と判断するものは「唯心論(idealism, menntalism)」となります。「唯心論」の極たる考え方は「独我論(solipsism)」といって、英語の"S(主体)"しか存在しない。"S(主体)"が五感を通じて知る、自分の外にある"O(客体)"は存在しない。それらはただ自分の内部に生じた「映像」に過ぎない。という極めまで行ってしまうのです。(これは仏教の源であるインド哲学の唯識という考えになります。日本の仏教の考え方も西洋と関連があるわけです。)
上のように捉えると、日本語の「精神主義」とはかけ離れた英語を考えることになるのです。その彼らの「2元論」的な考え方をふまえた上で、日本語の「精神主義」を考えると「精神・気概・やる気」で出来ないことはない主義ということになります。できれば、その人が現実の世界で「生きていく」余地はあるわけです。できなければ「生きていく」余地はなくなるわけです。つまり「死」にまで到達してしまうのです。そういう意味で"do-or-die spirit"という方向に行くわけです。
日本語の「精神」は元々あった漢語をただ英語に当てはめたものです。漢語の語源的意味は、お調べいただければ分かると思います。英語の語源は以下の通りです。
spirit (n.)
c.1250, "animating or vital principle in man and animals," from O.Fr. espirit, from L. spiritus "soul, courage, vigor, breath," related to spirare "to breathe,"
は、上の語源の一部にも出てきますように、「活発にさせるもの・生き→息」から来ています。"inspire「激励する。励ます」"等の意味で、中に「息(生命)」を吹き込むということになります。つまり、転じて「何かを吹き込む」という意味が必ずつきまとい、英語では"~spirit"つまり「~を吹き込む主義(原則)」ということになります。
このような例は他にもあります。"God bless you.{神よ汝に恵みをあたえたまえたまえ。}"の"bless"は"bleed←blood(血)"から来ており、「恵み」つまり「血」をあたえたまえ。が原意です。それに対立するものをすぐ考え出すのが西欧人です。血を抜き取るもの、吸い取るものです。お分かりですね。
"~spirit"といえば「何を吹き込むの?」と考えなければなりません。「唯物論」に対する「唯心論」と捉えればかなり方向がずれてしまいます。
おせっかい者で、すみません。
回答ありがとうございます、日本的な表現のため正直なかなかしっくりこないのですがいったん質問を締めさせていただきます。回答いただいた皆様に御礼申し上げます。
No.4
- 回答日時:
1) 「異常なほど精神力を重視した」の精神は、spritualism か、mentalism
spritualism を翻訳した本人は、まさに、日本人という意識の精神性を示したもので、「霊性」と名付けましたが、その後、戦後になって、その言葉を広めた本人は批判を浴びました。本来は、平安時代、中国から流入した思想が、数百年の間に、日本という土壌で、独特のものに変化したものということでした。もちろん、軍国主義などとは関係なかったけれども、民族主義を鼓舞するために、太平洋戦争中は、そういうものが宣伝されてしまいました。
2) 「体育会系で知識よりも根性を重視する精神主義営業」の精神主義営業は、military-style management
これは、アメリカなどにある経営スタイルの一種で、日本とは意味合いが違ってくると思います。私には、日本の体育会系というものが、スポーツから離れて企業などに取り込まれると、どちらかというと、労働基準法や販売方法に、非合法な部分が含まれているような気がしてきます。
回答ありがとうございます、日本的な表現のため正直なかなかしっくりこないのですがいったん質問を締めさせていただきます。回答いただいた皆様に御礼申し上げます。
No.3
- 回答日時:
idealism⇔realism というように、その精神主義はideologyに近いと思います。
japanese-fighting spiritである大和魂のことですよね。外国人でも格闘家などで知っている人は多いです。ヤマトダマシー!スピリチュアリズムだと精神的なものよりも霊的なもの感じます。アイディーアリズムでしょう。体育会系は、日本とスポーツに対する感覚が違うので、militaristicが近いのではと思います。辞書だとa sporty type, a sports-oriented type, a sports-minded typeお探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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