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中島みゆきの「らいしょらいしょ」という曲について

 日本語を勉強中の中国人です。中島みゆきの「らいしょらいしょ」という曲についてご意見をお伺いします。この曲はいったい何のことを歌っているのでしょうか。外国人の私にはよくわかりません。和風アレンジのメロディなので、日本の伝統文化と関係があるかと思いました。どなたか説明していただけないでしょうか。ご参考までに歌詞を添付いたします。

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND86132/index. …

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

awayuki_cnさん、こんにちは。



この歌は、民謡を元にして作られているようですね。

個人的な意見ですが、私は以下のように解釈しました。

この歌の内容。意味するところ。
*この歌は「輪廻転生」をテーマにしている。
*前世の借り(前世の行動、罪悪)が、今世の試練として継続している。
*今世の試練を成就しなければ、来世でも同じ試練が継続する。

生きている間の、時間は有限です。
その限られた時間に、どのように生きるか。
(真面目に生きるか、それとも、罪悪を犯しても利己主義で生きるか。
苦しいから他人の物を盗めば、その罪を償うために来世でも苦しまなければならない。
それなら今生が苦しくても真面目に働き、試練を克服し、来世に期待しよう。)


では、歌詞を分析してみます。

(私は今、社会的に苦しい状況の中で生きている。この試練は前世の続きなのだろうか。)
前世から見たら、今生(今、生きていること)は来世である。
身は滅んでも、魂は輪廻転生し、再び継続する。

彼方(仏教の示す「あの世 肉体の無い世界 天界」)から見れば、
この世(今現在。肉体の有る世界)も彼岸(精神世界の示す「異世界」)である。

今後、どうすればいいい?  どうすれば、現世の苦しみから開放されるだろう。
(なんとしようか?)

月の明るい夜 雁が鳴きながら空を飛んでいる。
(夜も休まず、仕事を続け、働いて、働いて、借り金(かりがね 雁が音)を返済しなければならない。)
雁が音 と 借り金(借金)の韻(音)を合わせています。 掛け言葉(言葉遊び)ですね。

借金を早く返さなければ、借金に利息が付いて、どんどん借金が多額になってしまう。
だから真面目に頑張って働き続ける。そして、来世は楽しく生きたいと願う。
ここの「借金」は、前世の償い(今世の試練)を意味しています。
(一斗豆 利が付いて 開き豆)
「開き豆」は、正月に開運を願って食べる「おせち料理」の一品です。
「一斗」は容積を表す単位。約18リットル。

私が死んだら、三途の川(仏教の、この世(現世)とあの世(天界)の境に有る、想像上の川)の
船頭(船員)に108個の煩悩(現世の試練、罪悪)を返済したい。
(借金が残れば、来世でも苦しみが続くので、今生で真面目に働いて、来世では楽しく生きたい。)


こんな意味の歌詞だと思います。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。難しいですね。いろいろと参考になりました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/05/11 22:25

少し補足します。



一斗豆 利が付いて 開き豆 
この歌詞の意味ですが、

日本語では、真面目に働く = まめに働く と言います。
この「まめ」は、
手に豆(肉球)ができるほど、一所懸命に働くこと を意味する。 とか、
小豆のような、小さな事柄にも、細心の注意・配慮をし、完璧を追求する。の意味です。

日本では仏教や儒教の伝来以来、
良い事を行えば、「幸福」が訪れ、悪い事を行えば、「不幸・辛苦」が訪れる と学びます。

そのため仏教の影響を受けて、
たとえ小さな事でも善行を積み重ねれば、死んで天国に行ける。
悪行を重ねれば、死んで地獄に落ちる。 と信じられてきました。

歌詞の 一斗豆 利が付いて 開き豆 は、
一斗豆 - 多くの小さな善行を行う事  を意味していると思います。
 (一斗の容器に入れられた豆粒 = 多数の豆 = 多くの善行、および悪行 を表している。)
利が付いて - 善行や悪行に対する報い。神仏から受ける報酬や懲罰 を意味していると思います。
開き豆 - おせち料理で 開運 を意味しています。


真面目に生きる = まめ(豆)に生きる ことにより、
その積み重ねた善行に利息が付いて、運が開ける(幸福が訪れる)
と、表現しているのだと思います。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。理解できるようになりました。とても助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/05/11 22:32

訂正です。


彼方  あの世、死者の世界  と書きましたが、これは誤りです。
彼岸  あの世、死者の世界  と書くつもりでした。

この歌の「彼方」は、生も死も超越した境地のことだと思われます。

「彼方で見りゃこの此岸も彼岸」  
生も死も超越した境地で見れば、生きている人の世界も死んだ人の世界も同じようなものだ。
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/05/11 22:00

再びおじゃまします。



「いちもんめのいすけさん」の意味はおわかりになりましたか!
正直言って、私にはこの歌が何のことを歌っているのかさっぱりわかりません。

この歌にだけではありません。日本のわらべ歌には意味の分からない不気味な歌が多いのです。

たとえば、わらべ歌の「かごめかごめ」です。
私も子供のころにはよく歌っていましたが、歌詞の意味はさっぱりわかりません。

 かごめかごめ
 かごの中の鳥は
 いついつ出やる
 夜明けの晩に
 つるとかめが滑った
 後ろの正面だあれ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%94% …

おそらく中島みゆきの「らいしょらいしょ」という歌には意味がないのだとおもいます。これは私の想像ですが、意味のわからないわらべ歌の不気味さを表現しようとしたのではないでしょうか。

しいて歌詞の意味を解釈するならば、輪廻転生を歌ったものかとも思われます。輪廻転生とは仏教の死生観で、人は死んでも生まれ変わるという考え方です。

来生  死んだ後で生まれ変わった人生。
前生  生まれる前の人生。
今生  今生きている自分の人生。
彼方  あの世、死者の世界。
此岸  生きている人の世界。
雁が音 渡り鳥の雁(かり)の鳴き声、たぶん「借り金」の掛け言葉。
開き豆 正月にたべる煮豆、なにを意味しているのか不明。
船頭  船を動かす人のこと、たぶん三途(さんず)の川の渡し船の船頭でしょう。
    三途の川とは、生きている人の世界と死んだ人の世界の間にある川。
百八つ 仏教では人間の煩悩(ぼんのう)の数。
    大晦日の除夜の鐘も百八回鳴らすことから
    大晦日に開き豆を煮ながら、
    死について考えているともとれます。
    ちょっと強引な解釈ですが。

カタカナの部分のイノジ、イトコデ、スットコトンノトントンなどは意味不明です。ただのかけ声のようなものでしょう。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「いちもんめのいすけさん」の日本語は支障なく読めただけです。歌の真意がわかったわけではありませんよ^^;。中島みゆきのこの歌は輪廻転生を歌っているんですね。詳しく説明してくださり、大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/05/11 21:53

とてもきれいな日本語です。

不自然な表現はありません。

元の歌は「いちもんめのいすけさん」というわらべ歌だと思います。
わらべうたは、言葉の意味のわからない子供に歌いつがれていくうちに、歌詞が変わって意味不明な不気味な歌になってしまうことがよくあります。
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/i …
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。「いちもんめのいすけさん」というわらべ歌は大変参考になりました。その歌詞の意味ならちゃんと理解できます。でも、この「らいしょらいしょ」という曲の意味はぜんぜんわかりません。もしご存知でしたら、教えてください。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/05/09 18:17

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