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昔は何歳くらいからお酒を飲んだの?

現代では未成年者の飲酒は法律で禁止されていますが、
奈良時代~江戸時代など、昔はどうだったのでしょうか?

法律だけでなく、例えば15歳くらいでお酒を飲むことがあったのかとか、
貴族など富裕層だけでなく、農民なども飲むことがあったのかとか、
風俗・習慣的なことも知っていたら教えてもらえるとありがたいです。

A 回答 (2件)

貴族や武士は数えの16歳で元服します


この儀式で酒を飲みます
平民もこれに倣って16歳で成人と見なされ嫁取りが出来たようです
酒はもっと早くから呑まされたでしょうが正式には16歳からです
これは今でも同じですね
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この回答へのお礼

素早い回答ありがとうございます。参考になります。

16歳で元服というのは、奈良時代~江戸時代のいつ頃の話でしょうか?
ずっとそうなのでしょうか?

お礼日時:2010/05/09 13:14

こんにちは。


私は、自称「歴史作家」です。

>>奈良時代~江戸時代など、昔はどうだったのでしょうか?

奈良時代:
21~60歳の男子を「正丁」(せいてい)と呼び、労役や物納を課しました。ただし、17~20歳の男子を「少丁」(しょうてい)と呼び、正丁の4分の1を負担させています。
この17歳位から飲酒が認められました。

平安時代~戦国時代:
15歳前後で成年の儀礼を終えた者が一人前の成人と見なされていました。
領主への村全体の誓約書に署名できる者は15歳以上とか、一揆への参加者は15~16歳といった記録が残っています。
この成年の儀礼とは、武士階級などでは「元服」と呼び、農漁村では、若い男子は「若衆仲間」、女子は「娘仲間」という組織に加入し、「若衆宿」「娘宿」と呼ばれる家で成人に必要な社会的訓練や性教育を受ける慣習がありました。祭礼や消防、治安などもこの組織が担いましたが、入るのは15歳から。
しかし、庶民も次第に「元服」という言葉を使うようになりました。
この「元服」を終えた者や農漁村での「若衆仲間」「娘仲間」で飲酒が許されるようになりました。

江戸時代:
15歳前後の「元服」を終え、前髪の取れた者が飲酒できました。

明治時代~:
明治29年(1896)の民法で現在の20歳に決められました。これはフランス民法の規定にならったとも、古代中国の「礼記」(らいき)に「男子20なれば冠(かんむり)して字(あざな=名乗り)す」とあるからだともいわれます。中国では男子20歳を「弱」といい、「弱冠」(じゃっかん)という言葉はここから来ています。

「若衆が 水に肴の とりあわせ」
と、江戸時代の狂歌にもあるように、いつの時代でも、未成年者の飲酒は耐えませんね。
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この回答へのお礼

遅くなってしまいましたが、ありがとうございます。
非常に詳しい回答でありがたいです^^

お礼日時:2010/05/24 19:49

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