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精神科治療を受けているのに自殺する20代、30代の若者が急増しているのは何故ですか?
薬の副作用の影響があるのでしょうか。どなたか教えてください。

A 回答 (8件)

No.2の者です。

補足情報を付けて頂き、ありがとうございました。
なるほど、「7割が精神科を受診」ですか。

この問題は、本当に丁寧に分析する必要があると感じます。
たとえ「薬の副作用の影響」があったとしても、それが極端に「薬には頼ってはいけない」という風潮になると、それはそれで問題だと思います。
「薬を飲まなかったら」あるいは「精神科を受診していなかったら」、その人が自殺に至る事は防げたのか?という事も合わせて考る必要があると思います。
もっと言うと、「薬を服用したことで」あるいは「精神科を受診した事で」防ぐ事が出来た自殺は、どの程度あるのかという事も、推測する必要もあると思います。
日本の特徴なのかも知れませんが、どうしても「極論」に流れてしまう傾向があるように思っていますが、「白か黒か」の問題ではないと感じます。

ご質問の答えとしては、薬の副作用の影響がまったくないと言い切るには無理があると感じます。
ただ、直接的に副作用が原因になっている自殺は、決して多くはないと思います。
薬を服用している最中に自殺した人の中には、薬の効果が得られなかったケースや、そもそも「薬が効けば解決」という単純な問題ではなかったケースも多いのではないでしょうか。
また、20代、30代の自殺が増えている原因としては、様々な形で「親の問題」も絡んでいるように思います。
経済成長やバブル経済を経験した親の世代と、今の20代、30代の世代では、たとえば「仕事」に関する価値観など、まるで違います。が、得てして、親は自分の価値観を子に押し付け、子は、親の価値観を無意識に汲み取ってしまったりします。
親が「お前に努力が足りないから正社員になれなんだ」と決め付けても、実際には努力や能力とは関係なく、本人だけではどうしようもない状態の中に居たりします。
自殺するかどうかは別として、「死にたいほど苦しい」人は、かなり多く居ると思っています。
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この回答へのお礼

再びご回答いただきありがとうございます。
>20代、30代の自殺が増えている原因としては、様々な形で「親の問題」も絡んでいるように思います。
という視点は、的を射ていると思いました。
確かに、親の世代の考えている生き方と若い世代とは大きなズレがあります。これが子供にとっては大きな負担になる。一方で、親の価値観といっても確たる自信も無く不安発で右往左往している。それを子供も敏感に感じ取り、結局何が正しいのか分らなくなる。加えて職場の圧力も加わるとしたら、二重三重の苦痛を強いられていることになります。
丁寧に分析し解決の可能性を探るには、親の価値観(旧い世代)と新しい世代とで、何がズレているのかを明らかにする必要があるのでしょう。大きな社会問題ですが、実践的には経営者や社員も含めた各企業の課題として、もはや避けては通れない問題だという認識が必要だと思いました。

お礼日時:2010/05/20 17:55

自殺予防と遺族支援のための基礎調査はかなり進んできて,そのHPもあります。


http://www.ncnp.go.jp/nimh/keikaku/kisochousa/

昔は,精神科医にもかからず,薬の治療も受けずに,うつ病と思われる人がいきなり自殺する事が多かったです。
今は,啓蒙が進んで精神科に受診・治療を受けているのに自殺する人がいます。

このHPの内容は,かなりショッキングで患者やその家族にはキツイかもしれませんが,受け入れられれば重要なメッセージです。

単純に向精神薬の投与のせいとは,言えないのです。

まず,うつ病の形態が変わったと言う事があります。昔なら自罰的傾向のメランコリー型うつ病が多くて,抗うつ薬がよく効きました。
今は,他罰的傾向(何でも人のせいにする)非定型的うつ病が増えてきました。抗うつ薬の効きも必ずしも良くないし,休職させると遊びに出かけてしまうなど,本当のうつ病なのか性格なのかわかりません。ただこれらの人も自殺する事があって,それが薬物の過量投与やアルコールと結びついてしまうのです。

簡単には書けないのでHPの論文を見てください。
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この回答へのお礼

ご紹介頂いた論文はページ数が多いので驚いていますが、がんばって読んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/25 20:44

うつ病などの治療は日本では抗うつ薬の投薬治療がメインです。


しかしながら抗うつ薬が直接うつ病を治しているわけではなく症状を緩和するのみであるため、本人が抱えている強いストレスを取り除く根本的な解決が出来ないと、いつまで経っても薬を飲まないといけないし下手をすると悪化の一途を辿ります。
他の先進国のようにカウンセリングによる認知行動療法が普及すればストレスを緩和しやすくなるため多少は良くなるでしょう。
また、精神疾患は病気ではなく精神論で治ると信じられている文化的な背景や親族が理解出来ない点も日本では大きな問題で、これらの圧力が本人にとっては病気の苦しみと同等にストレスとなって体力を消耗させます。

20代、30代と年齢層に偏りがあるのは主に労務環境の変化の問題ではないでしょうか。
業務が効率化複雑化する一方で業務技術の習得に必要な時間が短くなり、十分な技術を身につけないままそれらの成果が単なる成果主義によって評価されることが当たり前となっています。

また、非正規雇用の割合は被雇用者全体では1/3ですが20代に限ればおよそ半分と突出しています。
給与水準が低く不安定な雇用、短期での技術習得や成果主義が求められればストレスを抱えやすい労務環境であることは容易に想像できます。
90年代と比較しても00年代は機械やコンピュータ技術がさらに発達したおかげで一人当たりの生産性は飛躍的に上がった一方でデフレにより給与水準は低いまま。被雇用者は低報酬にもかかわらず常時無理をして疲弊しているのではないでしょうか。
雇用の主な受け皿だった製造業の工場のほとんどが海外に出てしまい産業が空洞化しきったことも要因だと考えられると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。専門的な認知行動療法を一般の若い世代や教師、企業の経営者などに普及させていく必要が高まっていると思いました。特別な病気ではなく誰でも起こり得ることだと受け入れ、所属する集団全体の課題と捉えた方が良いというご指摘ですね。これからの企業は内在している社員の疲弊や活力衰弱の問題を真正面から受け止めて、いかに社員の活力を上昇させていくかが重要な経営課題となる時代だと思いました。若い世代に、将来に可能性を感じないような働き方をしている私たち上の世代の問題も大きいのだとうと思い至りました。

お礼日時:2010/05/20 17:37

私も鬱病で投薬治療を受けていますが、自殺未遂は何回もしています。


大抵の精神科の患者は薬は飲んでいません。飲まずに溜め込み自殺に使います。
私は医療の知識があるので効かないと嘘を言い目的の薬を処方してもらい致死量内服して意識が数日戻らず、回復しても脳に障害が残る可能性があると言われたこともあります。
今は薬の管理は夫が行い、夫の前で内服していますが、死にたい気持ちはかわりません。
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この回答へのお礼

生々しい体験を教えて頂き感謝します。医療の知識が無い若い方であれば何十錠もまとめて飲んでしまう危険性がありますね。この問題の深さがよくわかりました。解決には困難な問題ですが、薬だけに頼らず回復できた事例をできるだけ多く集めて、成功体験をみんなで共有できる様な方法もあるのではないかと思っています。

お礼日時:2010/05/20 17:24

薬の副作用のせいで増えているとは、想像しにくいです。



神庭重信という方の言葉から引用させていただきます。
「戦後の、経済的には比較的望まれた環境に生まれた現在の青年層は、規範よりも自由を尊重する風潮の中で育ったが、近年、職場は激しい競争に曝されており、過酷なノルマを課すようになった。若者は就職後、早々と挫折を味わうが、そのような困難な状況をなんとか切り抜けるためのに、人間関係の構築が不得手な者が多く、その解決策として、他罰的な感情を抱き、逃避的になってしまう。」

現代型うつ病についての話ですが、なんだか、ご質問に対してのものにもなりそうです。
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この回答へのお礼

原因を薬に限定してしまうのは短絡的で、根本原因の解決が重要というご指摘ですね。将来を担う若い世代の自殺者が増加するのは大きな社会的損失です。劇的な社会変化に伴う人間関係の問題として考えていきたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/20 15:50

単に精神的な病気を持つ人が、精神科で治療を受けることがメジャーになった結果ではないでしょうか。


精神科に受診する人の母数が増えれば、精神科受診経験のある自殺者が増えるのも道理です。
交通事故死したドライバーの8割が車両保険に入っていたからといって、
「自動車保険に入ってるから少しくらい荒っぽい運転しても大丈夫という考えがあったのだろう」
という話にはならないのと同じです。

そもそも、精神科で処方されている薬で、「これを飲めば治る」という薬はありません。
薬はあくまで症状をやわらげる対処療法で、病気の治療はカウンセリングや行動療法などによって行われています。
そして劇的な効果がないということは、突発的な自殺を薬で防ぐこともできないということです。
(劇的な効果がある薬は乱用の危険があるため(例:リタリン)、そう簡単には処方されません。)
精神科の治療を受けていない状態と比べれば、自殺発生率を下げる効果はあるかもしれませんが、
それでも完全に防ぐことはできないのが現状です。
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この回答へのお礼

>精神科の治療を受けていない状態と比べれば、自殺発生率を下げる効果はあるかもしれませんが、
それでも完全に防ぐことはできないのが現状です。
同感です。私たちも薬(副作用)などの知識が必要ですね。ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/20 15:42

2009年の統計でも、20代、30代の自殺が増加し、過去最悪の数字を更新したという事は知っているのですが、「精神科治療を受けているのに」という統計も出ているのでしょうか?


逆質問のような形で申し訳ないのですが、そのような統計をご存知でしたら、是非教えて頂きたいです。

この回答への補足

補足の記事を貼り付けますので、参照してください。
「うつ病自殺7割が精神科を受診「抗うつ剤」安易な服用に懸念」
http://www.j-cast.com/2010/05/04065729.html?p=all
この記事によると、
「全国自死遺族連絡会が2010年3月までに行った調査によると、自殺者1016人のうち精神科を受診、治療中だった人は701人で、69.0%を占めた。自殺者のうち飛び降り、飛び込みは197人で、自宅のマンションから飛び降り自殺を図った場合は全員が受診していた。また、自殺した20~50歳代女性も100%が通院していた。」
と記載されています。

補足日時:2010/05/19 14:10
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急増していることは知りませんでした



統計など数字に表れてくるなら
いくつかの理由が考えられます

・不況の為(再)就職しづらいことが社会復帰の妨げになっている
・情報過多により健康な人との幸福の差が大きく感じる
・情報過多により治療法などを一貫して行わなくなる。結果、治療が長引いて絶望
・情報過多が、実は自分で選んだ一部に過ぎないこと、また得た情報を病的に捉えてしまう自覚がないこと

などがパッと思いつきました。
心の病とはいっても様々ですが
薬害であるなら、どの薬が自殺傾向が強いか
投薬する医師が、気づくと思います
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
抗うつ剤などの薬害の影響が今後拡大していくのではないかと心配しております。

お礼日時:2010/05/19 14:05

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