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よろしくお願いします。
昨日「砂の器」という映画を見ました。
何年も前に、友人から「とても泣ける映画」と聞き、ずーっと見たいと思っていて、ついに入手できたのです。*^^*

ですが、見てみると、さほど泣ける映画でもありませんでした。それというのも、いくつかの疑問があったせいだと思うのです・・・。

犯人が被害者を殺す動機がイマイチ弱いような気がします。
被害者が、いわゆる「普通の人」ならともかく、全編を通して、とても「できた人間」ですよね?
あと「父」に会わない理由もイマイチ・・・とても会いたいはずなのに・・・。
ハンセン氏病の父がいることを世間に知られてはマズイのか?
大成功目前でスキャンダルを起こしたくないのか?
自分が戸籍を改ざんしていること明るみにでるのががマズイのか?

この映画は「親子の愛」がテーマのようですが・・・。
それならば、父親に会うのが普通でしょう?
実の父親が、成功して立派になっている息子に「こんな病気の自分が会ってはいけない」と思うのは、まだ理解できます。

原作を読めば分かるのでしょうか?
あと時代背景が若い者には分かりづらいせいもあるのかもしれませんが・・・。

皆さん「砂の器」の感想や解釈をお聞かせください。

A 回答 (4件)

「ハンセン氏病」は昔「ライ病」と言われ、伝染性のある業病でした。

家族に親族に一人でもその病の者がいると一族は息を殺して生きなくてはなりませんでした。現代になっても、その問題は社会的にも取り上げられていますね。

その中から這い上がろうと必死になって、やっと日の目を見る事が出来るまで来た主人公。
身をかくしつつ子供を思う父親。

まさに「明と暗」 光が強いが為に一層暗くなる「闇」の部分。
自分が切り捨てて忘れたと思い込んでいた「闇」が、突然現れた気持ちと、父に対する思いも胸に迫ります。

東北という場所もはずせません。やはりさびしい寒い閉ざされたイメージがあります
父子のお遍路姿や、テーマ曲「宿命」も何故かわかりませんし経験もないのに、魂の奥底を揺す振られる感じがしました。

参考URL:http://www.246.ne.jp/~k-yosino/18126.htm
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他の方も書いていますが、ハンセン氏病について理解不足だと泣けないかもしれません。



今で例えると、親がエイズで顔が変わった状態で旅を続け、子供は立派に成功したが、エイズの子ということを知られたくないという状態に近いかもしれません。
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>ハンセン氏病の父がいることを世間に知られてはマズイのか?


まさにそのとおりだったのです。当時は・・・・
ハンセン氏病と差別の歴史は根深いものです。下記のURLは参考になるでしょう。

苦労に苦労を重ねて成功が目前。ハンセン氏病の家族の存在が発覚すれば自動的に戸籍の偽造も発覚。追い詰められた犯人の心。親子を想う被害者の心。子を思う父親の心。私は被害者の心に泣けました。

参考URL:http://herz.pobox.ne.jp/kamui/kakuri/
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45歳のオヤジです。



時代背景が分からないと、そのような疑問が出てくるでしょうね。

昔はハンセン氏病は、業病と言われ不治の病気でした。さらに伝染する事から、差別の対象になっていました。一族からそのような病人がでたらそれだけで、その一族は差別を受けていました。

また、犯人は戸籍まで偽造しています。現在でも例えばですが、大臣が戸籍詐称をしていたとなれば、犯罪人ですね。芸能人でも社会的に抹殺されます。自称はOKでしょうが戸籍はね。

犯人は、子供の頃駐在さんから逃げ出しますね。あの時に一人で生きていくと決めたのでしょう。ですから生き残って成功するために、戸籍詐称までやったのです。ハンセン氏病の息子では成功できないからですね。(今は違いますよ映画の中の話ですよ。)

そこに過去の亡霊が現れたわけです。せっかく大物政治家の娘と結婚も出来そうだし、作曲家としての成功もまじかな時に駐在さんが現れた訳です。

過去は消せませんが、無かった事にすれば…。と言う発想でしょうね。

彼は、家族を捨てたのです。その息子をかばう父親が一方でいます。

ながくなりました。こんなところでいいかでしょう?
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