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グラフが木であるとき、この定義があります。点の個数n  枝の個数m  そして m=n-1
 この詳しい証明過程を教えていただけないでしょうか

A 回答 (3件)

証明の前に,少し,おさらいをします.



『木(tree)とは,連結グラフで,サイクルと同型な部分グラフをもたないもの』
を言います.以下,点を頂点といい,枝を辺といいます.

いま,n頂点とは,頂点の数がn個の頂点のことで,m辺とは,辺の数がm個の辺のこととします.

定理A:グラフGが連結で,n頂点とm辺をもつならば,n≦m+1 である.

(定理Aの証明は省略します)

定理B:Gを,n頂点とm辺をもつ木とすると,n=m+1である.

証明: 辺の個数に関する帰納法で証明します.Gが辺をもたないならば,定理Bは,このGについては,正しい.
m辺より少ない辺をもつ木については,定理Bが正しいと仮定する.
いま,Gの最長の道を選び,その端頂点をaとbとする.
頂点aは,次数1です.もし,そうでないとすると,この道は,もっと長くすることが出来るか,
または,Gにサイクルが存在してしまうことになるからです.
ここで,「頂点a」と「頂点aと接続する辺」を取り除く.こうして得られたグラフをHとする.
Hは,まだ依然として木であり,n-1頂点と,m-1辺をもつ.帰納法の仮定から,
n-1=(m-1)+1です.これにより,n=m+1であり,
定理Bは,Gについても正しい.■

ちょっと,すっきりしない証明かも知れませんので,以下に木に関する別の定理を書いておきます.

定理C:グラフGが連結で,n=m+1ならば,Gは木である.

証明:定理Cが正しくないと仮定すると,連結なグラフGで,n=m+1であるが,
木でないグラフが存在することになる.いま,Gは木でないのだから,Gはサイクルを含む.
このサイクル上の1辺を取り除くことにより,連結でn頂点とm-1辺をもつグラフHを得る.
定理Aにより,n≦(m-1)+1=m となるが,n=m+1と仮定したのだから,
これは矛盾である.よって,Gは木である.■

(余談)直感的に,感覚的に,木のn=m+1を理解するには,
頂点と辺(点と枝)を一対にしたもの( ―――● )を木から,何度も取り除いてゆく.
頂点と辺の数は有限なので,最後に頂点(●)だけが1個の残ります.
これが,直感的な証明です.

(一応,見直したのですが,どこかに誤記や間違いがあるかも知れません.
今は,気が付きませんが,間違えていたら,ごめんなさい)
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この回答へのお礼

ありがとうございます~

お礼日時:2010/06/15 17:44

「定義」は証明するものじゃないね.


で, 「木」はどのように定義されているのですか?
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帰納法で証明したら。



枝が1本のときと、木に枝が1本増えたときを示す。
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