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芥川の龍之介の短歌を直訳してみました。

すがれたる薔薇をまきておくるこそふさはしからむ恋の逮夜は

↓ (直訳)

恋の通夜は枯れた薔薇をまいて(?)送ってこそ相応しい


この歌の“まきて”と“ふさわしからむ”の意味が解せません。
“まきて”は巻きて?撒きて?“ふさわしからむ”は相応しいだろう?
辞書を片手に調べましたがどうもしっくりきません。正しい訳と“まきて”と“ふさわしからむ”の意味を誰かご存知ないでしょうか?

A 回答 (2件)

#1です。



>でも、“通夜”と書かれているので芥川が恋した人が死んでしまったのでしょうか?

死んだのは「吾が恋」でしょう。しんでしまった吾が恋に「通夜」としてだた独り褪せた薔薇を撒き、そんな吾に涙しているのでしょう。
まさにアポリネールの「ミラボー橋」の例のくだりと同曲なのでしょう。
「 ……
  流れる水のように 恋もまた死んでゆく
     恋もまた死んでゆく
  ……
     鐘が鳴ろうと 日が暮れようと
     月日は流れ わたしは残る   」
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萎(しお)れ気味のバラの花をあちこちに撒き散らそう。

そうして、恋が潰(つい)えたこの通夜を、吾一人で密かに送るが相応しいのだ。

「撒きて」は、五段活用「撒く」が助詞「て」と連結して、テ形の「イ」音便。
「ふさわしからん」は、形容詞「相応し」+「か(形容詞の活用語尾「かり」(「く(助動詞「べし」の連用形語尾)」+「ラ変動詞「あり」の融合体))+推量の助動詞「らむ」の終止形。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

芥川らしいロマンチックな素敵な歌ですね。
“まきて”は(つまり)“撒いて”で“ふさわしからん”は相応しい(であろう)だったのですね。

しかし、巧く意訳し辛い歌ですね。回答者様の後半の文章もど素人の私の文章も何となく歌の本質(?)の表現が足りない気がします(すみません!)
私が思うに、萎えた薔薇を撒いて私の敗れた恋を弔う(?)的な意味合いだと思うのですがどうでしょうか?
でも、“通夜”と書かれているので芥川が恋した人が死んでしまったのでしょうか?

お礼日時:2010/06/19 13:05

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