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天皇が住吉へでかけたとき、和泉式部が、その自慢の娘、小式部の内待を連れてお供をしました。
武士たちが鳥を射ているさまを見て、天皇が「歌を詠んでみよ」と言われました。式部は、娘に詠ませましょう、と言いました。このとき娘が詠んだのがこの歌です。たいした掛け言葉ではありません。鳥がたくさんいて飛び立っているさまを、「とりいたつ」というと、何か神社を詠んでいるようで(言葉が似ているのが)面白い、ということです。「鳥・居立つ」と「鳥居立つ」を掛けていますが、しゃれを自分で面白がるのは、ちょっと拙劣です。しかし子供のことなので「よくできました!」ということでしょう。母は「ダメ」と酷評しましたが、天皇が「まあいいじゃないか」と助け舟を出してくれたようです。
娘は後に、母にも負けない歌詠みになりました。百人一首の「大江山生野の道の遠ければ‥」のエピソードは、あまりにも有名で、こちらの掛け言葉は秀逸です。
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