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商業手形と小切手

無知な上、よろしくお願いします。
某会社が振り出した2か月先の手形と同じ日付の先付小切手を持っているのですが
振り出した会社の資金繰りが悪化している情報を得ました。

もし某会社が不渡りを出した場合、手形も小切手も現金化できないのでしょうか?

小切手の額面は75万円で手形は150万円です。
たとえば某会社の当座預金に100万円あれば、小切手の75万円だけでも資金化できるのでしょうか?
また先付小切手と手形の優先順位や力関係はあるのでしょうか?

A 回答 (1件)

>某会社が振り出した2か月先の手形と同じ日付の先付小切手を持っているのですが



商業手形=約束手形だと思われます。(為替手形の可能性もあります)

約束手形と、小切手の基礎
 ◯約束手形
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sogyo/manyual …
   支払期日に、御社(手形受取人)の通帳に入金されます。
   支払期日に、振出人の当座預金口座から引落(出金)されます。
    ※実際には手形交換所を経由しますので、御社が現金化(実際に使用
     可能)できるのは、支払期日の数日後です。
 ◯小切手
http://ykoizumi5.cocolog-nifty.com/photos/uncate …
   小切手の所持人が銀行に持ち込めば、持ち込んだ日に所持人の通帳に入
   金されます。
   小切手の振出人の当座預金の口座からは、所持人が銀行に持ち込んだ日
   に引落(出金)されます。
    ※先付小切手は、振出日が今日(質問者さん受取日)以降の日付が記
     載されています。小切手においては今日以降の振出日の場合、振出
     日に意味がありません。(先付小切手の法的根拠はありません)

>たとえば某会社の当座預金に100万円あれば、小切手の75万円だけでも資金化できるのでしょうか?

例えば、手形の支払期日 6月30日、 小切手の振出日 6月30日
  手形 :6月30日以前に取立を銀行に依頼
  小切手:は6月30日に銀行に呈示。
  某会社6月30日の預金残高、100万円
このような場合、6月30日の御社の通帳(当座勘定照合表)には手形100万円、
小切手75万円の入金が記帳されます。しかしこの時点では表面残高で現金化さ
れていません。
相手先の銀行(手形交換所)から資金不足の情報が入り次第、手形分、小切手
分ともに、資金不足として出金記帳されます。
(結果として全額が通帳(当座勘定照合表)から抹消)

優先順位は無く、資金不足で両者共に資金化できません。
 ※上記は手形交換所経由の場合です。小切手を振出銀行へ直接持ち込むと
  当日に現金化できる可能性があります。しかし先付小切手であれば
  そんな事をするよりも、下記を参照。

但し、6月29日(またはそれ以前)に小切手を銀行に呈示すれば、小切手は現金
化できます。(この時点では残高不足で無い場合)
先付小切手の場合、振出日以前に銀行に呈示しても問題ありません。
 ※先付小切手は、振出人と受取者の暗黙の了解によって成立します。
  つまり、振出日以前は資金を用意できないから先日付を記載しているのです。
  振出日に呈示すれば不渡にならないのに、それ以前に呈示したから不渡に
  なった。なんて事もありますのでよく考えて行動して下さい。

また、手形の場合、裏書(表面の手形受取人名が別の会社、その会社が裏書き
をして御社に)したのであれば、御社は裏書きした別の会社に、当該手形金額
を請求する事ができます。裏書きがなければ諦めるしか・・・・。
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