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仏教の宗派、特に浄土真宗について
お詳しい方がおられましたらご回答お願いします。
仕事上、宗教に関わることが多くあります。
浄土真宗に大谷派・本願寺派がありますが
以前、大谷派のご住職に墓石に年齢は寿算と刻み、
才ではなく歳と入れると伺いました。
この点について大谷派と本願寺派では違いはあるのでしょうか。
その他大谷派・本願寺派での違いがあれば教えて下さい。

A 回答 (2件)

お尋ねの点については、本願寺派(西本願寺)、大谷派(東本願寺)に違いはありません。



「歳」と「才」については、「歳」が正しいのです。宗派に関係がありません。

「才」は、「才能」「天才」「文才」など、能力、資質、智恵を意味する語(文字)であり、年を意味する「歳」とは別の文字です。
「歳」の略字でもありません。
年齢に「才」を使用するのは誤用であり、公用文では認められていません。

「寿算」については、
「壽、寿」は、一文字で「ことほぐ・ことほぎ」と読み、めでたい文字であり、また、長命のほか、「年・歳」の意味があります。

したがって、長命といわれるほど(その基準は相対的、感覚的なもの)長生きをして亡くなった場合、ある地方、あるいはある地域の慣習により「壽算」と刻しているようです。

以上で解るように、「壽算」は、縁起かつぎ、迷信、俗信、俗説を排除している浄土真宗のみ教えそのものにそぐわないので、本来「壽算」とは刻しません。

「法名 釈□□  俗名○○  何歳」で十分です。「享年 何歳」と刻したり、書いたりする人もありますが、「享年」と刻さなくても、墓石に「何歳と」あれば享年に決まっているので重複を避けるのです。
しかし、刻してはいけないということではありません。

質問にはありませんが、付け加えて申し上げますと、墓石柱には「南無阿弥陀佛」又は「倶会一処」と刻し、家名や家紋は、その根方(多くは左右花立の間の香炉)の前面に刻します。

お寺さんと石屋さんは、何代にもわたってのお付き合いがあり、余程教義と異なったことをしない限り、お互いに不愉快な思いをしたくないとの配慮から、細かいことは言わないので、長い間には少しずつズレが生じているようです。

また、依頼者も世間の流行や風潮に迎合したり、なぜかお寺さんに相談をせず、石屋さん任せにする人が多いようですが、余程のことがない限り、黙認をされているお寺さんもあるようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。才と歳は意味をよくよく考えてみると確かにそうですね。
寿算は「寿」という文字からめでたいイメージがあり若くして亡くなられた方には不適切な印象がありました。
確かに過去帳には享年も行年も入っていないですね。
混乱するのはお寺さんでも最近はあまり指示はせず、時折細かく言われるお寺さんでも多少違いがある場合もある事です。

お礼日時:2010/07/04 10:59

そのような事は寺に聞きましょう。

浄土真宗でも派が違えば教えも違い
ますから、そこの御住職が言われた事が正しいと信じて、そのようにさ
れたら間違いは無いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/07/02 13:38

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