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貨幣状湿疹

今日皮膚科へ行ったら、貨幣状湿疹と言われました。

今から2年半前に突然、片方の手のひら部分に湿疹が出ました。
その後、もう片方の手のひらにも湿疹が出てました。
始めに手のひらにだけ出た状態から手のひら全体に広がり、手の甲迄湿疹が出て、2年の間に手から腕迄湿疹が広がりました。

近所の開業医に通院して、保湿クリームとリンでロンを処方され、ずっと、毎日、夜ふろ上がりにそれを塗り、塗った上にはリント布で覆い、テープでとめ、その上からずれないようにネットをかけ、寝ています。
流石に2年半経っても治るどころか、ひどくなる、広がる一方なので、今日は総合病院の中にある皮膚科を受診しました。

貨幣状湿疹と言う名前だけは始めてわかりました。
処方された薬はリンでロンでなく、アンティベートと保湿クリーム。それから、朝、仕事に出かける時にはオリーブ油で縫った薬をふき取る様に、オリーブ油もくれました。

顕微鏡検査で何かの細菌でもいるか?検査しましたが、何も菌はありませんでした。
人には感染しないと言われました。

内服はアレグラです。開業医もアレグラでした。
一体、この湿疹は治るのか?かなり不安になってきました。毎晩、仕事から帰ると、湿疹から液が出て、べたべたしています。ひび割れて、所どころの皮膚から血も出ます。

手のひらのほんの一部から広がった厄介な湿疹です。
治すのにいい方法があったら教えてください。

A 回答 (2件)

NO.1です。


ベトベトの患部は強い臭いがありませんか。湿疹の滲出液、ひび割れ、出血からすると、今の状態は皮膚に沈着したステロイドが酸化しておこるステロイド皮膚炎の可能性があります。元の湿疹ではなく、酸化したステロイドそのものを体が排泄しようとしておこす炎症です。
ステロイドが原因の炎症を抑えるためにさらにステロイドを使って抑えようとしている状態でしょう。これでは治癒にむかうどころか悪化の一途です。アレグラも治癒反応を抑える薬物ですから、使い続けるほど治癒を遅延させます。

湿潤面の細菌感染を防ぐことだけ考えて、治療されると良いでしょう。 いままでステロイドを使ってきて良くなっていないどころか悪化してきていますので、ステロイドは積極的に減らす方向です。酸化したステロイドを体が異物、毒と判断して排泄しようとしていますので、それを薬物で止めてはいけません。辛い症状ですが、沈着した毒が排泄され減ってくれば症状は徐々に改善されます。患部から出てきた液をこまめに綺麗に拭き取る、このスタンスを続けることでしょう。


質問者さんは湿疹の本質を見据えてご自分で治療するという主体性が必要です。特に慢性的な疾患は医者と薬に全てを預けると治療に失敗します。
体から毒を出す反応には、嘔吐、下痢がありますが、忘れてならないのは皮膚という排泄器官を使う湿疹です。溜めておいては不利になる毒を皮膚から洗い流そうとするとき体は自ら湿疹という手段をとります。
基本的には体が必死に毒を出してるのですから症状は辛くてもそれを阻止してはならないのです。しつこくて時間がかかる場合もありますが、毒が出れば治ります。
毒の排出が終わるまでに湿疹は次第にその姿を変化させますが、最後には消えて元の皮膚に戻ります。初期の紅斑、丘疹(発赤、腫脹をともなう炎症)から始まり、水疱期、膿疱期、びらん期を経て乾燥、結痂期(かさぶた)となり落屑して治癒、という姿をみせます。つまりこういう過程を経ないと毒の排泄は終りません。

湿疹は体の毒出し反応、つまり防衛反応です。
全て出し切る、出るに任せる、それを応援することが治療です。前回言いましたように体質改善も合わせて必要です。いずれにせよ、治療の主体はあくまで本人です。

ステロイドの使用期間が長いほど酸化ステロイドの炎症は長引きますが、それをまたステロイドで抑えようとすると悪循環で治療が破綻していきます。暫く不快で辛い症状と向き合うことになりますが、辛抱です。
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貨幣状湿疹は四肢、なかでも下腿伸側、手背、指に好発しやすいのですが、初発の湿潤面には細菌感染がみられます。

相応しい薬剤の選択があってこそですが、初期の一箇所の原発巣の段階で細菌感染を防ぎ上手く治療ができれば健康な他に皮膚に広がることはありません。
質問者さんの場合、残念ながら初期治療がうまくいかず他の正常ま皮膚へ自家感作を起した、自家感作性皮膚炎に移行している可能性がります。これは細菌の出す分泌物と患者の滲出液の蛋白質分解産物が血流にのって広がるもので、血行性に起こる一種のアレルギー性皮膚炎でもあります。また、強力なステロイド強い刺激のある薬剤の使用も原因の一つです。

自家感作を起した場合はなかなかやっかいで、時間がかかります。しかし原発巣が治ると他の湿疹も次第に消えていくことも多いのですが、いいましたように薬剤の選択がポイントになります。

湿疹面が浸出液でジュクジュクしてる場合は今細菌がいなくてもまた感染する可能性がありますので、抗生物質配合の弱いステロイド(基剤はゲル化炭化水素です)を使うべきです。治療は長期戦になりますので強いステロイドですと、刺激が強すぎること、それにステロイドそのものが皮膚炎の原因になりからです。

患部が乾いてきたら親水軟膏ベースの弱いステロイドで対応してください。乾燥しても痒みはありますので、掻き毟りを注意しないといけません。掻き毟って汁が出ると皮膚の状態がすぐに逆戻りしてしまいますので、痒いときは冷やす、たたいてみるなど掻き壊さない工夫が必要です。

治療には使う薬剤は基剤まで踏み込んでください。
長期にわたる治療には強いステロイドはかえってマイナスだということを理解し湿疹面の皮膚の状態によって基剤を変える力量のある医者や薬剤師、あるいはそのほかの専門家に相談されることです。

また、湿疹を作りやすい体質がありますので、自らの体質改善も欠かせません。一種のアレルギー反応なのですが、アレルギー体質もその一つです。体質改善には身体を動かしたり、寒い日は乾布摩擦などで身体を鍛えることが大事です。過食、あるいは甘いもの、ビールなど炭酸飲料が多いと湿疹体質が強化されますので思い当たれば注意してください。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございました。
毎日塗っている軟膏は今はベトノバールですが、この薬もステロイドが入っていますよね?
リンでロン軟膏よりは良いのかも?と思うのですが、長い間2年間もリンでロンを塗り続けました。
毎日、リント布を巻きつけ、ネットをかぶせて寝ているのですが、半袖のパジャマなのに、腕、手をリント布で覆う為、毎晩暑くて仕方ありません。でも、リント布で覆わないと、薬を塗った腕や手がベタベタして、布団にくっつくし、触る物にベタベタ油がくっつくし・・・・本当に毎日の手のケアーに30分余りかかり、リンと布も薬局に行ってまとめ買いしてはいるもののとてもじゃなく、無くなるのが早く困っています。リンと布を巻きつけて寝た方が治りが早いのでしょうか??

お礼日時:2010/07/08 18:02

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