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中国が、日本の国債を買い入れ始めたそうです。

これは、どこも買ってくれないなんて言うのに比べると、喜ばしいニュースのような気もします。
一方、日本は、国債の残高が多いけれど、買っているのはほとんど日本人だから、ギリシャのようにはならないといわれていたことを考えると、憂慮すべき問題のような気もします。

さて、中国が日本の国債を買うことは、喜ばしいことなんでしょうか?憂慮すべきことなんでしょうか?
経済音痴からの質問ですみませんが、回答、よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

  国債などというとなにか難しい事に思えますが、ごく単純な事です。

国債とは「国(歴代政府)の借金証文」だと理解しておけば大きな間違いはありません。基本的なことは市民の借金と比較して考えると理解しやすいと思います。
 現在国の借金(簡単に国債発行残高と思って下さい)は800兆円(800,000,000,000,000円)を超えています。そこで、あなたのお父さんが800万円の借金をしている、ということと比較しながら説明します。

  今まで日本の国債は94%は国民が購入しているそうです。ここで、国民とは誰のことでしょう? 銀行とか保険会社、その他機関投資家と言われている金融関係その他、「掛け金など」の形で市民から多額の財産を預かっている機関が大口の購入を引き受けています。それは、国債には預かり期間に応じて利息が付きますので、これを目的にして購入している訳です。しかし、このお金(購入資金)は元は結局、一般市民が銀行や保険会社に預けたり、払い込んだりしたお金です。その他に今では「個人向け国債」として売り出された国債を通じて一般市民も直接国にお金を貸しています。つまり、800兆円の94%は政府が国民から借金している訳です。あなたのお父さんの借金800万円の94%、752万円は妻や子供(つまりあなたなど)から借金していると言うことです。

  あなたのお父さんが失業して(縁起でもないことを言って済みませんね)この借金が返せなくなったら、どうなるでしょうか? 752万円は他人からの借金ではないので、ひとまずこの分は他人には迷惑を掛け無くて済みます。しかし、妻(あなたのお母さん)は娘の結婚支援にと思ってためていたへそくりが返ってこなくなります。あなたは、新方式の携帯電話に買い換えようと思っていた金が返ってこなくなります。つまり、あなたのご家庭全体としては将来に向かって大変困窮します。国債に付いても同じ事が言えます。政府の借金が国内だけで済んでいる(国債の消化が国内で出来ている)間は、万一その国債がデフォルト(償還不能)になっても、外国には直接の迷惑は掛けません。これが「日本はギリシャ化しない」と言われている理由です。しかし、現実には国債を保有している金融機関などを始め、国全体から大きな金額が消えてしまう(償還を受けられない。つまり、国債証券がタダの紙切れになる。)ことになります。国庫から償還されなくなりそうだとなれば、国民は「自分の金だけは何とか取り返したい」と早めに自分の預金を解約したり、持っている国債を売り払ったり(買い手があるか?)、保険を解約して返戻金だけでも取り返したりと、「自分の金の回収」に走ります。いわゆる「取り付け騒ぎ」が起ることになるのではないでしょうか? 
  政府は外国から借金しようと新規国債を発行しても買い手は無くなります。銀行倒産を防ぐために取り敢えずお札を印刷してじゃんじゃん銀行に流せば(もちろん、無限にそんなことは出来ませんが)、今度は貨幣価値が暴落して超インフレになるのではないでしょうか? つまり、国債がデフォルトしてもその瞬間はしのげますが、すぐに国家経済の破綻が待っています。私には、国債のデフォルトという国家経済の破綻危機に対して「日本はギリシャ化しない」などとのほほんと構えている人の気持ちが知れません。

 当然、新規国債は買い手がありませんから、翌年度の国家予算さえ計画できません。国民も食べないわけに行きませんから、ひとまずIMF(国際通貨基金)にでも泣きついて一時しのぎの借金をお願いすることになるのでしょうが、その場合は政府に対して財政運用など、国家の運営に厳しいたががはめられます。とにかく世界の扶養家族になると言うことになるわけですから、お乞食さん並みの惨めさを覚悟する必要があると思います。



>中国が日本の国債を買うことは、喜ばしいことなんでしょうか?憂慮すべきことなんでしょうか?

  上に書いたことから、だいたいのことはお判りと思います。隣家からお金を貸して貰えると言うことは、当面は有り難いことですが、それ以後は何となく隣のご主人に頭が上がらなくなりますね。そして、言いたいことも面と向かっては言いにくくなります。今、アメリカ国債の保有国は日本を抜いて、中国が世界一の保有国です。中国が国債を買ってくれていなければ、アメリカはリーマンショック以後の経済再起政策をとることが出来なかった(資金がない)でしょうし、今は、中国に米国債を大量放棄(国外へ売却)されると国債価格が大暴落する恐れがあります。そのため、現在のアメリカは人権外交や通貨レート(元高問題)などでも以前ほど中国に高飛車な態度はとれなくなっており、非常に低姿勢外交方針をとっているとのことです。
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この回答へのお礼

丁寧な、わかりやすい解説、ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/22 22:10

そんな事、数十年前からやっていることです。


日本人が考える以上に中国人は中国の国家の事を考えて行動しています。

日本国家が売り出しているものですから買う人間が必要。
それを外国人が買ったからと言って感謝されることはあっても避難されるものではない。

非難すべきは借金で何でも賄おうとする無責任な国会議員&政府です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

買ってもらえるのは良いこと というわけですね。

借金に頼りきっているのは、なんでも自分の地方におカネをばらまいて欲しい国民ですけれどね。

お礼日時:2010/07/24 21:33

発行残高の千分の1位ですから、経済的な影響は全くないでしょう。


単純に考えると、中国が100倍の買い増しをすれば、日本の保有金額の1割程度になりますが、その場合は金利が上がるでしょうから、それを目当てに日本の金融機関も買い向かうでしょう。それに、中国にそんなに金はないですし。結局、増えても1%ぐらいでしょう。
ただ、マスコミが針小棒大に不安を煽る(その影響で、本質問がなされたのでしょう)のが、一番の悪影響でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
No.6の方にお礼を書きながら、何%くらい買ったのかな?と思ったところでしたので、千分の1位という数字を上げていただき、助かりました。

お礼日時:2010/07/22 22:03

中国は大量の貿易黒字(外貨準備)でアメリカ国債を買いました。


国債はデホルトが無い限りドル(現金)と同じです。
しかしドル安で、アメリカ国債の価値が目減りしました。
それで、ドル安に対する安全策として、ユーロ債を仕込みました。(2年程前はユーロ高でした)
しかし、今回のユーロ安で、日本円に逃げてきたわけです。
別に、日本を買うために、日本国債を買ったわけではありません。
国際決済通貨としては、ドル、ユーロ、日本円しかないのが現状で、中国も仕方なく買っているのでしょう。日本を買うために、日本国債を買うのなら額が少なすぎます。
ドルやユーロが高くなれば、直ぐに乗り換えるでしょう。
よって、中国の日本国債買は特に問題視するほどのものでは有りません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

現在、結構円高だと思いますが、それでも、買われるんですね。

おっしゃる通り、額は、まだ、発行額に対してすごく少ないだろうと思います。

お礼日時:2010/07/22 21:58

恐ろしく憂慮すべきことです。



ついにこの日が来ましたか。中国は軍隊を使わずにお金で日本を占領するつもりです。

中国は、日本が財政破綻すると見込んで買っていると思いますね。

中国は太平洋が欲しいんですね。だから日本を自国の領土にしたい。南方はいつでも攻略できるけど、日本の攻略はアメリカがいて難しい。だから、あらゆる手段を講じて計画的にやっているわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

やっぱり、困ったことなんですか。

けど、逆に、日本は、カリフォルニヤくらい、買えないですかね?

お礼日時:2010/07/22 21:55

米国国債保有率世界第一位に躍り出た中国と、首根っこをおさえられてしまった米国。



それでも、米国はまだまだ強国として存在しているからバランスが保たれているけれど、日本と中国では完全に中国のほうが、国際的に見て比較にならないほど上でしょう。

国債を買うということは、国を買うことに等しいですからね。
(日本も米国債を大量に持ってはいますが、国際的には日本は弱小国で日本バッシングに大変弱い国柄です。本当なら中国のように狡猾に立ち回れるはずなんですけどね・・)

自国に対しても国際的にも影響力が大きい特定の国に、国債という国の根幹に関わるものを大量に買ってもらって「喜ばしい」などと平気で発言できてしまうあたり、現政権、現与党のお粗末さが如実に出ていると思います。(為替の口先介入がいい例ですが、本当にお粗末ですよ。なんでこんなに支持されているのか、さっぱりわかりません。麻生政権のほうが比べ物にならないほど優秀だったと思います。あの難しい時期をなんとかやり過ごせたのですから。もっと評価されていいはずなんですけどね・・。報道のレベルが低すぎて、ちゃんとした判断を国民が下せなくなってるんでしょうね。)

中国は米国の一部を手中に納め、既にアフリカ攻略もほぼ終わっている。

日本を買うことなど、実に容易いことでしょう。中国に首根っこを押さえられているのは現状だって同じことですが、例えば、ダライ・ラマ訪日に対して苦言を言ってきても今はまだそれに従うことはないですが、これからはその苦言に従って入国拒否するような事態になってゆきますよ。日本は今まだ保てている自由を失う恐れがある。私は大変憂慮すべき問題だと思っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

なるほど、日本は、アメリカの首根っこを押さえているわけでもあるんですね。
あんまり、そんな感じを持てませんけれど。

お礼日時:2010/07/21 22:22

一般人が憂慮することはないと思います。



おそらく、国が困る前に、自分が困る方が先ですから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

国のサービスが落ちたり、すごく増税になったり、インフレになったりしたら、困るのは一般人です。

お礼日時:2010/07/21 22:19

中国に限らずいろんな国が買ってますよ。


財政破綻確実と言われつつも欧米に比べて国債は安定してますからね。


>国債の償還が出来なくなったときには国を引き渡さなければならないこともあります

こんなことはあり得ません。
株式と同じで完全に自己責任の世界です。

「償還が出来なくなる」という状態が100%あり得ないですからね。
償還するために紙幣を発行してインフレするだけの話です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
中国以外も、外国人個人でなく、国が飼っているんでしょうか?

お礼日時:2010/07/21 22:17

外国に買って貰わなければならないのは憂慮すべきことです


日本人には国を支える力がないことの証明です
国債の償還が出来なくなったときには国を引き渡さなければならないこともあります
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

やっぱり憂慮すべきことなんですか。
償還できなくなったら、デフォルトっていうんですか?償還を延期してもらった国、たくさんありますよね?
国民が不便するようですが、別に国がなくなってはいませんが?

お礼日時:2010/07/21 22:14

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