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OPアンプのオフセット調整

オフセット調整について勉強してます。

1.オフセット電流について
オフセットが発生する理由は内部の不平衡によるもので、表現方法としては入力換算で表すようです。ただ、文献によっては「本来は入力だけの端子から電流が流れ出す」ことがオフセット電流と呼ばれているということでした。表現方法としての入力換算に過ぎないのか、それとも実際に入力端子に電流が流れていてそれがオフセットになっているのかどちらですか?

2.オフセット電圧の測定について
「定本OPアンプ回路設計」では測定回路は記載されてます。ソースはモトローラ社の技術資料のようですが。この回路でどうして測定が出来るのかがわかりません。測定原理を教えてください。

3.オフセットの原理、調整法について勉強のためのURL等があれば教えて下さい。

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A 回答 (2件)

1.オフセット電流について


バイアス電流は、実際に入力端子に流れる電流のことです。微小電流を測定できる電流計があれば直接測定できます。オペアンプの2つの入力端子のバイアス電流の差をオフセット電流といいます。入力換算が使われるのは入力オフセット電圧のほうだと思います。オペアンプで増幅回路を構成したとき、入力オフセット電圧も増幅されて出力に出てくるので、入力換算(出力/利得)という言い方があるのだと思いますが、これも反転入力端子と非反転入力端子間の電圧差をテスターで直接測定できます。

2.オフセット電圧の測定について
>この回路でどうして測定が出来るのかがわかりません
41ページですね。添付図に式の導き方を書きました。
オペアンプの反転端子(-)についている電池記号は 入力オフセット電圧 Vos です。空色のオペアンプ記号は、入力オフセット電圧がゼロですが、入力バイアス電流はゼロでないとします。反転入力端子のバイアス電流を Ib、非反転入力端子のバイアス電流を Ib - Ios とします。Ios がバイアス電流のオフセット電流になります(Iosは、反転入力バイアス電流 - 非反転入力バイアス電流 と定義します)。

まず、2つのスイッチがOFFである場合を考えると、図の右上にあるような6個の関係式を導くことができます。これをV3(オペアンプの出力電圧)について解いて、A0(オペアンプの開ループ利得)が非常に大きいとすれば、V3 は式(1)のように近似できます。このときの V3 を、「定本OPアンプ回路設計」の定義に従って E1 とおきます。次にスイッチがONのときの V3 を E2 とすれば、E2 は式(1) で R3 = 0 としたときの V3 ですから、E2 は式(2)のようになります。この式(2)を Vos について解くと式(3)のようになります。これを式(1)に代入して Ios について解くと式(4)のようになります。式(4)は「定本OPアンプ回路設計」に出ている式と同じです。本に出ている式には絶対値の記号(| |)がついていますが、添付図の計算方法では、Ios の符号を定義していいるので絶対値はつきません。つまり、E2 > E1 なら、Ios > 0 、つまり反転入力のバイアス電流 >非反転入力バイアス電流 となります(ただし Ib の符号が-なら、電流の大きさは 反転<非反転 になります)。

一方、「定本OPアンプ回路設計」では、Vos = E1/(R2/R1) となっていますが、これは以下のように近似したものと思われます。
  (A) 式(3)の第2項と第3項が第1項より十分小さいとして Vos = E2/( 1 + R2/R1 ) - R1*Ib/( 1 + R2/R1 ) + R1*Ios ≒ E2/( 1 + R2/R1 ) と近似した
  (B) さらに、R2/R1 が 1 より十分大きいとして E2/( 1 + R2/R1 )≒ E2/( R2/R1 ) と近似した
しかし、(A) の近似は少し乱暴だと思います。

同じ回路を用いて、もっと正確に求める方法があります(Vos と Ios だけでなく、Ib も計算できます)。これは2つのスイッチを両方ON/OFFするだけでなく、図の下側のスイッチだけONにしたときの V3 も測定する方法です。このときの V3 を E3 とすれば
   Ios = ( E2 - E1 )/{ R3*( 1 + R2/R1 ) }
   Ib = ( E3 - E1 )/{ R3*( 1 + R2/R1 ) }
   Vos = { ( R1 + R2 + R3 + R2*R3/R1 )*E2 - R1*E3 - R2*E1 }/{ R3*( 1 + R2/R1 )^2 }
となります。これは A0 >> 1 以外の近似は入っていません。

3.オフセットの原理、調整法について勉強のためのURL等
調整法は「定本OPアンプ回路設計」の53ページから67ページに出ています。この書籍(http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/36/36101.htm)の163ページから212ページに、オペアンプの基本特性の測定法が出ています。オフセット電圧の原因については、入力部分の差動アンプのトランジスタ特性ばらつき(ミスマッチ)が直接の要因です。これはデバイス物理を勉強しないと理解できませんが、この書籍(http://www.amazon.co.jp/dp/4563067245)の201ページから212ページが参考になるかもしれません。
「OPアンプのオフセット調整」の回答画像1
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この回答へのお礼

大変詳細な回答をありがとうございます。
テキストの計算では未知数Ibを削除するために、R1<<R2,R1Ib<<E1となるように抵抗を定めて測定せよということでしょうね。
調整の方はもう少し勉強してみます。

お礼日時:2010/08/01 04:30

ANo.1に間違いがありました。


【誤】 図の下側のスイッチだけONにしたときの V3 も測定する
【正】 図の上側のスイッチだけONにしたときの V3 も測定する
後半の測定方法についてまとめたものを添付します。
「OPアンプのオフセット調整」の回答画像2
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Aベストアンサー

ここの「図2 非反転アンプ回路のオフセット電圧調整方法」が参考になるでしょう.
http://www.adm.co.jp/download/mtb_4.pdf
R4=1600×R3
ですから,ポットのポジションに依らず,R3に与える誤差は0.0625%以下です.
従って,ゲインに与える誤差は,0.0052%ですから,抵抗誤差に比べ無視できるほど小さくなります.

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汎用性を持たせたいので、適当な電圧範囲にある信号を0Vから電源電圧付近までの信号に増幅するような回路としたいと思います。
以前にトラ技で回路を見かけたような気がするのですがバックナンバーを繰っても見つけられません。

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Aベストアンサー

どうしても単電源としたいのなら、以下のような回路を試してみてください。

      │\
  Vin ─┤+ \
      |    >┬─ Vout
     ┌┤- / │
     ││/    │
     ├─ R2 ─-┘
     R1
     │
    V1

この回路の出力電圧は
    Vout = ( 1 + R2/R1 )*Vin - ( R2/R1 )*V1
となります。R2 = 0 とすれば利得1のバッファとなりますがオフセット調整ができません。R2 > 0 とすれば利得は1より大きくなりますがオフセット調整できます。R1 = 100kΩ として、R2 を 1kΩの半固定抵抗とすれば、利得は 1~1.01、オフセット調整範囲は 0~0.01*V1 となります。V1 をオペアンプの電源電圧(5V)とすれば、オフセットを 0~50mV の範囲で変えられます。V1 の電圧は1/100 倍されて出力信号に加わるので、V1 はノイズが少なく安定化された電圧源にする必要があります。

上の回路では利得が1より大きくなってしまいますが、下のような回路なら、R1/R3 = R4/R3 とすることにより、利得を正確に1にできます(上の回路はこの回路でR1 = 0、R2 = ∞としたものです)。

            │\
  Vin ─ R1 ┬─┤+ \
         R2 |    >┬─ Vout
  GND ──┘┌┤- / │
           ││/    │
           ├─ R4 ─-┘
          R3
          │
          V1

出力電圧は
   Vout = { ( 1 + R4/R3 )/( 1 + R1/R2 ) }*Vin - ( R4/R3 )*V1
なので、R1 = R2/100、R4 = R3/100 とすれば
   Vout = Vin - V1/100
となって、V1 = 5V のとき、50mVのオフセットをつけられます。R1 = 1kΩ、R2 = 100kΩ、R3 = 100kΩ、R4 = 1kΩ(半固定抵抗) とすれば、利得1でオフセットを 0~50mV の範囲で変えられます。この回路の利得は R1/R3 と R4/R3 の比で決まるので、高精度を必要とするなら、抵抗値を測定して選別するか、高度抵抗を使う必要があります。また、この回路は入力が抵抗になるので入力インピーダンスが小さくなります(R1+R2)。それがいやなら入力に非反転バッファを入れればいいでしょう。

どうしても単電源としたいのなら、以下のような回路を試してみてください。

      │\
  Vin ─┤+ \
      |    >┬─ Vout
     ┌┤- / │
     ││/    │
     ├─ R2 ─-┘
     R1
     │
    V1

この回路の出力電圧は
    Vout = ( 1 + R2/R1 )*Vin - ( R2/R1 )*V1
となります。R2 = 0 とすれば利得1のバッファとなりますがオフセット調整ができません。R2 > 0 とすれば利得は1より大きくなりますがオフセット調整できます。R1 = 100kΩ ...続きを読む

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下記の「図2コンデンサの特性:(b)」を見てください。
http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0029/dwm002900590.pdf

0.1μFのセラコンは、ほぼ8MHzで共振しています。
つまり8MHzまではキャパシタとしての特性を示しており、これより高い周波数ではインダクタと
なってしまうことがわかります。

0.1μFは単純に計算すると8MHzで0.2Ωのインピーダンスを示し、これは実用上十分低い
インピーダンスと考えられます。
つまり、大ざっぱにいって、10MHzまでは0.1μFのセラコンに守備を任せることができるわけです。
(従って、当然のことですが、10MHz~1GHzを扱うデバイスでは0.1μFでは不十分で、0.01μF~10pFといったキャパシタを並列に入れる必要が出てきます)

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この辺りからは、電源側に入れた、より大容量のキャパシタが守備を受け持つことになります。
(この「連携を考えることが、パスコン設計の重要なポイント」です)

ここで考えなければならないのが、この大容量キャパシタと0.1μFセラコンとの距離です。
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厳密には、実際に回路を動作させ、て異常が出ればパスコン容量を変えてみる、といった
手法をとります。

上記URLは、横軸目盛りがはっきりしていないので、お詫びにいくつかのパスコンに関するURLを貼っておきます。
ご参考にしてください。
http://www.rohm.co.jp/en/capacitor/what7-j.html
http://www.cqpub.co.jp/toragi/TRBN/contents/2004/tr0409/0409swpw.pdf
http://www.murata.co.jp/articles/ta0463.html

参考URL:http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0029/dwm002900590.pdf

下記の「図2コンデンサの特性:(b)」を見てください。
http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0029/dwm002900590.pdf

0.1μFのセラコンは、ほぼ8MHzで共振しています。
つまり8MHzまではキャパシタとしての特性を示しており、これより高い周波数ではインダクタと
なってしまうことがわかります。

0.1μFは単純に計算すると8MHzで0.2Ωのインピーダンスを示し、これは実用上十分低い
インピーダンスと考えられます。
つまり、大ざっぱにいって、10MHzまでは0.1μFのセラコンに守備を任せることができるわけ...続きを読む

Q電気・電子回路のバッファについて

電気回路にバッファというものがありますが、これはどのような働きをしているのですか?(74LS~ とか) 安定化のためにあるようですが…
詳しく教えて頂けませんでしょうか。

Aベストアンサー

バッファー(Buffer)は日本語に直訳すれば緩衝増幅器になります。緩衝増幅器は電流(波形)の増幅、電圧(波形)の増幅や整形、出力インピーダンス変換(高出力インピーダンスを低インピーダンスや整合インピーダンスに変換)のために挿入されます。回路1の出力を回路2の入力に接続する時、回路2を接続した影響が回路2に及ばなくしたり、出力波形の整形や出力インピーダンスを変換します。
ディジタル回路では出力用のバッファーでは
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入力用バッファーでは、1)雑音や論理レベルが明確でないデジタル信号の波形整形(論理1と論理0の明確な信号に再生)、2)後続の回路の負荷(ファンイン)を減らして前置回路への影響を少なくする。
といった目的で使われ、主に入力電圧振幅に対して出力電圧にヒステリシス特性を持つシュミット回路が採用されています。

バッファー(Buffer)は日本語に直訳すれば緩衝増幅器になります。緩衝増幅器は電流(波形)の増幅、電圧(波形)の増幅や整形、出力インピーダンス変換(高出力インピーダンスを低インピーダンスや整合インピーダンスに変換)のために挿入されます。回路1の出力を回路2の入力に接続する時、回路2を接続した影響が回路2に及ばなくしたり、出力波形の整形や出力インピーダンスを変換します。
ディジタル回路では出力用のバッファーでは
1)出力電流増幅、2)出力インピーダンスを下げる、3)論理レベル(1...続きを読む

Q閉ループゲイン 開ループゲイン

オペアンプの閉ループゲイン、開ループゲインとはそもそも何なのでしょうか?
根本的なとこがわかりません。
どなたかよろしくお願いします。

Aベストアンサー

[図6.1-41]を見てください。
これが開(オープン)ループゲインです。(青色)
(フィードバックをかけていないときの利得ー周波数特性)
http://my1.interlink.or.jp/~md0858/series4/densi0613.html

70Hzくらいまでは100dBの利得がありますが、より高い周波数では-6dB/oct(=-20dB/decade)でどんどん下がっていき、7MHzくらいで0dBとなります。
(最大利得と周波数特性はオペアンプの種類によって異なるが、この”傾向”はすべてのオペアンプについて言える)

[図6.1-43]を見てください。
例えば80dB(60dB)のフィドバックをかけたとすると、利得は20dB(40dB)になりますが、利得一定の周波数幅がうんと広くなることにお気づきでしょうか?
これが閉ループゲインです。

一般に、オペアンプの開ループゲインは100dB以上ありますが、これを開ループで使うことは滅多にありません。
周波数特性が問題にならないコンパレータのときくらいのものです。

参考URL:http://my1.interlink.or.jp/~md0858/series4/densi0613.html

[図6.1-41]を見てください。
これが開(オープン)ループゲインです。(青色)
(フィードバックをかけていないときの利得ー周波数特性)
http://my1.interlink.or.jp/~md0858/series4/densi0613.html

70Hzくらいまでは100dBの利得がありますが、より高い周波数では-6dB/oct(=-20dB/decade)でどんどん下がっていき、7MHzくらいで0dBとなります。
(最大利得と周波数特性はオペアンプの種類によって異なるが、この”傾向”はすべてのオペアンプについて言える)

[図6.1-43]を見てください。
例えば80dB(60...続きを読む

Q差動増幅回路の出力電圧オフセットについて

お世話になります。添付回路に関してご回答お願いします。
電流を検出抵抗(R5)で電圧に変換して、オペアンプにて増幅する回路です。
この回路でオペアンプの出力電圧をADCで検出して電流計測を行う場合、オペアンプ特性、抵抗バラツを考慮すると計測電流値にはどの程度のバラツキがでますでしょうか?

抵抗のバラツキ、オペアンプのオフセット電圧のほか、入力バイアス電流、オフセット電流は影響してきますでしょうか?

Aベストアンサー

オペアンプのオープンループ利得が無限大ならば、出力電圧Voutは添付図の式になります。電流-電圧変換の出力電圧は、電流を I として
Vout = A*I + B
で表されます。Aの誤差が利得誤差、Bがオフセット誤差になります。

この場合、A = -R2*R5/R1 なので、抵抗の誤差が±0.5%のとき、Aの誤差は±1.5%になります(A が最大となるのはR2とR5が0.5%大きくR1が0.5%小さい場合で、Aが最小となるのはR2とR5が0.5%小さくR1が0.5%大きい場合)。R1=100kΩ±0.5%、R2=2MΩ±0.5%、R5=0.47Ω±0.5%なら、A=9.27~9.54 V/A になります(誤差がない場合はA=9.4)。

この回路でのオフセット誤差は、オペアンプの入力オフセット電圧Vosによる誤差と、入力バイアス電流(ib1, ib2)による誤差の和になります。Vosが最大800μVなら、入力オフセット電圧による誤差は 800μV*2MΩ/100kΩ=0.016V = 16mV(最大) になります。なお、Vosは一般に±どちらの値になるかは一定していないので、Vosによる誤差は-16mVから+16mVの範囲になります。

入力バイアス電流による誤差は、R1とR2の並列抵抗とR3とR4の並列抵抗とが等しくなるようにしておけば(この回路ではそのようななっています)、ib1 = ib2 のときはキャンセルされます。しかし実際にはオフセット電流(ib1-ib2)は0ではなく、この場合、ib1-ib2の最大値は±0.9μAなので、入力バイアス電流による誤差は 2MΩ*±0.9μA=±1.8Vと極めて大きくなります。

帰還抵抗がMΩの回路にバイアス電流が数μAのオペアンプを使うのは好ましくありません(オフセット電流も大きいのでバイアス電流をキャンセルしきれない)。バイアス電流が数μAのオペアンプというのは、非常に高い周波数まで動作するオペアンプに多いのですが、高速動作の必要がなければ(電源電流の監視などではその必要はないと思います)、FET入力のオペアンプやCMOSオペアンプを使ったほうがいいです。FET入力のオペアンプやCMOSオペアンプの入力バイアス電流は数pA程度なので、入力バイアス電流による誤差は 2MΩ*±数pA=±数十μV と非常に小さくなります。FET入力のオペアンプやCMOSオペアンプでも最近はVosが最大で数十μV程度のものがあるので、入力オフセット電圧による誤差も上より小さくできます。

なお、差動増幅回路ではコモン電圧に注意する必要があります(オペアンプの入力電圧が電源電圧に近くなると動作しなくなるので)が、この回路では、I=0~500mAのとき、R5の電圧は0~0.24V程度なので問題ありません。出力電圧も-2.2V~0Vの範囲なので問題ないと思います。この回路はI=500mAのとき、出力電圧は-2.2Vと、マイナス電圧になりますが、これはいいのですね?R5に流す電流の向きを逆にすれば(R5の上側をGNDにして、下側から電流を流す)出力は正電圧になります。

オペアンプのオープンループ利得が無限大ならば、出力電圧Voutは添付図の式になります。電流-電圧変換の出力電圧は、電流を I として
Vout = A*I + B
で表されます。Aの誤差が利得誤差、Bがオフセット誤差になります。

この場合、A = -R2*R5/R1 なので、抵抗の誤差が±0.5%のとき、Aの誤差は±1.5%になります(A が最大となるのはR2とR5が0.5%大きくR1が0.5%小さい場合で、Aが最小となるのはR2とR5が0.5%小さくR1が0.5%大きい場合)。R1=100kΩ±0.5%、R2=2MΩ±0.5%、R5=0.47Ω±0.5%なら、A=9.27~9.54 V/A になります...続きを読む

Q電気回路のGNDとマイナスについて

工学部の3年生です、恥ずかしくて今更誰にも聞けないのでここで教えてください。

実験等で使用する直流電源のGNDとマイナスが(下図のように)繋がってるのはなんでなのでしょうか?

+  -  GND
○  ○=○

そもそもGNDとマイナスの違いがよくわかりません。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

GNDは文字通り大地です。
GNDは必ず必要ではありません、ただし弱電機器等では非常に雑音を拾いやすくなります。
極〃一般的には電源のマイナス側をアース(GND)して、0Vとするケースが多いが、例として電源を抵抗等で分割して5Vの電位をアース(GND)すれば、電源のマイナス端子はー5Vになります。
一般に+端子に対して-(端子)と表現され、-端子に対する+端子の電位差を電圧と言っています(+端子に対する-端子の電位差は-〇Vです)。
乱暴な表現ですが、各パーツが+から供給された電気をどこに落とすか(各パーツ共通の電位へ)がGNDです、さらにそれを大地に接地すれば文字通りのGNDです。

Qオペアンプ反転増幅回路で+入力に繋がれた抵抗は何?

独学でアナログ回路の勉強をしている素人です。

オペアンプの反転増幅回路の基本回路だと、+入力はGNDに落としていますよね。
しかしネットで検索すると、抵抗を介してGNDへ落とす回路を見かけました。
この抵抗の役割がわからず、困っています。

実際の回路の画像を添付しました。
添付画像の赤い矢印のところの抵抗のことですが、これはどのような役割をしているのでしょうか。
一段目のオペアンプのように抵抗を介さずGNDに落としてはいけないのでしょうか。

自分が購入したアナログ回路の設計入門書にも(入門だからか)載っていませんし、自分なりに調べましたが、この抵抗の役割だけどうしても分かりません。

どうかご教授お願い出来ませんでしょうか。
宜しくお願いします。

Aベストアンサー

この抵抗は、オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流による、出力電圧の理想値からのずれを抑えるものです。tadysさんと同じ主旨ですが、定量的には、理想値からのずれ(DC電圧のずれ)は、添付図の式(A)の Ib がかかった項になります。

添付図は、オペアンプを使った2入力の加算回路です。Vin1 と Vin2 という2つの入力電圧を加算し、正負を反転した電圧が出力電圧(Vout)になるものですが、オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流 Ib が無視できない場合、添付図の式(A)のように、Ib のかかっている項が誤差になります。R4 がない場合は、式(A)で R4 = 0 としたものになるので
Vout = -[ (R3/R1)*Vin1 + (R3/R2)*Vin2 + Ib*R3 ]
となって Ib*R3 が誤差になります。ところが、R4 を入れて、添付図の最後の式のようにR4の抵抗値を調整すると、Ibの項が 0 となって、オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流による誤差をなくすことができます。

ご質問の回路では、R1 = 20kΩ、R2 = 20kΩ、R3 = 20kΩ なので、バイアス電流による誤差をなくすには、本来は R4 = 1/( 1/20e3 + 1/20e3 + 1/20e3 ) = 6.67e3 Ω= 6.67kΩ にすべきです。

オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流による誤差は、バイアス電流 Ib が大きいほど大きくなるので、FET入力のオペアンプやCMOSオペアンプのように、Ib がpA未満と非常に小さい場合には、添付図の式(A)の Ib 自身が非常に小さいので、R4 を入れなくても(R4を短絡しても)誤差は小さくなります。R4 を入れて誤差を小さくしたほうがいいのは、一般的に、Ib が 100nA以上のオペアンプを使った場合になります。

LM358の場合は Ib が最大100nAと、無視できる境界線あたりですが、ご質問の回路は交流だけを加算するもの(出力コンデンサで直流がカットされている)なので、バイアス電流によってVoutに直流的な誤差電圧が少々乗っていても問題ありません(オペアンプにLM358を使うのならR4はなくてもいい)。

なお、添付図では、オペアンプの反転入力端子(-)に流れるバイアス電流も非反転入力端子(+)に流れるバイアス電流も同じ Ib としていますが、現実には、この電流にはわずかな違いがあります(その違いを入力オフセット電流といいます)。しかし、この違いは一般に小さいので無視できることが多いです。

この抵抗は、オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流による、出力電圧の理想値からのずれを抑えるものです。tadysさんと同じ主旨ですが、定量的には、理想値からのずれ(DC電圧のずれ)は、添付図の式(A)の Ib がかかった項になります。

添付図は、オペアンプを使った2入力の加算回路です。Vin1 と Vin2 という2つの入力電圧を加算し、正負を反転した電圧が出力電圧(Vout)になるものですが、オペアンプの入力端子に流れるバイアス電流 Ib が無視できない場合、添付図の式(A)のように、Ib のかかってい...続きを読む

Q三端子レギュレータに付けるコンデンサ

三端子レギュレータ7805を使用するのに、あるHPで「入力、出力側にそれぞれ1つずつ0.1μFのコンデンサを付ける」というのを見た事があるのですが、別の本には入力側には22μF、出力側には100μFを取り付けるとありました。
どちらが正解なのでしょう?また、2つの違いは何でしょう?
目的に応じて使い分けたりするのでしょうか?

Aベストアンサー

どちらも正しく、どちらも間違っています。
本に書いてあるから、ではなく、設計によって違ってきます。
つまり、入力電圧、入力のリップル含有率、出力電流、出力に求めたいリップル含有率、出力のリアクタンス分・・・などなど
それによって計算します。
それから、リップル率によってコンデンサに流れる電流を求め、そこから発熱を求め、それに耐えられるコンデンサを選びます。
また、入力電圧と出力電圧の差、出力電流、リップル率、使用状態の周囲温度などから、レギュレータの発熱を計算し、熱抵抗を求めて、放熱板を決定します。
かなり面倒な計算なので、おおよその回答を言いますと、7805は出力が5V1Aの定格ですから、最大0.8Aまで使うとし、入力はAC6Vの全波整流として、入力も出力も100μFの電解コンデンサと0.1μFのプラスチックコンデンサを並列接続したもので、いけると思います。
ただし、0.1μFのコンデンサはレギュレータの足に直結します。
100μFのコンデンサは回路中についていればどこでも良いです。

入力はAC6Vの全波整流で、出力電流を0.8A取ると、レギュレータで約1.6Wを消費しますので、周囲温度を30℃まで使うとして、ジャンクション温度を80℃にしたければ、熱抵抗は25℃/W程度の放熱板が必要です。
これ以外の入力電圧や、出力電流の場合は再計算が必要です。

どちらも正しく、どちらも間違っています。
本に書いてあるから、ではなく、設計によって違ってきます。
つまり、入力電圧、入力のリップル含有率、出力電流、出力に求めたいリップル含有率、出力のリアクタンス分・・・などなど
それによって計算します。
それから、リップル率によってコンデンサに流れる電流を求め、そこから発熱を求め、それに耐えられるコンデンサを選びます。
また、入力電圧と出力電圧の差、出力電流、リップル率、使用状態の周囲温度などから、レギュレータの発熱を計算し、熱抵抗を...続きを読む


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