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PASの定格電流はどのように決めるのでしょうか?

A 回答 (1件)

PASの定格電流は一般的に200A、300A、400Aがありますが、次の条件を検討します。



1.負荷電流
負荷増設等を考慮して一般的に負荷電流の2倍程度を選定します。

2.定格短時間耐電流
PASの2次側において短絡事故が起きても耐えられる設備とします。
200A(8kA)、300A・400A(12.5kA) 凡例 ( )内は定格短時間耐電流
遮断器の選定と同じように受電点の三相短絡電流を電力会社に問い合わせします。

3.ロック電流値(一般的には検討されないと思いますが)
SO動作を検出する過電流要素がありますが、変圧器の励磁突入電流で検出しない電流値が望ましいです。 同一フィーダー(配電線)の同一区間(DMで区切られる区間)に於いて永久短絡事故が発生すると、まず変電所に於いてCBがトリップする。
1分(30Sの電力会社もあり)すると変電所のCBが再閉路(投入)し、各区間のDM(スイッチ)が順次投入して、PASが変圧器励磁突入電流を検出して永久短絡事故により変電所CBがトリップすると構内短絡事故と同一の電気的検出をするので誤動作となります。
戸上電機製作所の例
200A(350A±50A)、300A・400A(600A±100A) 凡例 ( )内はロック電流値
変圧器容量が大きな場合は300A、400Aが望ましいです。

以上の3点について検討して決定します。
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