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単座の零戦に二人乗りしてもちゃんと飛べますか?
零戦てのはただの例えなんですが、単座戦闘機に無理して二人(スペース的に無理だったら20歳の太っていない男性と、小学校低学年の子供が乗ると仮定して)乗っても問題なく飛べるでしょうか?
実際、零戦は爆弾や増槽を積めるので、それを積まなかったら、小学生一人の重さなんてたいしたことないと思うんですがどうでしょうか?

A 回答 (8件)

当時の体格(今より小柄)の人が載ってぎゅうぎゅうなのですから、2人載るのは物理的に無理ですよ。

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この回答へのお礼

やっぱり狭いんですかね・・・;

お礼日時:2010/08/26 01:20

二人の体重だけで考えれば、「無事離陸し宙に浮けるか?」だけでいえば飛行は可能でしょうが、肝心の操縦が出来ません。


計器類も操縦桿も、他各種スイッチも子供を前に抱いての状態では見えない、操作できない狭い空間に密集しています。
重さだけではなく、その子供の占める体積が検討の範疇に入っていませんよね?

おそらく前に抱いた子供の両脇からは両腕が前に伸ばせませんし、操縦桿自体が子供のお腹や胸に当たり、大人の身体と操縦桿で子供を圧迫させるだけかと思います。
足元も、おそらく子供が足を伸ばせるほどの余分な空間はなく、膝を折るとなると先の説明のように今度は曲げた足の置き場空間がありません。
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この回答へのお礼

ああはい!
子供を前に抱いて、その両脇から手を伸ばす。まさにそれを考えていたんですが無理っぽいですか・・・こりゃすみません。

お礼日時:2010/08/26 01:21

例えば「架空戦記物」とかで同人誌に書く、とか言うレベルなら、「紅の豚」系の発想で行けます。

というのもゼロ戦のキャノピーは結構後ろに長く、その部分には確か「燃料タンク」と「ひっくり返った時に操縦者を守る飛びだし式のスティック」が載っていたと思うからです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/sub21.htm


こいつを下して座席をくくりつければ(紅の豚も結構ムチャ振りやってますよね)、「同人誌」レベルなら「リアルっぽく」書くことが出来ると思いますよ。そもそも200kgクラスの爆弾が乗せられるほど積載量には余裕があったんですからね。燃料を下して航続距離を犠牲にすれば、子ども一人なら悠々です。


・・・ただ、実際に出来るかどうかが全く別の話ですけどね。
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この回答へのお礼

ブタさんは見たことあります。
なんかブタの前席を改造してたような。
やっぱり人ひとり載せられるくらいの余裕もってのペイロードなんですかね。

お礼日時:2010/08/26 01:23

航空エンジニアです。



重量的には、不可能ではないです。当時の日本軍が零戦に搭載したのは、戦闘爆撃型の63型で250Kgでしたが、普通の零戦(当初は爆装はしなかった。新型零戦が登場してきて、爆装する機体が出てきた)は30Kgか60Kgの陸用爆弾1個ですから、子供の体重程度から青年までの体重クラスです。

これを抱いて離陸できたのですから、重量的な見方だけなら可能となります。

ただ実際の戦闘機コクピットを見た経験はありますか。座席に座ったとき、計器板の下にある方向舵のペダルを踏むことになります。現用の軍用機は引退したF-1以外は原型がアメリカ製なので、計器板下に足を入れられるスペースがあります。座ったとき、計器板を扱いやすいように身体に近づける工夫ですね。横のところも計器類やスイッチ類、左側にはエンジンをコントロールするスロットルもあります。操縦桿は足と足の間から出ています。座るとき、操縦桿をまたぐように座るわけです。

高機動を売り物にしたゼネラルダイナミックス社製のF-16型戦闘機とこれを三菱が拡大改良したF-2戦闘機は、機動戦闘中に操縦者に加わる高いGを逃がすため、座席に半分寝たように座るため操縦桿が足の間に設置できず、右手の横にジョイスティックのような小型の物を着けています(最近は旅客機にもありますが)。

コクピットは小さな空間に飛行に必要な計器類、先頭に必要な計器類やスイッチを大量に設置しているため、人一人が乗り込むのがやっとです。

今のではないよと言う話になりそうですが、太平洋戦争時代は特に日本人の体格が今よりも小さかったんです。今、背が高いと言われるとしたら、180センチ以上はありますよね。

戦争当時徴兵を受けて参戦した若者は、大正中期から昭和初期に生まれた人です。私の亡くなった父親は大正7年生まれ、戦争終結時にやっと27歳でした。太平洋戦争が始まって徴兵され、甲種合格だったそうです。

父の背は165センチ。昭和35年生まれ、現在50歳の私ですら175センチあります。私が子供の時はもっとも背が高い方で、高校1年でほぼ止まったときは、後ろから2番目でした。卒業時は前から数えた方が早かったですが。

私の父親の頃は、165センチで5尺5寸と言うことで背が高い方に入りました。当時の男性は、多くの人が5尺程度、150センチクラスだったと言うことです。180センチというと6尺豊かな大男と言われるほどののっぽだったんです。

と言うことから考えれば判ると思いますが、コックピットは今の戦闘機と比較し、かなり小型だったんですね。まして栄えエンジンは初期型が940馬力くらい、後期型の栄21型で1030馬力という低出力でした。アメリカが近代化した日本に提供した航空機技術は、100年遅れの技術だったと言われています。

当時にアメリカの戦闘機が2000馬力クラスだった時代に、倍の馬力がある戦闘機と互角以上の戦いをするため、零戦は極限まで軽量化されてました。コクピットも当時の標準的体格に合わせて小型化してますから、たとえ当時に人であっても、コックピットに子供を乗せたら、操縦桿動かせないという状態になってしまいます。

現実的に飛行は不可能でしょうね。現在の戦闘機であっても、1人用コックピットに子供を乗せるのは、物理的に不可能です。
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この回答へのお礼

専門家の方から話が聞けて幸いです。
昔のコクピットって狭かったんですね・・・。
やっぱりみなさんが仰られるとおり重量的には行けるけど(コクピットの)空間的に無理だよってことですよね。

ちなみに身長同じですね。

お礼日時:2010/08/26 01:25

実際に、単座零戦の2人乗りは行われていました。


とはいえ、コクピットは無理です。
零戦の胴体はガランドウですので、そこに人をいれて運ぶことがときどきあったようです。

とある南方基地の整備兵の体験談ですが、最前線基地に赴任を命じられたものの飛べるのは単座の零戦しかなく、仕方なく零戦の胴体に潜り込んで飛んでもらったそうです。途中敵機に遭遇し急上昇急旋回を繰り返して回避したため胴体の中の整備兵は散々な目にあった、と言った感じの内容でした。「零戦よもやま物語」(柳田邦男)に掲載されています。
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この回答へのお礼

すごい体験談ですねぇ。整備兵の方、ご無事で何よりです。
胴体と言うことは座席の裏側ですよね?
そんな裏技があったとは!
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/26 01:26

数は非常に少ないですが、複座の零戦もありますね。

国立科学博物館に展示されています。
だから、重量的には何の問題もないでしょうね。

もっとも、単座では2人乗るのは狭いので非常に難しいでしょうね。
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この回答へのお礼

なんか少し違う気もしますが、零式練習戦闘機は複座ですよね。
零戦を練習機に改造した型で複座になってるらしいです。
コクピットは無理なので座席を増やすという発想ですか。

お礼日時:2010/08/26 01:29

すでに回答でていますが、光人社のNF文庫「零戦よもやま物語」(2008年12月22日新装第2刷)で体験談がでています。


もとが昭和57年当時単行本で出版されていますので、この時代なら60歳前後で経験豊かな体験談は充分信用できます。後の知識豊かなヒトの論評を待つまでもなく、実際あったことと存じます。
この体験談のなかでは、「私は座席のピンをはずして、うしろの胴体の中やっと寝そべってはいった。お世辞にも居心地よいなぞといえる場所ではない。」=胴体の中は地獄=(元海軍上飛曹)
で、暗い内部なので昇降蛇や方向蛇と連動するワイヤに気をつけながら手足をふんばって無事にこれに耐え2人のりの零戦は無事移動できたとのことです。
当時の戦記ものをあたっていくと満州事変やノモンハン事件では海軍の96式艦上戦闘機や陸軍の97式戦闘機では敵地に不時着した乗員の救出に舞い降りて同様に収容した旨の話が多いです。

機会があれば是非ご一読のほど。
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この回答へのお礼

>敵地に不時着した乗員の救出に舞い降りて同様に収容した
同人誌ではないんですが、実はこういうシチュエーションを想定していました。
案外出来るものなんですかね。
いい話が聞けました。

お礼日時:2010/08/26 01:31

No.6です。


念のため書いておきますが、私が書いたのは零式練習戦闘機とは全く別のものです。
現地で改造されたようです。複数の機の部品を集めた、ともいわれているようですが、練習機としれ初めから作られたものではありません。

”なんか少し違う気もしますが”に、もっと深い意味があるのでしたら、補足をお願いします。

この回答への補足

複座の零戦って言われたときに練習機型の零戦を思いついたんですが、練習機型のことを指してKon1701さんが仰っているのか、そうでないのか分からなかったので、曖昧な表現を使ってしまいました。
特に深い意味はなかったです。
語弊を招いて申し訳ありません。

補足日時:2010/08/27 14:06
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