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ドント式とサンラゲ式の違いについて

日本の選挙法はドント式で、大政党に有利みたいですが、これらのそれぞれの方法と違いがよくわかりません。特にこれらの方法で大政党、小政党有利になっている所についてどのような仕組みになっているのか教えてください。

A 回答 (1件)

全体の見取り図を書くとこうなります。



 主な議席決定方式と投票方式
  L多数代表制
    L小選挙区制
    L大選挙区制
  L比例代表制
    L最大剰余方式
      Lヘア式
      Lドループ式 などなど
    L最大平均方式
      Lドント式(日本の比例代表制選挙)
      Lサンラグ式
      L修正サンラグ式(北欧諸国) などなど

ここで注意していただきたいのは、

▼そもそも比例代表制そのものが小政党に有利。
▼確かにドント式はサンラグ式などに比べて大政党に有利だが、他の選挙制度から見れば、まだまだ小政党に有利な部類に属する。

という点です。

ドント式とサンラグ式の計算方法の違いは、Wikipediaの記事がわかりやすいです。

▼ドント式 → 各政党の得票数を「÷1」「÷2」「÷3」…と自然数で割り算していく。
▼サンラグ式 → 各政党の得票数を「÷1」「÷3」「÷5」…と奇数で割り算していく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E4%BE%8B% …

ある選挙制度が「大政党に有利なのか小政党に有利なのか」の指標として「非比例性指標」というのがあります。計算式は末尾のとおりで、この数値が大きいほど大政党に有利です。ためしにWikipediaの例で計算すると、

▼ドント式の非比例性指標=[{(1500/2700-6/10)^2+(700/2700-3/10)^2+(300/2700-1/10)^2+(200/2700-0/10)^2}*0.5]の平方根≒0.0680
▼サンラグ式の非比例性指標=[{(1500/2700-5/10)^2+(700/2700-3/10)^2+(300/2700-1/10)^2+(200/2700-1/10)^2}*0.5]の平方根≒0.0526

となり、ドント式の方が大政党に有利であることがわかります。
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