No.2ベストアンサー
- 回答日時:
どの部分が分からないのですか。
(1)温度一定の状態で圧力がP1からP2に変わると圧力以外のどういう量が変化しているのか
(2)その変化と熱量とはどのように繋がるのか
(1)高校の範囲です。
(2)エネルギー保存を使います。
「外部からくわえられた熱」は「内部エネルギーの増加」と「気体が外部に対して行う仕事」に使われます。温度一定であれば内部エネルギーの変化は起こらないという事が理想気体では成り立ちますので
「外部からくわえられた熱」=「気体が外部に対してした仕事」
したがって仕事の表現が分かれば熱量はわかるということです。
ここまでくれば後は自分でやって下さい。
(3)問題には「気体の質量m」、「単位質量当たりの気体定数R」という量が与えられています。
こういう量の扱いで分からなくなっている可能性もありますね。
理学系ではやらないことです。
(気体定数Rは国際的に認められている定数の一つです。単位も値も決まっています。
「単位質量当たりの気体定数R」というような扱いは認められていません。)
工学系ではこういうことをかなりいい加減に扱っているようです。
この扱いを認めたとします。
この表現が意味を持つのは気体の種類が指定されている場合です。
空気を扱っているというようなことが前提であるような場合です。
前提が書いてなければ誤りです。
「単位質量当たりの気体定数(R'とします)」と書かれているのは「国際的に認められている気体定数(これがRです・・・高校でも出てくる量です)」とモル質量Mで次のように表される量だと思います。
R'=R/M
・R'=R/mではありません。
・モル質量Mは気体の種類によって変化します。
したがってR'は気体の種類ごとに異なる値になります。
こういう値を「定数」とは呼ぶことは普通、ありません。
温度、圧力が変わっても変わらないという意味でしょうが、
元のRが定数であるという意味と比べるとものすごく狭いものになっています。
・R/MとR/mでは単位が異なります。
これで初めて状態方程式が
PV=mR'T
になります。
高校で習うのは物質量nを用いた PV=nRT という表現ですね。
これは気体の種類によらず成り立つ式です。Rは定数です。
普通手に入る熱力学の教科書に出てくる式はPV=nRTです。
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