プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

家業を継ぐべきかで迷っています。

江戸時代から続く陶芸家の家系に生まれつきました。
長男の自分が後を継ぐと思い美術系の専門学校に進学しましたが
他の皆は陶芸を心から愛しているような人達ばかりで、流されて美術の道に進んだ自分がとても後ろめたいです。
実力も雲泥の差で、授業にも殆どついて行けていません。情けなくて同じ専攻の人とはまともに目を合わせて話せなくなってしまいました。
両親は「焦らなくてもいい」と言ってくれますが、内心出来の悪い息子を持ってとても不安に思っているはずです。

学校をやめたいと思っているのですが、自分から家柄を取ったら何が残るのかと考えると踏ん切りがつかずにいます。
こんな落ちこぼれの自分が継いでやっていけるほど職人仕事は甘くないと思うのですが、自分の代で途絶えてしまうのも辛いです。

どんな厳しい言葉でも結構です。
自分はこの先どうしたらいいのか何かお言葉を頂けないでしょうか。

A 回答 (9件)

陶芸ではないですが、芸術系統に覚えがあるので回答しました。


将来の自分に対して未来が見えてるようで、見えにくいですよね芸術業界は。
だけどこう考えてはいかがでしょうか?

とりあえず一般職の就職活動をして、受かればその道にいかれては?
本当に陶芸が好きな人は疼いて、職を辞めるでしょうし、
そうでもない人は一般職でいきていけばいい。
疼くのは今でなく、20代後半になってからかもしれんし、
30代になってからかもしれん。

芸術を扱う者にとっては、今の氷河期は、
幸か不幸かを自分で選択できる時代にいると思います。
会社を辞めるのは普通なことですし、
会社に入れないのもまた普通になっている時代だと思います。

職人仕事は厳しいのは変えられない事実なので、
今の質問者さんは、拝見しているかぎりその事実に耐え切れないと思われます。

ですが、たとえばあなたが就職活動が下手なタイプだった場合、
そこで思いつくのは「家業」だと思います。

会社員の子供には無い究極の裏技です。
彼らは就職にミスると、バイト、フリーターやニートなどと言われます。
あなたは、家業の正社員(言い方はわかりませんが:)として、遊んでいてもとりあえず
履歴書の空白期間が無い状態です。
ただ、それで安心もできない心情になってくると思われます。

そのときにあなたの「本気」が生まれるかもしれない。再度やってみようと。
人間というものは危機感を感じると、「好き」とは別にやらなくてはいけない使命感が
顕れるものなので普通の人であれば立ち上がれると思います。
いや、社会人は常にそういうのを求められて、動かなければいけない宿命なのです。
(やらないヤツはニートだけです。)

質問内容も普通の人が考える不安ですので、あなたにもそういう時期がいつか来ると思います。

自分の代で途絶えてしまうのも辛いとありますが、それは実力が本当にある(あると自分で信じている人も)がやむをえない事情で言っていいセリフだと思います。

やめたい理由が本当に実力不足で陶芸を学ぶことが嫌なら、
途絶える事を恥じる必要はないです。

専門学校生ということなら20歳前後の年齢だと思われますが、親御さんは焦らなくてもいいというのは親として当然です。
不安に思うのは、ほかの親御さんも一緒だと思います。

想像ですが、親御さんにしてみればあなたに納得して陶芸をしてもらいたいのだと思います。
たとえば25歳ぐらいになって中途半端な陶芸家になって「人生のやりなおしはできねーんだよぉ!」と家の中で暴れられるぐらいなら、早い時期に辞めてもらったほうがご両親は幸せなのかもしれません。

厳しすぎたらスミマセン。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「納得して陶芸をしてもらいたい」・・・
確かに中途半端な志で継ぐ事は歴史に対して失礼だと考えています。

お礼日時:2010/09/04 00:37

弟さんがおいでになるのですね。


それで、弟さんは家を継ぐかもしれない事に対して
何か話しをしたことがありますか?
きっと長男であるあなたが跡を継ぐ事に何の疑いも
もっていないのではないでしょうか。

長男次男が家を継がない場合は娘さんに養子を迎える
事になるでしょう。
実際そういう所があります。
そうなったら兄弟お二人とも家を出る事になるでしょう。

本当にそれで良いのか、自分を見つめる為にも旅に出る
事をおススメします。

それと同時に弟さんにもあなたの胸の内を分かってもらうと
良いでしょう。
中には稀ですが、兄弟で作陶している所もありますから。
名前だけは長男が継ぎ、実際の作業は弟が取り仕切る所も
あるのです。
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sou1231 さん、こんにちは。



迷いがなくなったときに土に向き合えるのでしょうね。
「焦らなくてもいい」というのには、
いろんな意味がこもっているかと思います。

自分の芯ができて、それが作品にあらわれたときに迫力というものが
でるのですかねえ。美術のことはよくわかりませんが。

何か、自分を込めて作ってみてはいかがでしょうか?
それが評価されるかされないかは別として、
自分が納得できるものができるかどうか、
一度試してみたらよろしいかと思います。
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才能なんて、家系で必ず引き継がれる物ではありません。


長嶋監督の息子さんであれ野村監督の息子さんであれ、良い選手の息子さんが良い選手か?と言うとそうでもありません。

文面から見てみると貴方は、周りの目を気にしすぎています。
自分なりに一生懸命行えば結果は付いてくるし、評価も上がります。
人の結果をみて、羨ましがり、落ち込み、自信を無くす。
これは一種の逃避です。

周りの結果や批評は気にしないで本当に自分の作りたい物を作ってみてはいかがでしょう。
今の時代、長男だから家を継がないといけないなんてことはありません。

周りを気にする前に一生懸命作品に打ちこんでみてはいかがでしょう?
自信を持って頑張りましょう^^
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この回答へのお礼

自分は確かに人との比較でしか自分を見ていなかったような気がします。
なりふりかまわずに作りたい物を作るのも一つの道でしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/09/04 00:40

まず実家が作っている陶芸は芸術的なものなのでしょうか?


職人技的なものなのでしょうか?

芸術的なものはその人のセンスが大きく影響します。
しかし職人技的なものは地道な修行が大きくものを言います。
逆に芸術的センスが邪魔になることもあります。

スタートは落ちこぼれだけど、基礎を積みかせなることで化ける人も多くいます。
なので、今の落ちこぼれは気にしなくていいです。

それよりも問題は、後を継ぐと決めているのに陶芸を心から愛せてないことだと思います。

もしかして後を継ごうと思ったのは義務感からでしょうか?
その場合は、技術より先に陶芸への想いを学ぶことが必要だと思います。

日本はもともと駄目な実子を切り捨てて養子に継がせることがあるくらい、血よりも家を大事にしていたところがあります。
それは血よりも想いを受け継がせることを重視していたともいえます。

なので、まずは代々伝わる陶芸への想いをしっかり聞いて、その想いを受け継いでください。
そうして、陶芸が好きになれれば、技術も違ってくると思いますよ。
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この回答へのお礼

自分は幼いころからずっと陶芸家の父を見て、自分も陶芸家になる物だと思って育ちました。
陶芸自体をやりたいかはあまり考えませんでした。おっしゃる通りのまさに「義務感」です。
陶芸を好きになれればまた道が開けてくるものなのかも知れませんね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/09/04 00:46

アートの世界で学校に行く必要があるのか?と思います


もちろん、刺激を受けて良い経験にはなるでしょうけど…
それが全てではないと思います

あなたにはあなたにしか作れない物を生み出せばいい世界ですよね
周りと同じように、綺麗で美しい物が一番良いという訳ではない…
オンリーワンのものを極めてはどうでしょうかね
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一度全国の窯場を尋ね歩くと良い。



各窯元にはあなたと同じ様に迷いながらも
家業を継いでいる若い作家さんが沢山います。
彼らに会って、迷いはなかったか、昔から陶芸は好きだったか、
とか色々、聞きたい事を尋ねると良い。

きっとその中にあなたが今後どうするべきかのヒントが
隠されていると思う。
同じ境遇の陶芸家同士なら分かり合えるはず。

実は私も仕事柄、窯元への就職の世話や製品や作品作りをお手伝い
する機会が多いので、こういった話しは良く出てくるのです。
あなただけが悩んでいるワケではないという事を分かって欲しい。

仕事柄ですが、多分私はあなたの家を知っていると思います。
というか、行った事があるかもしれません。
もし、あなたが家を継がない場合は誰かを養子に向かえ,その人にお嫁さん
をもらう事になるかもしれません。
直接の血縁は無いけれども、代々続いた家は守られるのです。
実際そういう家があるのを知っています。
あなたはその事を覚悟しなければなりません。

近い将来、進路の選択が必ずやって来ます。
その時のためにも、あちこちの窯場を尋ね歩き、自分の立場や、迷い、
焦り、こういったあなたの疑問を同じ境遇の人にぶつけると良い。


ところで、↓の次男が継いだ話しは有名ですね。
ですが、職人や事務方は大変驚かれたそうです。
当然長男が継ぐと思っていたわけですから、
長男次男一緒に仕事をしていることにどう接していいのか
分からなかったとある方が言ってました。
現在長男は東京店の店長さんになったと聞いています。

また、京都のある窯元では遊び人だった長男を京都以外に出し、
次男に跡継ぎさせた所もあります。

これらはあまり例がない跡継話しですが、
家を守る為の作戦であったわけですね。

私があなたに言えるのは「旅に出なさい!」 と言う事でしょうか。
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仕事には向き不向きがありますね。


もし、どうしても向かないと感じるのであれば、他の道に進むことがあなたの幸せでしょう。

しかし、他の道が思いつかないのであるなら、時間はかかっても家業を継ぐのも良い選択の様に感じます。

若いから仕方がないですが、他人と比較しても何の意味もありません。
特に陶芸などの世界の場合は・・本当は全ての世界でしょうが・・自分との比較です。

昨日の自分と比較して、自分は何か工夫をしたか、あるいは進歩をしたか・・
あるいは、あるいは進歩しようとしているか・・

また、昨日の自分との比較だけではありませんね。
一週間前の・・一ヶ月前の・・一年前の・・自分とは・・などなど。

これは、自分をよく観察していないと分かりせんよ。
昨日の自分との差など本当に微妙と言うか、最初は殆ど分かりません。
しかし、良く自分を観る癖を付けると・・何れ分かって来ることでしょう。

また、全てに対して言い訳をしない事です。
この言い訳は他人に対してではないですよ・・
自分自身に対して・・

人生迷う事は沢山あります。
迷う時にはうかつな行動はしないで、時が過ぎるのをじっと待つ・・
しかし、じっと待つのは何もしない事ではない・・
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伝統を受け継ぐ家に生まれていない私にははかり知れぬ事ですが、友人に同じように陶芸家の家に生まれた人がいます。


彼は次男です。
やはり江戸時代より続く家に生まれ、彼は美大に進みました。
一子相伝で長男が継ぐと決まっているため、家を継ぐという意志はありませんでした。
けどやはり好きだったんでしょう。彼は自由意志で陶芸を学び、美大卒業後は別の窯元に弟子入りして腕を磨きました。
自分の家では伝統的な作品しか作れないのに比べ、そこではのびのびと自由な制作ができました。

数年後、父親の体調が悪化しました。
次代への継承の時期が来たのです。
すると父親は長男が継ぐという数百年続くしきたりを破り、次男を呼び寄せたのです。
長男より次男のほうに才能があると認め、禁を破ったのです。
長男には経営のほうへまわるよう指示したとのこと。
実際にその才覚のほうが長男にはあったようです。
適材適所でまるく納まり、めでたしめでたしというところを見届けて父親は他界しました。
とても理想的な例ですね。

しかし、長男はずっと自分が家を継ぐものだと思って育ったと思います。
私は長男と面識はなく胸のうちを測ることはできませんが、もしかしたらあなたのように苦悩したかも知れないと思います。
父親はその長男の苦悩をも汲みとっての禁を破る大英断だったのかも知れません。
質問者様にごきょうだいがいらっしゃるかどうかはわかりませんが、代々そのような家に育ったお父様のこと、きっと誰よりもあなたの胸のうちがわかってらっしゃるんじゃないでしょうか。
だからこそ厳しく接するという事もあるかも知れませんが、一番の理解者は実はご両親なのだという事をわかるべきだと思います。
少なくともあなたが生まれた時から、いろいろな事を想定しながら見守ってこられたと思います。

まずはご自分で納得行くまで考えに考えて、それでも道に迷うなら、もっとも有益なアドバイスをくれるのはご両親ではないかと思います。
また、前向きな寄り道やまわり道ならいくらしても良いと思いますよ。
幸いにもご両親がお元気であるなら、今はもっと自由に考えても良いと思います。
どうしても道を決められず、授業にも身が入らないなら休学という方法もあるのではないですか?
無為に休むのはどうかと思いますが、自分を取り戻すための有意義な休暇なら、それも良いのでは。
先の次男の例のように、家を離れてどこかでお世話になるという方法もあるのでは?
あるいは陶芸からすっかり離れる時間を持ってみても良いかも知れません。
ご両親のおっしゃるように、今は焦らず、もっと長い目で自分の将来をしっかり見据えてみてはどうでしょうか。
今のご時世、継ぐ家業があるのは幸せなことだと思いますよ。
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この回答へのお礼

兄弟は自分の下に弟が1人、妹が2人居ます。
両親はそれほど長男が継ぐという事にはこだわっていません。

陶芸から離れて自分を見つめ直す期間も必要なのかもしれません。
留年しない程度に今は授業にうちこみながらゆっくりと考えていく事にします。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/09/04 00:58

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