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啄木の短歌解釈
「しらじらと氷かがやき千鳥なく 釧路の海の冬の月かな」
この短歌の解釈・出典・作詞時の状況などについて、教えて頂けないでしょうか
啄木の歌集を調べたのですが、この歌が見つからなく困っています。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

初出 東京朝日新聞明治43年5月9日「手帳の中より」の五首の一つ



・氷が白く輝き、千鳥が鳴いている、冬のような、釧路の海岸の月夜の後継が思い出される

釧路新聞記者として、明治41年1月から4月まで釧路に住んだ啄木の回想である。渡り鳥の
千鳥は、三月中旬から四月初めに釧路に現れ、3月17日の釧路新聞に
「生まれて初めて千鳥を聞いた」と書き、3月20日と4月4日の日記にも、千鳥に触れている。
情景描写だけでなく、暦の上では春でも、冬としか書きようのない、最果ての釧路の気候風土を、
冬の月かな と歌うところが秀逸である
※なお、この句は、啄木が千鳥の声を聞いた釧路の知人海岸に、
昭和九年、歌碑が建立されている
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この回答へのお礼

kusirosi 様

早速ご教示をいただき、ありあとうございました。
出所は東京朝日新聞明治43年5月9日「手帳の中より」の五首の一つですか、それでなかなか見つけらなかったのですね。
助かりました、厚くお礼もうしあげます。

お礼日時:2010/09/07 10:49

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