A 回答 (8件)
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No.1
- 回答日時:
「うまい絵」と仰られていますが、
上手い絵の基準は極単純、
形と空間が正しく書けている(←変換ミスではありません)というだけです。
「良い絵」の場合は考えている人と考えていない人があると思います。
いわゆる考えていない人のケースを例えるならDSP処理でしょう。
考えている人の脳みそは多次元ベクトル演算ではないでしょうか。
ただそもそも論として間違っている部分があります。
絵画は創造物であって写真とは別物です。
現実を素材にした創造物である場合もありますが、
写し取って組み合わせたものではないという部分が決定的な間違いです。
テレビと映画を区別できない人がおりますが、
音の出る活動写真=映画
画の出るラジオ=テレビ
↑
これと同種の混同がこの質問に含まれています。
哲学と科学が分化していなかった時代があるように、
写真が開発される以前に絵画の世界に現在の写真の価値観が分化せずに含まれていたのが今回の混同の原因と推測します。
No.2
- 回答日時:
私見です。
見えるとおりに描いている、多分絵の上手い人はそう言うのでは。
人の目に映るパシャパシャは、(この表現も面白いですね)
カメラやビデオと違って、正確という意味ではかなり狂っている
そうです。 理由の一つとしてよく言われるのが、見ているのが
網膜ではなくて脳だから、というものです。
そもそも立体空間を二次元の写真に置き換える段階でさえ、レンズの
焦点距離や被写界深度、ホワイトバランスなど様々な要素でまるで
違った写真になります。 風景写真など同じ写真が殆ど撮れない
有様です。
そこに来て、今は3Dがまたぞろブームですが、元々我々の眼は立体視が基本で、
レンズ交換が出来ません。
でも、丁度デジタルズームのように意識を集中している網膜上の一部の
領域の解像度、ではなくて認識解像度、とでも言うような仕組みで
訓練次第では視力5.0を超える人間がいることも知られています。
球面に近い網膜上の像、認識解像度で部分的な視覚情報の拡張などを
考えたときに、そもそも「正確な像」って何だろう?という素朴な疑問に
行き着きます。
更に言うと、カメラマンや画家など視覚情報を操ることに特化した人の
言うことを聞いていると、例えば動くものの場合は、ある特徴的な一連の
動きが連続した「形」のように見えるようです。 ある実験で、手で
様々な形状をなぞる動きで、それを当てる実験をしたところ、訓練した
人ほど高い確率でなぞった形を言い当てることが出来たようです。
それは、手の動きが残像のように見えた、のではなくて動き自体が
形の情報として処理できる能力のようです。
同様に音や匂い、感触なども形状に関する知覚情報としてまとめて
認識されて一つの情報群体・・・脳の中で再構成されたモデル、
そのモデルがどんな情報で構成されているかで個人差が大きく出るようです。
前衛アーティストの作品の中には、視覚化された音とか、擬音化された
フォルムなどに挑んでいるものもありますし、味や匂いに関するもの、
レーザーで残像を利用して明暗を表現するもの、彼らの脳内では、
こ難しい理屈を並べるような言語思考ではなくて、ある種の共通認識・・・
誰でもピンと来る連想を操るような非言語思考をしているようです。
例えば、五月というテーマであれば、日本人の共通認識には緑、爽快感、
雨上がりの湿気が消えていく感覚やそよ風、或いは精液のような木の匂い、
それらにまつわる色や音や手触り・・・そういうもので思考する。
つまり、「見ている」ということは正確に、とか図形だのベクトルだのと
言うようなユークリッド幾何のような認識の仕方はしていないだろう、と
言うのが申し上げたい趣旨です。
図形として見ている、というより図形は見ている「もの」のほんの一部の
要素でしかないのでは?ということです。
もっとぶっ飛んだことを言えば、生まれてこの方一度も光を見たことが無い
人でも、風景に相当するビジョン、のようなものを持っているのではないか、
という考え方も出来ます。 伝える方法が思いつかないのですが、視覚以外の
知覚があれば、空間識の中で「自分」という点、というかレンズというか、
・・・を通して脳の中にモデル化された「像」があるのではないか?という
考え方です。
波動方程式、なんていうとムズカシゲな響きですが、ある自由曲線を方程式で
あらわすことは出来ますよね。 それを使って様々な音の曲線を生み出す
シンセサイザー(古い?)や、逆に音の成分を抽出してノイズキャンセリングや
潜水艦のソナーでの目的音の分析、人間の声だけ消してしまうカラオケソフトなど
様々な製品が世に出ていますが、この機能だけ見ればそれに近いことを
芸術家達は脳の中で行っているらしい、という意味では、まあ、方程式のように
動いている脳の回路もあるかもしれませんよね。
単なる散文でした。おそまつ。
ありがとうございます。
>例えば動くものの場合は、ある特徴的な一連の
>動きが連続した「形」のように見えるようです。
>知覚があれば、空間識の中で「自分」という点、というかレンズというか、
>・・・を通して脳の中にモデル化された「像」があるのではないか?という
>考え方です。
多分こんな感じのことが言いたいのかもしれません。
何かの美しさを感じて、それを表したい場合、その感覚には何らかの
法則性がたぶんあって、それを構成する能力が生まれつき備わった人が
いるのかもしれません。
写真や3DCAD、パース設計図などで考えた時、人間の洞察という面では
、一つの焦点や投影面でそれらを洞察しているわけではないのでずいぶん嘘
つきしてるなと思ってました。
ただ写真は瞬時の場面の洞察が本質だった時は、すごい力を発揮するのかも
しれません。
ちょっとだけすっきりしてきました。
No.3
- 回答日時:
こんばんは、heartmindさん。
あのー、余計かもしれませんがちょこっといいですか?
●例えばものを見た印象の鮮明さには写真はおよびません。
↑
このたとえにちょいひっかかりをおぼえます。。。
仮想現実
夜景を目で見たときと同じようにとれ、プリントアウトしたあとも変わらぬ出来栄え。最近のデジカメってすごいやー。だってさ、ちょっと前まで、夜、ライトアップした場所で「めっちゃきれいー」と、歓び勇んでシャッターパチパチ。さーて、現像、現像と出してみれば仕上がってきた写真をみてみれば…あれあれ???なんじゃこりゃ???真っ暗な中にぽつぽつと小さな黄色いマル。目で見たあの夜のあの場所のあの景色はどこへ???と、なったもの。それがだよ、いまじゃ、夜景を目で見たときと同じようにとれるんだからなんかすごくない?カメラが自動的に二枚の画を合成するとかでクッキリハッキリと肉眼で見たときと変わらないような画があらわれるんだって。合成は自然じゃないと人はいうかもしれないけれど、従来のカメラで夜景を撮るとよほどのプロじゃない限りシャッター速度をあわすのは難しい。目で見た景色と同じようには仕上がってはこない。で、仕上がった夜景の写真を見た人は言う、「なにこれ?真っ暗じゃない?目で見た景色とは違うわ。不自然よ」と。人は、目で見た景色の画を求める。合成を自然と感じ、自然を不自然と感じる。人は合成は自然じゃないというけれど、自然を目にして不自然といい、合成を目にして自然という。これはどういうことか?何故に生み出されたのか?おそらく…人が欲したからではないか?「求めよ さらば 与えられん」究極の悪とは――欲する人の心ではなかろうか。
【QNo.4708484 究極の悪とは――存在について――】回答番号:No.35
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4708484.html
露出の異なる2枚の静止画を自動的に撮影・合成
http://jp.sanyo.com/xacti/products/lineup/dmx_fh …
●絵がうまい人はどういう思考の構造なのでしょうか。
↑
単純なんじゃないかな?
たとえば「みて」って鑑賞者を求めてる
No.4
- 回答日時:
“鮮明に感じるほどあいまい”、そして“思考構造”というフレーズに対応した思考をできる人がどの程度おられるか?
同じものを瞬間的に断続なく構成し、対応できる。
抱いていた、同じもので断続なく対応していくことができる。
ということかと存じます。
素晴らしい回答をご一緒にお待ちしたい。
波動方程式?
その問題だろうか?
No.5
- 回答日時:
cadiaworksです。
ごめんなさい、二度も。もう一度設問を何度か読み直してみたら、
「鮮明に感じるほどあいまい」という言葉が
リアルに伝わってきました。
あー、なるほど・・・
あと、「写真は瞬時の場面の洞察が本質だった時は、」と
仰ったも、うん。 言いたいことが伝わってきました。
そうですねー、本当そうだと思うな。
上手く言えないんだけど、美しいものや魂を揺さぶられるものを見て
ビビン!と来た時の感じた「そのもの」は確かに鮮明。
それを表現しよう、違う、表そう、でいいのか。
顕す、とか・・・言葉って噛み締めて漸く染み出てくる
ニュアンスってありますよね。
そうか。それを顕そうとすると、確かに今度はピントが
合わないや。あいまいだ。 あれもこれも、いやいや、
こんな感じあんな感じ・・・ごちゃ混ぜで曖昧ですね。
それで方程式・・・なるべくシンプルにエッセンスだけ
見極めたい、そんな感じかな・・・それならよく判る。
散文につまらないおまけを少し。
一度顕した不出来な筆致が、自分の分身として機能する。
それと創作と言う会話を続けることで、恐らく、あいまいの
原因になっている「言葉」を捨ててイメージ思考が出来るように
なっていくのかも、知れませんね。
またもや、おそまつ。
No.6
- 回答日時:
「繊細」と「あいまい」は正反対の概念で、
意識的に行う論理に曖昧さは説得力を持たないものになってしまうのに
無意識下においては先行、優位条件になってるようです。
夢を鮮明に記憶していても論理的には??なことばかりですよね。
模写に習得技術以外の経験や知識はいりません。
逆に現実を捏造したり簡略するのには
無意識下での理性も芸術が求めるものにはあるでしょう。
絵の完成品の感じとれ方は各人各様であっても
「もっと良くしたいよ」「してくれよ」
何よりもまず自分に知性を求める万人共通の祈祷?
を響かせるのがあいまいさにあって
もらいたいです。
No.7
- 回答日時:
こんにちは、
大変興味ぶかいご質問です。
一番良い例を挙げると、レオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼に写真かと見まごうほど正確なデッサンの技量があるのはご存知だと思います。特に人体や水の泡を描いたものは迫力があります。
しかし、モナリザをふくめた女性の顔、特に天使や聖母マリアを描く時に彼がしたことは、モデルの顔を正確に写生した後に、その顔から個性を全て取り除き、人間としての生臭さ、女くささを全部消してしまいます。
それは彼が表現したかったのが”死すべき人間”ではなくて”永遠の女性”だったからでしょう。
例えば、今私が一生懸命模写している”洞窟の中の聖母子像”(ロンドンのナシォナルギャラリー蔵)の天使のお顔は鼻だけはまっすぐに通っているものの、右目は正面を向き、左目は左手下方をむいており、唇も不思議にひん曲がっています。
実際にはこんな顔の人は存在しないのですが、しかし、モデルを使ったデッサンよりも素晴らしく美しく、性別も定かでない天使の顔になっています。
優れた芸術家は、現実を切り取って、それを自分の規格にうまくはめ込んでゆく思考の構造があるのだと思います。
No.8
- 回答日時:
ANo.4
どう自分の中で何かと共振しうるかでしょうか。
そういう自分の体勢、準備があることなんんでしょうか。
そういうものが準備されていることなんでしょうか。
私は、このご質問で呪文や祈りをするときの、響きを考えているのです。
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