父に、食道原発の悪性黒色腫が見つかり、初期ということもあり食道の全摘と隣接しているリンパ節を取る手術を5月末に行いました。
細胞検査の結果、転移がなく、術後3ヶ月経った今順調に回復しているようです。
食道に悪性黒色腫が見つかることは、極めてまれであるのにも関わらず、転移もないというのは本当に珍しいと、担当医の先生に言われました。
この結果に、家族全員が涙して喜びました。
しかし、担当医の先生に今後の過ごし方として二つの選択肢があると言われています。
(1) 定期検診を受けながら様子をみる。
(2) 癌細胞はないものの、今後のために抗がん剤治療を行う
というものです。
父のような例がない、ということもあり、先生は迷っておられました。
癌細胞のない体に抗がん剤を投与することは、他の細胞までも傷つけられるのではないかと、
(1)がいいのかな?と思っています。
でも、抗がん剤の治療にもメリットがあるかもしれないと思い、今回質問させていただきました。
どなたかアドバイスいただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
お父様の体力、精神力、年齢的なことを総合的に考えて決めた方が良いと思います。
抗がん剤は、種類にもよりますが
「正常細胞よりややガン細胞の方に効く」レベルですので、
当然、正常細胞も同時に傷つけるため、副作用の負担があります。
また、始めたら中途半端な処方は逆効果になるため、
一定間隔で最低4回~6回は続けることになると思います。担当医に相談してください。
(副作用がキツイからと言って止められない)
全くの私感ですが、普段私は「迷ったら止める」ことにしています。
迷った段階で時間が経過しており、対応としては遅れているからです。
術後3ヵ月が経過しているとのことですので、
定期健診で腫瘍マーカー値(参考程度ですが)を見ながら
生活されるのが良いのではないでしょうか。
私も5年生存率5%の状態で臓器を摘出した経験がありますが
既に10年経過し、転移、再発はありません。
正直、見えない敵をやっつけるために
元気な自分を傷めつける気が起きなかったため抗がん剤治療は断りました。
No.1
- 回答日時:
セカンドオピニオンを検討されてはいかがでしょうか。
食道外科の専門医
http://www.esophagus.jp/link/link_search_index.h …
がん治療認定医
http://www.jbct.jp/sys_auth_listindex.php
抗がん剤の専門医
https://www.conference.jp/jsmo_asp/memberList/Me …
などが、候補になると思います。
これらの先生で、食道の悪性黒色腫の治療経験がある先生が良いでしょう。
さて、ちょっと誤解されているような部分があります。
「癌細胞のない体に抗がん剤を投与することは、
他の細胞までも傷つけられるのではないか」
他の細胞まで……というのは、その通りなので、問題ありません。
問題なのは、「癌細胞のない体」という部分です。
先生は、正確にはこのような表現は使っていないと思います。
「目で見えるがん細胞は手術で取りました」ということはおっしゃると
思いますが、「がん細胞がなくなった」とは言わないと思います。
それならば、抗がん剤を使う理由がないからです。
例えば、細胞レベルのがんが残っていた場合、
PETなどの最新の診断技術を使っても、
それを見つける事は極めて困難です。
ですが、それが、やがて、再発・転移として認識されるのです。
つまり、その細胞レベルのがんが体のどこかにあるのか、ないのか、
現状では証明する方法がないのです。
よって、先生が「がん細胞がなくなった」とは言わないと思うのです。
細胞検査とは、あくまでもサンプリングした部分には、なかったというだけで、
ひょっとしたら、その隣にはあったかも知れない、という検査なのです。
いうまでもなく、全身の細胞を検査することはできません。
「食道に悪性黒色腫が見つかることは、極めてまれであるの
にも関わらず、転移もないというのは本当に珍しい」
食道の悪性黒色腫は、食道がんの0.何%というレベルです。
しかも、進行してから見つかる例が多いので、転移がないのは、
さらに珍しいということでしょう。
しかし、転移がないというのは、「現状」であって、
将来も「転移がない」と保障しているわけではありません。
これが、がんの恐ろしいところなのです。
再発・転移として認識されてから、治療を考える……
この場合、手遅れになる可能性もあります。
再発・転移が起きる前に、細胞レベルで叩く……
それでも、再発・転移が起きる可能性もあり、
一方、もともと再発・転移がないのに、副作用で苦しむ可能性もあります。
専門医に相談をしてください。
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