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尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、2度も追突された時点で自衛のため機関砲で漁船を撃沈していたらどうなっていたでしょうか?

A 回答 (7件)

こんにちは




"衝突"が発生した時点で武器使用の要件が満たされていたかどうか?
は"微妙ですね。

相手が武装していたり、重大な犯罪が疑われる客観的な事実が認め
られたり、していたならば警職法7条の適用(同条による武器使用)
もあり得たでしょう。

また、保安庁法20条2項の
(1)公船ではない外国船舶が、日本の領海・内水で、無害通航でない
航行を行い
(2)放置すれば繰り返し行われる蓋然性があり
(3)重大犯罪(懲役・禁固3年以上)の準備が行われている疑いがあり
(4)措置をとらなければ将来においても、重大犯罪の発生を防止する
ことができないであると認められる事態
の"4つ全て"が満たさされていた場合も同様(に武器の使用が認め
られます)です。

本事案の場合、該船発見時において(1),(2)はいいと思うのですが、
その後一旦停船に応じたので(4)は微妙で、(3)にいたってはさらに
(客観的な事実の認定が)難しいように思います。

また本条に基づく武器の使用は海保長官からの"命令"が無いと実施
出来ません。

従って、警職法、保安庁法、いずれの武器使用要件も満たすことが
難しいと思いますので、もしも武器が使用されてしまった場合には
"過剰防衛"、"命令違反"、という判断がされてしまう可能性は否定
出来ません。
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 相手は、漁船=民間人


 巡視船による取り締まり=警察権の行使

 このような形ですから、一般的な事例とすれば、街中で警察官が外国人に職務質問したところ、急に逃げ出し、追いかけて追いつめたところ、ぶつかってきたため、『発砲』したという状況と同じになります。

 警察官は、発砲しなくても逮捕できる状況であるのに、発砲したとなれば、監察に調べられることになり、場合によっては処罰もありえます。
 相手が銃弾に寄って怪我をした場合、日本政府に補償責任も発生するでしょう。

 また、法治国家「日本」では、相手が日本人であっても、外国人であっても、原則としてこの対応が変わることは、ありません。


 今回の実際の状況を報道から判断する限り、二度もぶつかってきたというのは、巡視船に先回りされて逃げられなくなり、漁船としては、停船するか、ぶつかるかしか選択肢がなかった状況ではないかと思われます。
 漁船が逃げられない状況であるなら、『発砲・撃沈』は、日本の国内法によっても、不適当と認められる可能性が大きいと言わなければなりません。

 また、警察権の行使自体は、相手の船が日本の船であっても、外国の船であっても、基本的に全く差がないのは、警察官の場合と同じです。
 船長は当然逮捕されますが、相手が武器による反撃をしなかったのに、火器を使用して撃沈すれば、船の消滅に対する損害賠償責任が発生する可能性が大いにあります。(火器使用により負傷者・死亡者が出れば、その補償もしなければならないでしょう。)

<参考>
 2008年6月10日、台湾の遊漁船と日本の巡視船がぶつかって、台湾の遊漁船が沈没したケースでは、日本政府が国家賠償を行っています。
http://www.qab.co.jp/news/200806161866.html
http://www.qab.co.jp/news/200806141881.html
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どうでしょうね。

前回北朝鮮相手に銃撃戦でしたが、今回は中国相手です。しかし分は日本側にあるわけですから、戦争にはならない。かと言って中国の相手にしていると損害金をゴソッと持っていかれますので、出来るだけ無視するのが一番ては無いでしょうか
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回答者様の中に「民主党政府だから」という文言が見られましたが、尖閣問題で実質的に実力行使したのはこの「民主党」政権が最初です。

それまでは「平和的に」お引き取り願ったのが自民政権下の対応でした。

機関砲は海保は一度北朝鮮の船に対して使った事はありますが、これは向こうが実弾で攻撃してきたからです。

尖閣諸島の日本の実効支配を逮捕等等の国家権力を用いて行ったのはこの民主党政権が初めてのはずです。

菅も前原も中国に対しては「原理主義的」に厳しい対応をとっています。中国は小沢、すると菅は朝鮮ですか?もちろんアメリカでもないですし・・・。サポ-ターは在日朝鮮人が「多い」という投稿がありましたが・・もちろんほんの少数でしょうが・・。

この事件が、一般会社、特に中国と取引している中小企業に強烈な悪影響を齎(もたら)している事をここに投稿している「暇人」「さぼりのSE」「嫌中の人」は十分に考慮してください。
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>尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、2度も追突された時点で自衛のため機関砲で漁船を撃沈していたらどうなっていたでしょうか?



           ↓
独立国家の当然の主権(国民・領土・国益)で領海侵犯に対する措置(正当防衛でもある)
中国政府に状況を証拠を添えて報告・講義し、国際機関にも報告・提訴すべきだと思います。

そのような事態になると、周辺の海底から中国の潜水艦が浮上し、海軍が向かって来て、威嚇制裁行動に出るだろう。
局地的な紛争は日米の連携や対応をウオッチングするのに格好の材料だとして、自国民(漁民)を利用して日本政府に恫喝し、色んな制裁処置(会談キャンセル・レアメタルの輸出停止・日本からの購入への規制)さらには謝罪を利用して、尖閣の領有権問題を世界にアッピールし中国の有利な方向に導くだろう。

しかし、日本では、残念ながら、無為無策な民主党政権であり、親中売国政党の元、国内では中国政府への配慮(迎合と追従だけの外交)という建前で口先(国内向け)だけの抗議の言われっ放し、外務省も遺憾と謝罪するであろう。
また、越権行為・暴走と朝日新聞は書き、日教組や中国利権の団体が同調、国民の関心の低さも相まって事なかれ主義、問題先送り志向で海保の行動が評価されず、スケープゴート的に過失・過剰反応のような本末転倒の世論が形成されて行くように危惧します。
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護衛艦なら自衛隊法に従った行動がとれるが巡視船だから衝突されたからと言って攻撃することはできん


そんなことをすれば砲撃した側が過剰防衛で処罰される
だからそういう事態にはならない
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武力紛争になる・・との回答を期待しているかもですが、双方の国で


大規模な反中、反日デモが起きたり強行な意見が出たりはするだろうけれど
お約束の欧米の介入が入って日本、中国、台湾独自の調査の他に調査団や
仲介が入る。
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