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転換社債について調べていた時に、何かで、「額面を割って流通している銘柄なら、償還の100円に向けて時価が上昇してくるので、いつ変換しても不利にならないというメリットがあります」という記事を読んだのですが、70円や90円といった値段で購入し、額面で返ってくるなんて、なんか話がうますぎるような気がするのですが、ほんとにそんなことあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

転換しなければ、社債として償還されますから、基本的に100円で償還されます。

「いつ変換しても不利にならないというメリットがあります」この意味は少し
不明確ですが。

どちらにしろ、現在70円とか90円が償還期限まで保有するとして利回り
を計算してみましょう。その利回り(年利)がかなり高いのであれば、発行体に
何らかの信用上の問題があるケースが普通です。(ゼネコンとか)
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この回答へのお礼

分かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/04/11 09:36

確かに転換社債の単価が100円未満になることはあります。



転換社債は、発行時に利率、年限、転換価格が決まっています。ここで、転換価格が決まるというのが転換社債の特徴です。転換社債はその名のとおり株式に転換できる債券として売買されています。(額面÷転換価格分の株式がもらえます)

例えば、転換社債の条件が、利率1.0%、転換価格1000円だったとします。この転換社債を額面100万円、単価100円で購入後、転換社債を発行した会社の株価が800円に下落した場合、転換社債の理論価格(パリティー)は、現在の株価800円÷転換価格1000円×100=80円になります。

額面100万円あれば、転換価格1000円で割って、1000株の株券がもらえますよね。でも、株価が800円に下落していたら、もらった1000株の価値は株価800円×株数1000株=80万円にしかならなくなります。だから、転換価格よりも株価が下がってる転換社債は100円未満の価値になる訳です。
逆に転換価格1000円で株価が2000円に上昇してたら、転換社債の理論価格(パリティー)は200円になってますから、これは満期まで待たずに株式に変えて売却しますよね。

実際には、市況や債券としての価値を考慮して、理論価格(パリティー)と転換社債の単価にはずれが生じています。このずれを乖離率(かいりりつ)といって、転換社債の単価が株価に対してどのくらい割安・割高になっているかを示します。

Rinchさんがおっしゃるように、債券として満期まで持てば(発行した会社ももてば…)100円で返ってきますけど、あまりに利回りが高いとちょっと心配です。
担保がついているかとか、格付けには十分に注意してください。

参考URL:http://www.nomura.co.jp/learn/firststep/cb.html
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この回答へのお礼

ありがとうございました。いろいろ検討してみます。

お礼日時:2001/04/11 09:40

 かっては倒産しても転換社債市場の信用維持のため個人投資家が買ったものについては、山一証券のように優先的に償還していましたが、最近は自己責任が求められています。

ヤオハン、国土開発に続いて去年には2部市場の川崎電気が倒産して、発行していた転換社債がデフォルト(償還不能)となりました。償還が2001年3月と迫っていたので、倒産前日の前年9月29日には83円90銭の値段がついていて1250万円の取引がありました。利率1.75% 年利回り40%となっていました。高利回りに目がくらんで倒産しそうな会社の転換社債を買うことのない様にする必要はあります。
(山一)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive …
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