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金利スワップ取引の時価評価:固定金利CFPV算出の割引率に変動金利を用いる理由を教えてください。

度々こちらでお世話になります。

今回は金利スワップ取引の時価評価について
質問があります。

期末に金利スワップを時価評価するとは
期末時点における
1)固定金利支払のキャッシュフローの現在価値
(CFPV)と
2)変動金利支払のキャッシュフローの現在価値
(CFPV)との
「損益差」を計上することと理解しています。

まずこの理解があってるかどうか疑わしいのですが。。。
質問したいのはもう少し先です。

上記CFPVの算出式は、割引率=rとして

?{利息÷(1+r)n}
=利息/(1+r) + 利息/(1+r)2 + 利息/(1+r)3 + ・・・・利息/(1+r)n
ですよね。

固定金利のCFPVも、変動金利のCFPVもこの算出式で求めるとの事ですが、
この割引率をその時点での変動金利そのものを用いる理由がわかりません。

いや、正しく言えば、変動金利CFPV算出に用いるのは
理解できますが、固定金利CFPV算出に用いるのは解せないのです。

この点についてどなたか、ご教授いただけないでしょうか。

A 回答 (1件)

 金利スワップの時価評価は、「将来キャッシュ・フロー(CF)の割引現在価値の差額を求める行為である」という理解で正しいかと思います。




 なぜ、固定金利にも変動金利を用いて割り引くかという質問にお答えする前に、「将来CFを固定金利で割り引く行為」に違和感を感じませんか?


 なぜなら、固定金利というのは、過去の取引時点から変動することがない「過去の将来予測」を元にした金利だからです。したがって、固定金利を用いて割引計算をするという行為は、「過去の将来予測」に従って現在価値を求めるようなものです。これはおかしな話です。


 一方で、時価評価というのは、「現在の将来予測」を元に資産を評価する行為です。「現在の将来予測」を変動金利に置き換えてみてください。変動金利は、将来の予測を織り込んで刻々と変化しますから、その時点での将来の予測にピッタリなんですね。


 ゆえに、「固定金利の将来CFの現在価値算出に変動金利を用いる」という行為は、「固定金利の将来CFの現在価値算出に『現在の将来予測』を用いる」という行為と言い換えてもよいと思います。変動金利についても同じです。

 
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