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日本語のアクセントについて質問です。
動詞に「~れた」活用がつく場合の
(例えば、「作る」⇒「作られた」、「包む」⇒「包まれた」など)
アクセントの法則などが詳しく書かれた書籍やサイトはありますか?
アクセント辞典を所持しておりますが、そのような活用形が載っておらず非常に苦労しております。
もし書籍やサイトが無いのであれば、知識がある方、法則などを書いて頂けると助かります。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

日本語教師です。

音声学を専門にしています。

別な回答に、

>文法にしてもアクセントにしても何が正しいかが全く定まっていない

という不思議な説がでていますが、そんなことはないです。
文法にもアクセントにも法則が存在し、法則に則って粛々と使われています。

また、日本の国語は、「国立国語研究所」がちゃんと管理していますよ。

どんな言語も、時代の流れとともに変化します。語彙も使われ方も発音も。
日本語のアクセントの変化は主に「平板化」と呼ばれるものですが、
これにもある法則が存在します。
音声をちゃんと学んだ者なら、あの言葉はきたる10年のうちにこんな風にアクセントを
変えていくだろう・・と予測さえできます。


さて、ご質問の回答です。

まず、日本語のアクセントは強弱アクセントではなく「高低アクセント」です。
そこを把握していないと、日本語として正しい発音が理解できません。
中国語の四声は有名ですが、
日本語には、相対音として高い音と低い音の2種だけです。

動詞の中には、平板型動詞と起伏型動詞があります。

平板型というのはアクセントの下がり目がない。(上がったまま終わる。)
  例: 言う(低高) わらう(低高高) つかまえる(低高高高高)
起伏型というのは語彙の半ばで下がり目がある。(下がって終わる。)
  例: 住む(高低)  歩く(低高低)  喜ぶ(低高高低)

このアクセントによる型(グループ分け)は「ます形」以外では維持されますので
動詞に「~れた」活用がつく可能形や尊敬形・使役形でも
同様になります。

「作る」も「包む」も起伏型動詞なので、可能形や尊敬形・使役形でも起伏型。
つくる → 低高低    つくられる → 低高高高低
つつむ → 低高低    つつまれる → 低高高高低

でも例えば「する」「使う」は平板動詞なので
する  → 低高     される   → 低高高
つかう → 低高高    つかわれる → 低高高高高

多くの外国人は「ます形」から学び始めますが、
ます形にだけは平板型・起伏型の区別がないので
その後の学習に混乱が生じやすいのです。
また、多くの日本語教師がアクセントのグループ分けにまで気を遣う余裕なく
文法的グループ分けだけで動詞を導入しますから、尚のことですね。
まして、母語としての国語教育では、音声学的な視点は全く教育されていませんし。


さて、以上のようなことが詳しく書いてある参考書として
国際交流基金の「音声を教える」を挙げておきましょう。
CDもついています。

お役に立てたでしょうか。専門的すぎましたか?
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>日本の国語は、「国立国語研究所」がちゃんと管理していますよ。



ここでやっているのは研究であって、管理はしていません。その成果は強制力もないし、もし強制したとしても誰も従わないでしょう(^_-) 権威が全くないのですからね。

平板化に法則があるのは当たり前です。それが正しいか正しくないかというと、それは誰もどちらが正しいと言わないし言えないというのが日本語の現状です。管理というのは一定の価値観を以てその是非を判定し、是とする方向へ日本語を導く努力をすることです。やっているのはいたずらな迎合だけ。清少納言がこの現状を知ったら怒りまくるでしょう(^_-)

 フランスやスペインは国家が正しい国語を規定して強制し、国民もそれに従います。国民が自国語を美しい言葉にしたいと願っているからです。日本にはそのコンセンサスもないしコンセンサスを作ろうとする専門家もいません。専門家はいたずらい若者の新しい傾向を是認するだけ(^_-)
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 下記にアクセント辞典が沢山並んでいます。

金田一さんのものが一番ポピュラーでしょうか。ただ、日本語は不思議な言語で、文法にしてもアクセントにしても何が正しいかが全く定まっていないのです。フランス語やスペイン語、ドイツ語などは国家機関が正しい国語を管理していますが、日本の文科省は全くそれをやっていないのです。ですから辞典に載っているからそれが正しいと考えるとそれは間違いということになってしまいますよ。最近アクセントは特に揺れていてどちらが正しいかわからないものがよくありますよね。たとえば熊。クにアクセントがあるのが従来のスタイルですが、最近はマにアクセントを持って来る人も沢山出て来ましたね。ロボット。ボにアクセントがあるのですが、ロに持って来る人も出て来ましたね。しかし、どちらが正しいかは全くわからないのです。それぞれ、自分が正しいと思い込んでいるだけなのですよ。
 英語は日本語にちょっと似ていて、正しい英語というのが存在しないのですが、事アクセントになると全く揺れがないのです。不思議ですよね。

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