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アメリカ、中国、フランス、イギリス、ロシア(すみませんちょっとちがうかも)が自分たちでは核を保有しているのにどうして廃止を訴えているのですか?これらの国では核は持ってても兵器では使用しないということですか?教えてください。お願いします。

A 回答 (9件)

なぜ常任理事国の核保有は許されて、それ以外はダメかというと



第一次世界大戦後の国際連盟の反省が根底にあるからです。

国際連盟と現在の国際連合の最大の違いを上げると、連盟は制裁措置は経済的な方法のみ、各国が同じ1票を持っていた、アメリカが参加しなかった、ということになります。

国際連盟は、大きな国も小さな国も同じ1票しかもっていないため、なかなかまとまることが出来ず、まとまっても経済制裁しか出来なかったため、秩序の維持が困難でした。アメリカが参加しなかったことも非常に大きな損失だったのです。

そして第二次世界大戦が始まってしまいます。

大戦終了後、国際連盟の反省をいかした組織つくりに着手するのですが、反省点を生かした大原則に
「世界の安定と平和に寄与するために、大国は責任と義務を負い、そのための手段を維持する」
というものがあったのです。

これにより制裁措置は軍事的行動を伴うことができるようになり(たとえばPKF)、各国の1票に対して常任理事国(責任と義務を負っている大国)は拒否権をもち、アメリカも参加することになりました。
これらの原則の中のひとつとして、大国である常任理事国は核兵器おも持ちうる立場であり、その責任と義務を負っている、だから持っていてもいいし、持っていても他の国々に「あんたらは持ってはいけない」と強く指導する権限を有している、とされているのです。

第二次大戦後60年以上、世界を巻き込むような軍事衝突は起きていませんからある程度国際連合の役割と目的は達成できたと言えると思います。
しかし、核兵器も60年前は高度で革新的な技術だったものの、現代ではちょっとしたレベルの工場でも生産できる程度の技術まで普遍化しています。
そのため、インドやパキスタンは世界の不評を買ってまで核兵器を持ちましたし、北朝鮮やイランなどが持つ努力を続けています。

そういう意味では、大国の責任と核兵器の廃絶はそろそろ別に考える時期に来ているといえるのかもしれません。
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この回答へのお礼

有り難うございました。勉強になりました。

お礼日時:2010/10/02 18:19

国連で第二次世界大戦戦勝国たる常任理事国が、自分たち


だけは保有して良いと取り決めたからです。
かように今もって戦勝国、とりわけ常任理事国は当然の
権利として自分たちの都合の良いように常に振舞っています。

この状態は、たとえば第三次世界大戦で、新たな勝敗国の
変化がなければ、もう変わらないでしょうね。
やはり、戦争はやるからには勝たねばダメだったんですよ。

かって日清・日露戦勝(実際は途中で講和条約を)で浮かれ、
勝算も無いのに多大な犠牲をはらって戦争を始めた、わが国の
成れの果てが、今の(これからの)日本です。
アメリカ・ロシア・とりわけ中国に何を言われても我慢我慢・・と?
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有り難うございました。勉強になりました。

お礼日時:2010/10/02 18:20

>自分たちでは核を保有しているのにどうして廃止を訴えているのですか?



国連常任理事国以外の国々が、核兵器を持つことを許さないからです。
核非拡散防止条約も、核保有国以外は「核の保有を認めない」との条約です。
つまり、この核非拡散防止条約=核保有国クラブに加入する事は「常任理事国の核兵器保有を認めた」事に他なりません。

ですから、インド・パキスタン・北朝鮮・イスラエル・イランなどは「当初から、核保有国クラブには加入していません。
また、政治的に「加盟していても、いつでも脱退する」と脅しをかけている国もありますよ。

特に、核保有国は「日本の核技術」を恐れています。
質問者様はご存知か否か分かりませんが・・・。
第二次大戦中、日本陸軍も原爆の開発を理化学研究所仁科研究室で「マル2計画」として開発を行っていました。
1945年に入り、基本的には開発に成功していたようですね。
ウラン鉱石が出る福島県石川町の人口数百人の山村に、B29が何故か執拗に攻撃を行っています。
また、ドイツのUボート2隻が「日本に向けてウラン・プルトニューム」を輸送しています。
(1隻は、連合軍の攻撃を受けて撃沈。もう1隻は、自ら連合軍に輸送途中降伏)
米軍の資料では、日本製原爆は超小型で「ゼロ戦に搭載可能」との事です。
今でも、日本は「潜在的核保有国扱い」なんです。
3ヶ月前後あれば、日本だけで原爆を作る事ができますからね。

>これらの国では核は持ってても兵器では使用しないということですか?

使いますよ。
使用しない事を宣言すれば、大金を使って核兵器を保有する意味がありません。
「わが国に攻撃を加えたら、確実に反撃する」という意思が、核の抑止力です。
オバマ大統領も「アメリカ側から、最初に核兵器を使用する事は無い」と言っているだけで、反撃にも使用しない!とは一言も述べていません。
核非保有各国から「核兵器使用禁止条約」の話がありますが、この条約に熱心に反対しているのが「日本」です。
「日本の安全は、アメリカ軍の核の傘にある」事が、歴代政権の基本です。

まぁ、現在では「中国だけが、核兵器の増産」を行っています。
日本の軍事都市・経済都市・政治都市には、しっかり照準が合っている事は公然の秘密です。
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有り難うございました。勉強になりました

お礼日時:2010/10/02 18:21

影響力を独占したいんですよ。


常任理事国は世界に対する責任があるからだそうです。
でも本音は俺たちだけが核持つから逆らうなでしょう。
 
兵器で使用しないというのは約束できません。
キューバ危機のときにはその寸前まで行ったとか。
 
ちなみにアメリカは軍事産業が50%以上だそうですね。
そりゃ、戦争やってないと在庫が増えるわけです><
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お礼日時:2010/10/02 18:22

>アメリカ、中国、フランス、イギリス、ロシア(すみませんちょっとちがうかも)が自分たちでは核を保有しているのにどうして廃止を訴えているのですか?



冷戦下に於いては軍事バランス・抑止力(反撃能力)の面で、開発・保有・配備したが、その後は維持管理やメンテナンスを考えた場合に段階的に縮小して行きたい。
ところが、新興国での核開発が進み、テロ組織への流出の危機もあり、現在、廃絶は最終目標として不使用・不拡散(技術や原材料含む)を取り決め、格保有量の削減が急がれている。
その為には、保有国相互に軍縮の一環として、核実験禁止、核拡散防止の取り組む必要性があるが、疑心暗鬼の面からも、米露のイニシアチブで行われているが、他の保有国は国際世論と費用面から総論賛成で口(くち)軍縮の割には、現状は様子見の状態。

また、搭載搬送技術や効率威力アップの各種の実験もシュミレーションで凡その事が出来るので、国際的な非難や事故等のリスクより、実際の投下実験は行わず、メンテナンスに注力している。



これらの国では核は持ってても兵器では使用しないということですか?

元より、人類破滅兵器と言われており、相互に使用すれば甚大な被害と惨状を呈する事は自明であり、保有が抑止力であり、所有目的も不使用の理由もその事に尽きる。
現実政治・外交・安保では、核保有のステータス(脅威・優越性)が、軍事バランスや国力&発言力の面もあり、使用はしないが持っている。

インド・パキスタン・北朝鮮・イスラエル・イラン等の核保有や開発に対しては、核軍縮や核拡散防止の流れに逆行しますので、自らの保有は論外に他の国の開発や実験や保有に反対しているのだが、身勝手や矛盾を追及されるのを避ける為に、核軍縮を熱心に説いている面もある。
保有国は既得権?として、その効果効能と発言力の威力を知っているので、核保有国メンバーの増える事は望んでいなくて、核縮小をしても保有国としての影響力はキープが本音です。
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お礼日時:2010/10/02 18:23

他の国には持たせたくないからでしょう。



特に、日本には持たせたくない。
経済的にも、技術的にも、日本には
その能力があるが、日本には持たせたくない。

日本が持てば、中国が困りますし、
アメリカから自律するかもしれないから
アメリカも困ります。

オバマさんが核廃絶を訴えたのは、
北の核保有で、大義名分ができた日本の
核武装を牽制するためだと思っています。
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お礼日時:2010/10/02 18:26

オバマ大統領がプラハで「核なき世界」を訴えた演説の裏には、


不景気の続くアメリカは、冷戦で増えすぎた核兵器を維持する費用も馬鹿にならず、
できれば削減したい。
それで浮いたお金を不景気対策や他に転用したい。
でもアメリカ一国では不安だから、みんな一緒に...そういう意図なのではないかと思います。
マスコミの論調は「オバマ大統領は平和の使者ゆえ」っぽいですが、それだけではないみたいです。
基本的に中国・ロシアは削減に前向きではありません。
フランス・イギリスはよくわかりません。
的外れならごめんなさい。
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お礼日時:2010/10/02 18:27

戦争に核を使うと地球最後の日みたいになりますから、お互いけん制しつつも開発したのですが、実際にはとっても怖いものを持っている自覚はあるんでしょう。

だから持ってる同士で相談してちょっとずつ減らしていきたいわけです。一国だけで廃止して丸腰になるのも、核抑止のバランスが崩れて怖いですし。とにかく最初から核武装してない国は気楽なもんです。核のない国にミサイルなど落としたら、国際世論からものすごいつるしあげをくらいますから。
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お礼日時:2010/10/02 18:30

あいつが持っているから俺も持っているけれど本当は持ちたくないんだよ


なんて演技をしているのです
それに核兵器は維持に金がかかるから少しでも減らしたという経済的理由もあるのです
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お礼日時:2010/10/02 18:28

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