アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

正統性(legitimacy)とナチスの権力掌握(Nazi rise to power)の関係について調べています。
ナチスはドイツ国内での権力をクーデターなどの手段を使わずに合法的に手に入れましたが、その過程と理由がいまいちわかりません。
正統性は国民が欲しがる国家安全や経済安定、身の安全の保障などを提供することにより、結果として手に入れることができると習いましたが、ナチスがその正統性を手に入れた過程や理由をうまく自分で説明することができません。
誰か詳しい方、うまく説明していただけませんか?

A 回答 (5件)

>>ナチスがその正統性を手に入れた過程や理由をうまく自分で説明することができません。



ヒトラーは、きちんと選挙で選ばれて議員になっていますし、総統就任の時は、国民投票で約90%もの支持を受けていたそうですね。ヒトラー本人は、民主主義を認め、信じていた人だそうです。ただ、自分は社会主義者であるとも信じていて、「世の中を社会主義的に変えていこうとも考えていた人のようです。ただし、「自由主義」だけは拒否していたようです。
つまりは、民主主義と社会主義は認めていたけど、自由主義は認めなかったようです。

質問の件ですが、なぜヒトラーが多数の支持を得たか?といえば、彼の政権は、穀物の生産者には「小麦を高く買い上げる」と言い、パン屋には「小麦を安く卸す」と言い、一般の人には「安くパンを買えるようにする」と言う、矛盾する約束を連発しまくったそうです。つまりは、できもしない大嘘をつきまくって、多くの国民の支持を得ることで正当性を手に入れたようです。

当然ですが、まともなドイツ人は、「また、ヒトラー政権がウソを言っているよ」と思っていたようですけど、第一次大戦で多額の賠償金を課せられて疲弊した国を蘇らせたヒトラーの実績もあったから、「彼なら、たがいに矛盾のある政策でも、なんとかうまくやってくれるのでは?」という期待もあったと思います。また、ヒトラーは黒魔術とも関係していたようですから、それを人心を操ることに利用したのかもしれませんね。

民主主義は、国民皆がかしこく認識力が高ければ良い方向に向かいますが、子供手当、高校授業料無料化などという「バラマキ」という名の票買収策に乗せられて、パクリと釣り針の餌に食いつくような愚かな国民ばかりなら、みんなで崖に向かう道を突き進むってことだと思います。

つまりは、多くの国民がヒトラーを支持し、正当性を与えるという愚かな選択をしたってことでしょう。日本国民が民主党を衆院選挙で大勝利させたようにネ。
    • good
    • 0

反応が無いのが気になるので、再度の書き込みですが。



ヒトラーの首相任命から大統領就任の過程は、史実を観ればクーデターそのものでしょう。
首相「任命」当時のナチ党の支持率は37.4%です。全く軽視できない数字ではありますが。
ヒンデンブルクから首相に任命された(投票ではありません)とたんに「民族・国家防衛のための大統領緊急命令」にヒンデンブルグのサインをさせ,言論・集会の自由、令状によらない逮捕の禁止など基本的人権を停止しています。
そういう状況下での1933年3月の総選挙で、公的権力も利用して選挙干渉をした上でもナチの得票率は43.9%だったわけです。
そして総選挙から18日後に「民族・国家の危機除去のための法律」=「全権委任法・授権法」を成立させ、ナチ党ヘの「全権委任」をしているわけです。そしてナチ党以外の政党を禁止しています。
なお大統領就任はヒンデンブルグの死去後「自動的」に首相と大統領の兼任を決めており、その信任投票で89%の「支持」を得ている。大統領選挙はしていません。
こういう言ってみればむちゃくちゃができたのはナチ党が兵力を持っていて力づくでテロ=恐怖政治ができたからですね。
このあたりは教科書的な本にも書かれていると思いますがいかがでしょう。

こんなことをしても国民を戦争に動員できたのは第一次大戦の賠償責任という到底不可能なものを戦勝国側に課せられていたから、それを打ち破るのは強権的な軍国主義・国家主義に頼る以外にない、という発想が受け入れられたというのが最大の原因と思われます。
つまりは第一次大戦からの継続なのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

わざわざ二回もありざとうございます。
返信するのを忘れてました。

お礼日時:2010/11/26 02:03

民衆救済の為、世界戦争の原因を作った極悪人に戦いを挑み打倒しようとしたんじゃbないだろうか



今はその極悪人の天下なので、ナチスが悪く言われているとは考えられないですか
    • good
    • 0

民衆を困窮させることで、利益を得ている連中に対し国民の怒りが最高潮に達したと言うことでしょう



日本の226事件は、一部のエリート将校の反乱で終わりましたが

ドイツの国民は教育の程度が高く、国民はそれを理解していたんじゃなかろうか

外国人労働者の流入による、失業が外国人の所為ではないことを知っていたってことでしょう

ヒトラー自身も、貧しい生活を送り、民衆側にいたから共感されたんじゃないですか
    • good
    • 0

実際の権力掌握の過程が今考えるような「正当」的なものではなかったのではないか、というあたりで史実を検討してみた方がいいんではないでしょうか。

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!