アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

こんにちは。
今回は体細胞分裂と減数分裂の具体例についての質問です。
生物の参考書では、「体をつくる細胞が増えること=体細胞分裂、生殖細胞を形成すること=減数分裂」と記載してあります。それをもとに、自分なりに思い浮かぶところとして、

「体細胞分裂」
1.切り傷・日焼けが治る
2.単細胞生物(細菌などの原核生物、アメーバ、ミドリムシ、ゾウリムシ、原生生物、珪藻(けいそう))の増殖

「減数分裂」
1.多細胞生物における受精卵内で起こる
2.減数分裂が起こる事よって、親に顔が似る・血液型の決定(遺伝に関連する事項)
 
この程度しか出て来ませんでした。。

私は大学で化学科を専攻していたので、知り合いから息子に理科総合を教えてくれと頼まれました。しかし、無機系の勉強を専門としていたので、生物の知識はスカスカの状態です。。
私は、教科書で学んでいることが実際の生活・環境にどうのように結びついているかをその息子さんに伝え、また興味を持ってもらいたいと思っています。ですので、この体細胞分裂と減数分裂に関した具体例や良い参考書などを教えて頂けると幸いです。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

減数分裂は、精巣・卵巣で精子・卵子が形成される場合に起こる


特殊な細胞分裂のことです。

それ以外の細胞分裂が、体細胞分裂です。原核生物の細胞分裂も
仕組み的には体細胞分裂と同じですが、原核生物には減数分裂が
ありませんので、切り離して考えておく方が良いように思います。

体細胞分裂では、まず染色体が複製されて倍加した後、分裂して
元の細胞と同じ染色体を持つ二つの細胞になりますが、減数分裂
では、その後、染色体が複製されずに更にもう一度分裂が起こる
ので、生じる細胞の染色体は、元の細胞の半分になります。

なお、半分というのは、元の細胞が父方由来と母方由来の染色体
を2重に持っているのに対して、減数分裂で形成された細胞は、
父方か母方かのどちらか一方しか持たないという意味で半分です。
もう少し詳しく言うと、ヒトの細胞は23対(対は2重の意味)の
染色体を持っていますが、減数分裂で形成される精子・卵子は、
23本(対でない)の染色体を持つということです。

ちなみに、その23本のそれぞれが、父方由来か母方由来かは、
ランダムになります。(組換えという現象も起こるので、実際に
はさらに複雑です)
同じ父母から生まれた兄弟が、似ていること、似ていないこと、
それらは減数分裂という仕組みが元になって起こっている現象と
いうことになります。

知り合いの息子さんにお教えになるのですね。巷に参考書の類いは
山ほどありますが、おそらく息子さん自身が副読本をもっていらっ
しゃるはずなので、その副読本を入手されて、精読(=理解)の後
に教えてあげられてはいかがでしょうか?この頃の副読本は、なか
なかよく出来ていて、あなどれませんよ(笑)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Hayate03さん、
ご回答ありがとうございます。
容姿の類似が減数分裂と関わっているというのはとても解りやすく、スッと頭の中に入ってきました。是非使わせて頂きます。
今まさに、その副読本を読解中です。。このような自分の知らない新しい分野を知る度、「参りました!」といつも脱帽しています。(笑 この「知る喜び」も知り合いの息子さんに伝えたいですね!

どうもありがとうございました!

お礼日時:2010/11/14 17:06

こんにちは。



同じ「細胞分裂」というカテゴリーではあるのですが、生物で発生する細胞分裂はほとんどが体細胞分裂で、互いに性質が大きく異なります。

体細胞分裂は、傷の修復ですとか、幼児の体が大きくなるときの細胞の増加ですとか幾つか例が挙がると思います。それに対して減数分裂は生殖細胞に局所的なので例を挙げるほどのバラエティは元々ないものと思います。減数分裂は生殖細胞だけで起こる非常に特殊な例だと捉えるのが分かりやすいと思います。

補足としてですが、なぜ減数する必要があるのかも合わせて確認しておくといいかもしれません。自分の染色体を半分に分けて独立した細胞にすることによって、もう片方の親と染色体のミックスがしやすくなるからというのが一つの答えです。環境に適用しやすくなるように多様な子どもができるよう生物が進化してきた結果とも言えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

h bopper2002さん、
回答ありがとうございます。補足にある「なぜ染色体が減るのか」、またそれは生物が多様性を求めた結果というのはとても新鮮なお話でした。どうもありがとうございます!

お礼日時:2010/11/14 16:51

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!