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古いアニメのDVDやブルーレイで
画面が常に左右上下に「フルフル」と震えたり揺れたりするのは何故ですか?

少なくとも放映当時はなってなかったように思いますが・・・。

A 回答 (2件)

はじめまして。



ブラウン管TVはオーバースキャンと言って、若干元の映像を拡大して走査線の切替や荒れ、震えが目立つ上下左右を最大5%カットして表示していました。
正確にはTVの筐体のブラウン管の枠の影に隠れて見えないようにしていたのです。
だから気付かなかった、だけです。
ところがPCや液晶TV、プラズマTVはアンダースキャンと言って画面に表示される部分全てを表示してしまいます。
なのでこれらの乱れが露呈してしまうこととなります。

もともと古いアニメは16ミリフィルム撮影ですし、極めて単純な機械的な走行方式ですので、ジッターはどうしても発生しますのでフィルムの走行に若干のガタ付きはつきものですし、元のフィルムの劣化もあります。

品質管理がキチンとなされていて、マスターフィルムの保管状況が良く、また丁寧に作製されれば大幅な乱れはそれほど目立たないのですが、中には元フィルムの劣化が激しいものもあります。
もちろん制作側もフィルムを複製したり、35ミリにブローアップしたりしてからデジタルリマスターします。但し複製や35ミリのブローアップは画質が劣化します。
これらの劣化はオーサリング段階である程度修正もできます。
フィルムの揺れも修正は可能ですが、そうなると一種の拡大切り出し(デジタル方式のビデオカメラの手振れ補正と一緒)となるので画質が劣化します。
オリジナルの画質を優先するか、それとも画質が劣化しても揺れを軽減するか、その辺は製作側の判断次第です。
但し古いアニメは需要が限定される傾向があるので、よほど「売れる」のが見込めない限り余り、製作側としてはリマスターやオーサリング工程では余りコストをかけたくはありません。
その辺の事情もあるでしょう。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/17 01:09

古いフィルムの場合、ポジフィルムの端にあるパーフォレーション(フィルムの送り穴)が経年劣化や使用による劣化でエッジが緩くなったり大きくなったりしてしまい、テレシネをする際のフィルム位置の保持が甘くなっているためだと思います。



アニメに限らず、古い映画などだとよくあります。
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この回答へのお礼

映画でもあるのですね、ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/17 01:10

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