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 不動明王様にお詳しい方の御回答を宜しくお願い申しあげます。
 
 質問は以下の2つです・・・
 
質問(1):不動明王様のご真言の冒頭部分ですが、
 
『のうまく【さまんだ】・・・』と
『のうまく【さんまんだ】・・・』
と、言い方が2つに別れているようですが、どちらが正しいのでしょうか?
  
 ネットで沢山調べても、【さまんだ】と言う所もあれば、
 【さんまんだ】と言う所もあり、ご真言としてはどちらが正しいのか、はっきりしません。
 
 
質問(2):不動明王様の手印についてですが、
 
 九字の中の、
【臨】の『独鈷印』を結ぶという説と、
【者】の『内獅子印』を結ぶという説があります。
 
 これもネットで沢山調べたのですが、
 『独鈷印:不動明王』という所と、
 『内獅子印:不動明王』という所があり、
 どちらが正解なのか、はっきりしません。
 
 
 以上2つの質問に、どうか御回答頂ければ幸いです。
 お詳しい方、何卒御教授の程、宜しくお願い申しあげます。
 
 長文駄文失礼致しました。

A 回答 (2件)

私も、印相の方は分からないのですが、真言の方は、先の回答者のおっしゃるようにサンスクリットの音訳ですので、二種類の読み方があるのだと思います。



真言は、訳すに訳せない“秘密の呪文”ですから、サンスクリットの発音に似た発音を持つ漢字を羅列して表わしています。
で、不動明王の真言の冒頭部分は、「曩莫三曼多……」という漢字を当たわけですが、問題の部分は「三」という漢字を当てています。
サンスクリットの元々の発音を私は知らないのですが、「三」ですから、「さ」とも「さん」とも読めるため、二種類の読み方ができあがったのだと思います。

『般若心経』では、「観自在菩薩」を、「かんじーざいぼーさ-」と読みますが、「菩薩」は「菩提薩“土垂”」の略で「bodhisattva」の音訳です。これをカタカナで表記すれば「ボーディサットバ」です。普段の読み方では「ぼだいさった」略して「ぼさつ」と読みますが、経典を読む時は「ぼーさー」と発音します。

そういうのと同じで、もともとの発音から漢字を当てたわけですが、時代を経て、読みやすい方に流れていき、今の読み方は元のサンスクリットとは全然違う読み方になっています。

特に宗派によって読み方が変わったりする場合が多々あって、おっしゃっているお不動さんの真言も、真言宗内の各派、天台宗など、宗派によって違うのかもしれませんから、一概にどちらが正しくてどちらが間違いとは言えないのかもしれません(このあたりは専門外なのでよく分かりません)。

ちなみに、「曩莫三曼多……」の「曩莫」ですが、別の音訳では「南無」と表記します。
音訳が違うため、「のうまく」と読んだり「なむ」と読んだりしますが、どちらも意味としては同じ、「帰命(帰依)いたします」になります。
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この回答へのお礼

有難うございます。
大変勉強になりました。

読みかたはどちらでも正解なんだということ、要は心願なんだと理解致しました。

この度は御教授、誠に有難うごさいました。

お礼日時:2010/12/01 01:48

 んー・・・「印」の方は私も情報不足なのですが


真言の方は、サンスクリット語の

「ナーマク サーマンダー バーサラナン」

・・・が元になっていると思われますので、「さまんだ」が
近いのではないでせうか(酔汗)
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この回答へのお礼

有難うございます。
サンスクリット語について、私も少し勉強しなければいけませんね。
有力情報、どうも有難うごさいました。
m(_ _)m

お礼日時:2010/11/30 21:37

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