アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

私は水質分析の仕事を主としているものです。
硬度(カルシウムとマグネシウム)はEDTAを用いた、
キレート滴定で行っています。
その際、他の重金属のマスキング剤としてシアン溶液を加えます。
春先のことですが、新人の教育にあたって、硬度の分析をさせたら、
なんとシアン化カリ溶液をピペットで口で吸い上げようとした奴がいました。
「死ぬぞ!」と怒鳴りましたよ・・・
そこで、ふと思ったのですが、シアンで死ぬ時は苦しいんでしょうかね?
苦痛が少なければ安楽死にも使えますよね?

A 回答 (8件)

#7です。


ちょっと補足です。
その他、農薬などの毒物もそうですが、意識を失うという作用はそれそのものにはなく、症状(酸素が足りなくなって)がひどくなっていって意識を失う感じです。
シアン化カリウムは飲んだ後、胃酸と反応してシアン化水素になります。それが気管の方まであがってきて、それを吸い込んでしまいます。肺から吸収されると(致死量の場合は)すぐに血液に乗って全身に回り、数秒で症状がでて数分で亡くなってしまいます。量が少なければこれらの時間は長くなります。

そうですね・・。致死量の場合はすぐに症状がでてしまうので本人が「苦しい」と感じる時間は短いかもしれないです。
少なくとも「安楽」ではないと思います。

回答が「苦しい」・・・?
    • good
    • 5
この回答へのお礼

補足までして頂き恐縮です。
薬物中毒で意識を失う理由がわかりました。
たしかに、脳は大量の酸素が必要ですし
(ついでにいうと多飯食らい:笑)。
あと、シアン化水素は肺から吸収されるんですね。
私は、毒性を持つのはシアン化水素の方と知っていましたが、
吸収は胃からされるものと思い込んでいました。
kick-startさんはもしかして、法医学の専門家ですか!?

お礼日時:2003/08/26 02:57

「苦しい」と思うかどうかはどのような障害がおこっているのであれ、意識のあるなしにかかってくると思います。


意識があるうちに呼吸障害が起こってくるので苦しいと思います。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
苦しいかどうかは、確かに意識があるなしの問題ですね。
シアンは意識があるうちに呼吸障害をおこすとは知りませんでした。
ただ、化学実験の事故例では、
「シアンを飲んでしまって、すぐに意識を失った」
というものがあるらしいので・・・

お礼日時:2003/08/25 19:54

#2 です.



>ただ、普通の窒息とちがうので、その辺どうなんでしょう?

大学の保健体育の時に習ったことで言いますと,
窒息時の苦しさは,主に血中の二酸化炭素濃度が
上がることにより発生します.
だから,息を十分吐いて二酸化炭素の濃度を薄くしてから潜水すれば,かなり長くプールで潜っていられると教わりました.
したがって,私は,医学の専門家ではありませんが,
どのような原因であれ,二酸化炭素濃度が高まれば
相当に苦しいのではないかと思います.


「仮に」ですが,ネットのような不特定のかたの閲覧する可能性のある場で,「楽に死ねる」という意味の回答は
良識のあるかたはしないと思います.


ただし,上記回答はそういうこととは無関係な私の
勝手な理解です.
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
二酸化炭素も関連しているとは初耳でした。
「楽に死ねる」云々のご指摘に、私もはっとしました。
私の質問は、もとは科学的興味からとはいえ、倫理的に問題がありますね。
ご指摘いただき、改めてありがとうございます。

お礼日時:2003/08/25 19:47

 当然ながら,飲む量にもよりますが,青酸化合物では即死にはなりません。

ですので,短時間とは言え苦しむ事になります。

 なお,下記サイト等によると,青酸化合物の致死量は『KCNを服毒した場合、0.15~0.3g/人、青酸ガスでは0.2~0.3mg/lと考えられている』そうです。

 で,その作用は『呼吸中枢や頚動脈小体に障害を与える』事や『ヘモグロビンと結合し、酸素運搬機能を低下させる(毒性作用の程度は低い)』事によります。つまり,酸素が細胞に運ばれなくなり,窒息死するわけです。

参考URL:http://www3.kmu.ac.jp/~legalmed/lect/index.html, http://www.tokyo-eiken.go.jp/topics/chudokuc.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
呼吸抑制の作用があるとは初めて知りました。
ヘモグロビンへの作用が主だと思い込んでいたので・・・
あと、アルカリによる粘膜腐食もあるようですね。
因み、普段使う、シアン化カリ溶液は安全のため、更にアルカリを強くしてます。

お礼日時:2003/08/24 16:06

sirkumaさん、こんばんは。



全く化学的でなくて申し訳ないのですが・・
やっぱり、人間が死ぬということは、すごく大変なことだと思います。
結構人間って、そう簡単には死なないです。
私も腹膜炎起こしかけて、あと数日遅かったら・・
といわれたような大病したことありますが
オペしたら、今では元気です。

そんな人間が一瞬にして死んでしまうのですから
時間はかからないとはいえ、末期の苦しみは相当なものではないでしょうか。
老衰でもない限り、苦しまずして死ぬことはありえないんじゃないでしょうか・・

shirkumaさんも、劇薬を取り扱われるときは、ご注意くださいね・・・
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。
なんだか哲学的な雰囲気もするご回答ですね。
ええ、毒物劇物は注意して取り扱ってます。
あと、管理責任者なので保管も気を使っているんですよ。

お礼日時:2003/08/24 15:58

医者の父に聞きました。


「そりゃ苦しいやろ」だそうです。
以上です。私は詳しいことはわかりませんので。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。
苦しいと考えるお医者様もいらっしゃるんですね。

お礼日時:2003/08/24 15:55

もちろん,詳しくは知りません.



ただ,高校で習った知識では,シアン化カリウム(青酸カリ)は,チトクロームCという呼吸に必要な物質と結合して
しまい,人間の呼吸活動を阻害するために死に至らしめる
という認識があります.

となれば,窒息死に近いモノであろうと推測します.
苦しいと思います.

それでは.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
ただ、普通の窒息とちがうので、その辺どうなんでしょう?

お礼日時:2003/08/24 15:54

シアン化カリウムはヒ素同様呼吸を阻害しますので,そんなに苦しむことはないのではないでしょうか.

    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
シアンは細胞呼吸を阻害するんですよね。

お礼日時:2003/08/24 15:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!