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試乗した2000年式、マニュアルのRover Miniですが、一般道での流れに沿った走行下において、1速(発進)から2速、及び3速から2速にシフトチェンジする際、ギアが弾かれるような感触と音がする事がありました。
同条件にて、ニュートラルで一呼吸置いてからシフトチェンジした場合は、問題無くスムーズにチェンジできました。
Webやこちらの質問、回答に出てくる「シンクロ不良」の可能性を疑った方が良いでしょうか?
或は、ニュートラルで一呼吸置けば問題無いので、正常範囲内と捉えるべきなのでしょうか?
ご存知の方、いらっしゃいましたら、アドバイスをよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

 ども、30年来の太古英車乗りで、現在は生涯3台目のミニ乗りでもあります。



 御質問の症状は、ちょっと微妙なんですが。

※基本的には、ミニだとそんなモノです。っと言いますか、新車でもその様な症状の傾向があります。
 『まだ10年しか経ってないのに』と思われるかもしれませんが、同じ年式の他のクルマとミニは全く違います。トランスミッションの中身はミニの前に作られていたA40というクルマとほぼ同じで、これの設計は'50年頃です。つまりクルマの年式が10年前でも60年前に設計された変速機、というワケで、要するに60年前の機械の能力しか持ち合わせていないのがミニの変速機です。

※元々シンクロとは、『変速時の補助』程度の効果を期待して付けられていた装置で、決して現代のクルマのシンクロの様に『初心者でもラクラク変速出来る』様にするモノではありませんでした。
 A40やADO15(ミニ)はまさしくそういう意図でシンクロが設計されていた時代のクルマで・・・『3速から2速にシフトチェンジ』で、回転数を合わせたりシンクロが作動する時間を置くことをせず、全く無防備にシフトダウンしたのであれば、それは太古車乗りにとって『背筋が凍る』操作です。(そういう変速では、シンクロが急激に痛みます。正直なところ・・・『知らないってのは恐ろしい~』というキモチです。)

※但し、最初に『御質問の症状は、ちょっと微妙なんですが』と断ったのは、御質問の中に多少気がかりな点もあったから。
 『1速(発進)から2速』も同様に妙な感触があったとのことですが、シフトアップでのこの様な症状は、健全に使用されて来た(=ちゃんと毎年点検整備されていた)ミニではそれほどひどくは出ません。
 勿論、上述した様に新車でもシフトアップ時の引っ掛かりは見られますが、もしシフトアップを一瞬ためらうほどの激しい反力感があったのなら、原因は2つ考えられます。

(1)まずオイル
 ミニはエンジンオイルで変速機を潤滑するという構造上、オイルの劣化には世界一シビアなクルマです。
 エンジンオイルの交換サイクルは、一般的にはカーメーカ指定の距離(普通は5,000~15,000kmとマチマチ)、風説では3,000km毎(工学的な根拠はありません)などとも言われますが、ミニの場合オイル劣化は即シンクロの作動不良につながり、『走行距離に関係なく、変速し難くなったら』オイルを交換する必要があります。(具体的には3000km以下、オイルの銘柄や運転パターンによっては、2000km辺りから変速し難くなり始めます。)
 運転されたそのミニ、意外にオイルを交換するだけでアッサリ改善する可能性はあります。

(2)次に、御指摘の様に『シンクロ不良』
 ミニは40年以上の歴史の中で、生産メーカが何度も変わりました。で、'00年式というとローバー社が設計変更を加え製造・販売していた最終型ですが、輸入元であるローバージャパンは、過去に何を間違えたのか新車のミニのオイル交換サイクルを、当時の日本車並みに『10000km毎』とか『15000km』と提示していた時代がありました。
 古くからのミニ乗りや太古車の知識があるヒトは、当然こんなウソっぽい情報に従う事はありませんでしたし、そもそもローバージャパン自体'00年には訂正していたと記憶していますが、しかしローバー時代のミニは、ミニのことをよく御存知ない方々が『カワイイという理由だけで』購入し、12ヶ月点検をロクに受けず乗りっ放しにした個体が多いです。
 そういうオーナにより何年も使われていたなら、シンクロが極端に弱っている可能性は十分あります。もっとも12ヶ月点検を受けていないミニは、シンクロよりもっと深刻な個所(懸架装置のリンクのボールジョイントなど)が弱っている可能性が高いですが。

・・・っというワケでそのミニ、購入を御検討されているということなんでしょうか?変速機の状態は『明確に痛んでいる』のか『騒ぐほどのことではない』のか、文章だけでは判断が困難です。何方かミニを所有していた経験があり、また構造や整備に関してある程度以上の知識を持っているヒトに判断してもらうべきだと思いますが・・・。
 尚、ワタシだったらどうするか?というと、多少変速し難い程度のシンクロの劣化など無視です。(『ガリガリ!』『ドッカン!』などの打撃音を伴わずに変速出来るのであれば、ミニにとっては年式なりの劣化に過ぎません。)
 オリジナルのミニは最終型でも既に10年経つ太古車です。ボディのサビとかエンジンのオイル漏れの量(ミニではオイルがにじむのは当り前で、問題はどれほどにじんでいるか?です)など、重視すべき部分は他にあります。

この回答への補足

「ただ2オーナー目以降で距離が急激に伸びている事と、整備の手薄感が有る事が少し気にはなりました」
上記は前回の記録簿上の整備内容の少なさから見た、単なる憶測です。
前々回までがかなり細かくなされておりましたので。
実際の所は分かりません。

補足日時:2011/01/15 22:52
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この回答へのお礼

こんにちは。

とても参考になるお話をありがとうございます。
異常なのか許容範囲なのか?判断基準がわからず、悩んでいます。
おかげさまで、おぼろげながら考え方がまとまってきました。

本車両をもう一度改めて試乗してみました。
1→2速はやはり、ニュートラルで一度休んでから入れればうまく入ります。(自分は、まあなんとか許容範囲かなぁ。。と考えました)
しかし3→2速は、例えばエンジンブレーキを使うつもりで、

1.3速で40km位の速度で走行中に
2.ニュートラルにする
3.そのまま何秒か経過してから(2秒から5秒位かそれ以上を何回かトライ)
4.2速に入れる

というような操作を行ってみましたが、必ず「ガーッ!」というような激しいギア鳴りのような音と反動が有りました。
恐ろしくてギアをそれ以上押し込む事はためらわれました。
尚、車速がおおよそ20~30km以下であれば、3→2速は問題無く入りました。

症状を店員さんに告げて、私が同乗し、試して頂きました。
結果は店員さんの運転でも全く同様でした。
また店員さんは上記の操作に併せて、ニュートラル中にアクセルを踏んでエンジンの回転を上げてから2速に入れる操作を試みていましたが、うまくいかないようでした。

エンジンオイルの件は私もとても気になりました。
ですが「交換してから試乗させて」とはさすがに言えませんでした。
ただ目視では驚くほどきれいな状態でした。

店員さんは今回初めて症状に気がついたようです。
試乗後(店員さんが)ミニに詳しい業者の所に連絡をして、口頭で症状を伝え状態を確認されておりました。
その範囲ではどうやら「シンクロの可能性は十分に考えられる」となったようです。

ボディーや内装の程度がわりと良く、記録簿もあり、実際の整備もマメに行われていたようでした。
(ただ2オーナー目以降で距離が急激に伸びている事と、整備の手薄感が有る事が少し気にはなりました)
悩みましたが、今回は一旦購入は控えようかと考えています。
私の判断が正しいという確信は有りませんが。

もし、上記の事から他に良いお話が伺えればよろしくお願いいたします。
有り難うございました。

お礼日時:2011/01/15 22:46

試乗でしょ?売りに出してる最中のクルマでしょ?こういうの、たまにあるっすよ。

別にローバーだからとかミニだからっつーんじゃなくって、故障しないと根拠もなく信じられてる国産車でも。

っつーのもね、その手の違和感ってMTなら起こり得る事っすよ。
弾かれるって原因はいくつかあるっす。たまたまローバー以前のミニの場合シンクロ不良がほかのめーかーより多く発生するからちょっと何か起こると「シンクロじゃね?シンクロなんじゃねえの??」って過敏になっちゃうけど、まず疑うべきはクラッチペダルからクラッチアクチュレーターを繋いでいるワイヤの伸び、なんっすよ。MTの個性の差っつーのはこのワイヤがまっサラな工場から出し立てのモノだったら伸びが発生しちゃうけど長い事店頭置きしてた的なワイヤだと置いとくだけである程度固くなっちゃうから伸びがあんまり発生しないんっすよ。運転してる側から言わせると伸びると『踏んでるのにクラッチが切れない』っつー現象が起きちゃう。
だって、MTだとクラッチ切らなくてもフツーにNには入れられるから、ね。それだけですぐにシンクロのせいにするのは時期が早いっすよ。輸入車でも国産車でもMTならワイヤ調整は宿命で必須っすから、順番を追って確認してかないと、ね。。

っつー事で売りに出してるクルマでしょ?「大体イイんだけど、どうもクラッチの切れが悪いだよなぁ」ってお店にぶつけるのが正解っす。ワイヤの伸びならほんのちょっとの調整だけで終わるからちゃんとしたお店ならコーヒー飲んでる間に調整が終わっちゃう。調整費用だってン千円の世界っすよ。
けどオークションでテキトーに買ってきて横流し的に売っちゃう素人同然のお店や自動車整備はお金が掛かる的になんにもやらないお店だったらなんにも調べてないのに何だかんだと言い訳付けて(たいてい雑にシンクロのせいにするっすね)「大丈夫っす」っつって逃げるっすよ。

そういう感じを見つけたっつーのは、何気にラッキーっすね。そういう違和感をキッチリ答えてやってくれる店だと100信用できるっすけど、返答がワケ分かんねえ店だと「そこで買っちゃダメ」「そいつらと関わり合うと、ダメになる」典型の店っすから。個人間取引だと、尚更っすわ。
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この回答へのお礼

こんにちは。

試乗後、スタッフの方の運転に同乗して、確認して貰いました。
「1→2速や3→2速のシフトチェンジは、あまり素早く行うとこのような症状が出る事が、ままあります」。
「ニュートラルで一呼吸置くような感じで操作すれば問題ありません」。
というようなお話をされました。

私の方に知識が無いため、それ以上の質問は出来ませんでした。
アドバイス頂いた事を踏まえて、もう一度確認して見た方が良さそうですね。
ちなみに車両は下取り車で、店舗は操業40年ほど、スタッフは60代の方(おそらく店長)でした。

為になるお話を有り難うございました。

お礼日時:2011/01/10 15:49

2000年式の車でしたら正常範囲内とは決して言えないと思います。


異常がある事は間違いないと思いますが、修理するとかなり高額の物になる可能性が、
有ります。
私ならダブルクラッチを使い回転を合わせる感じで (^^ゞ
乗り潰すか他の車に触手を伸ばすか?
この手の車は、出会い、思い入れ、価格との折り合いでしょう。

人によっては問題ないよと云う方も多いと思いますヨ。(^<^)
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この回答へのお礼

こんにちは。

なるほど。
やはりちょっと考える必要がありそうですね。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/10 09:40

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